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痔にご利益!大阪「廣田神社」にはアカエイの神様がいる!?

  • 2021.5.5
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「廣田(ひろた)神社」は大阪市浪速区の町角に位置する小さな神社。ですが地元では「痔」にご利益がある神社として、昔から人気を集めています。

しかも珍しいことに、廣田神社の神使(神の使い)は魚の「アカエイ」で、このアカエイが痔を治してくれるのだとか。いったいどういうことなのでしょうか?

大阪「廣田神社」の歴史と祭神

大阪府「廣田神社」の創建年代ははっきりしていませんが、日本神話に由来を持つことから、歴史の深い神社だと考えられています。

応神天皇の母「神功皇后(じんぐうこうごう)」は、海上で敵と戦っている時に占いを行いました。すると「廣田の地に天照大御神の荒魂(あらたま)を祀れ」という神託が下ったといいます。

これが廣田神社の由緒で、廣田神社の主祭神は「撞賢木 厳之御魂 天疎 向津姫命(つきさかき いつのみたま あまさかる むかつひめのみこと)」というのですが、これは天照大神の「荒魂」のことです。

荒魂とはその名の通り荒々しい、荒ぶる魂のことで、天照大御神をお祀りしている伊勢神宮の別宮「荒祭宮」にも、同じ荒魂が祀られています。

過去には聖徳太子が建てたことで有名な「四天王寺」の鎮守社(お寺を守護するための神社)にも指定されていました。

また兵庫県西宮市にも、まったく同じ名前と由来、祭神をもつ「廣田神社」が存在します。ですが大阪府の廣田神社には、西宮の廣田神社にはない独自の要素があります。

それが、「痔」と「アカエイ」です。

廣田神社のご利益は痔平癒!アカエイが痔を治す?

廣田神社の神使(神様の使い)は魚の「アカエイ」です。このアカエイは地元では「アカエ」と呼ばれ、痔にご利益があるとされています。

この廣田の地は元々漁師の町で、アカエイがよく獲れました。アカエイは美味しいだけでなく漢方薬としても用いられたため、病気平癒のご利益がある土地の神様として信仰されてきたのです。

ですがアカエイの尻尾には痛みと毒を持つトゲがあったため、漁師はアカエイを捕らえるとまずその尻尾を切り落としました。

そして漁師の職業病といえば、舟底の冷えなどが原因で起こる「痔」です。そこでこの町では「痛みの元であるアカエイの尾(お尻)を切る」ことで、「お尻の痛みを断ち切る=痔を治すことができる」と考えられるようになったのです。

今では毎年多くの痔に悩まされる人が廣田神社を訪れ、痔平癒を祈ってアカエイの絵馬を奉納しています。

大阪「廣田神社」の境内

大阪府浪速区には、大阪でもっとも人気な神社の1つである「今宮戎(いまみやえびす)神社」があります。商売繁盛の神様「えべっさん」で有名な神社ですが、廣田神社はこの今宮戎神社の裏門から、北へ1分ほど歩いた先にあります。

住宅街にポツンと鎮座する小さな神社ですが、これはそれだけ、廣田神社が地元庶民の生活に根ざした神社であった証拠といえるのかもしれません。

拝殿内には大きなエイの絵馬が飾られていて、本殿の裏にはお稲荷様を祀る「赤土稲荷神社」があります。家内安全や商売繁盛などにご利益があるので、廣田神社を訪れた際にはぜひこちらでもお参りしていきましょう。

痔に悩まされる方はもちろん、今宮戎神社に参拝に来た方もぜひ一度、廣田神社へ足を運んでみてはいかがでしょうか。

廣田神社へのアクセス

◆所在地
〒556-0004 大阪府大阪市浪速区日本橋西2丁目4-14

◆電話番号:06-6641-1771

◆アクセス
南海高野線「今宮戎駅」より徒歩3分
※駐車場:なし

◆ご祭神
向津姫命(むかつひめのみこと)

◆主な祭事:例祭

(夏藤涼太/ライター)

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