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【祖父母世代&子育て現役世代】子育ての常識ギャップを埋めるにはどうすればいい?昔と今の子育ての違いも解説◎

  • 2021.5.4
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昔と今では子育ての常識が違うって本当?

祖父母に子どものお世話を手伝ってもらうと、そのやり方や考え方の違いに悩んでしまうパパやママが多いそうです。

子どもを大切に思う気持ちは同じのはずが、現役のパパママたちからは「古い育児のやり方はやめてほしい!」、祖父母世代からは「せっかく手伝ってるのに!」と、それぞれの意見が対立しギクシャクしてしまうことも…。

赤ちゃん 子育て

正しい知識を共有することが大切

実は、ここ30年ほどの間に子育てや子どもの医療に関する常識は大きく変化しており、そのことで現役ママ世代と祖父母世代とのあいだで「子育ての常識ギャップ」が生まれているのだとか。

お手伝いをしてもらえるのはありがたいですが、今の時代に合わせた子育てのやり方を共有したいというのが現役パパママの本音ですよね。

お互いが歩み寄り正しい知識を共有すれば、祖父母との関係性をより良いものにしていくことが出来るはずです。

まずは、昔と今の子育ての違いをチェックしていきましょう。

昔と今の子育ての違いとは?

赤ちゃん 親子
・抱き癖

昭和40年ごろに大ベストセラーとなった『スポック博士の育児書』という書籍に由来し、赤ちゃんは泣いてもすぐに抱っこしてはいけないというのが当時の考え方でした。

しかしその後、赤ちゃんが泣いても一切抱っこをしないことで、心身の発達と親子関係に問題が生じるという警鐘が鳴らされ、今では赤ちゃんは積極的に抱っこをしてあげましょうという考え方が主流です。

そのため現在は、抱き癖を気にする必要は全くありません。

パパママ世代も祖父母世代も、赤ちゃんが泣いたら沢山抱っこをしてあげましょう。

・室内での靴下
赤ちゃん 子育て 足

祖父母世代から「靴下を履かせないのはかわいそう」と言われた経験のあるママやパパは多いそう。

しかし、赤ちゃんは手足で体温調整を行っていますので、夏場や暖かい室内・就寝時などに靴下を履かせていると、熱が体内にこもってしまい脱水症状を引き起こすことがあります。

そのため、赤ちゃんの背中が暖かいときには、室内であれば手足が冷えていても靴下は必要ありません。

また、裸足のほうがハイハイをするときも踏ん張りやすくなります。

・母乳やミルク
赤ちゃん 子育て ミルク

昭和40年頃はミルク至上主義の時代で、母乳よりもミルクのほうが栄養価が高いとされていました。

そのため、母乳育児をしているママに対して、「母乳は足りているのか(栄養は足りているのか)」という確認をする祖父母が多いそうです。

そういった背景があるにしても、母乳育児かミルク育児かの質問は何だかモヤッとしてしまうこともありますよね。

当たり前のことですが、ミルクであっても母乳であっても愛情たっぷりの子育てに変わりはありません。

また、昔は3時間おきに授乳をするというのが一般的でしたが、現在では母乳なら赤ちゃんが欲しがったときに授乳することが推奨されています。

・離乳食
赤ちゃん 子育て 離乳食

昔は、生後2ヶ月から果汁を与え4ヶ月から離乳食を開始するというのが一般的な流れになっていました。

また、大人がかみ砕いた食べ物を与えることを推奨していたのだそうです。

現在は、離乳食の開始時期は5~6ヶ月頃からゆっくり進めることが推奨されており、離乳食開始前には母乳とミルク以外には必要ないとされています。

また、大人から虫歯菌が移ることを避けるために食べ物をかみ砕いて与えないことや、スプーンや箸も別の物を使うことが大切です。

・卒乳やオムツ外しのタイミング
赤ちゃん 子育て オムツ

昔は赤ちゃんが1歳になるまでに断乳することが推奨されていましたが、現在は赤ちゃんが自然と離れるまで授乳しても問題ないといわれています。

おむつ外しも同様に、昔は早く外すのがよいとされていましたが、現在は子どもの様子を見ながら徐々に進めることが大切だとされています。

パパママ・祖父母みんなで赤ちゃんの成長を暖かく見守っていきたいですね。

子育ての常識ギャップを埋めるには、どうやって伝えるのがいい?

祖父母 子育て

では実際に、祖父母との間に子育ての常識ギャップを感じたときにどのように伝えるのがベストなのでしょうか。

多くのママやパパが実践している方法としては、角が立たないようにやんわりと伝えるというやり方。

妻側の祖父母であれば妻から伝える、夫側の祖父母であれば夫から伝えるなどもポイントです。

病院からもらったパンフレットや書籍を見せて説明するなど、事実を丁寧に説明しましょう。

なかなか理解を示してもらえない場合には…

アレルギーや病気など命にかかわるような場合には、検診時やかかりつけの小児科へ行くときに祖父母についてきてもらうというのもひとつの手です。

お医者さまからの説明や指導で、重大さに気が付いてくれることもあるようです。

程よい距離感と感謝の気持ち

感謝 気持ち

この30年ほどで大きく変化している子育ての常識。

自分たちが祖父母世代になったときにも、今の子育てが常識ではなくなっているかもしれませんね。

そう考えると、大切な我が子を育て上げてきたそのやり方が、一言で「古い!」と言われてしまったら、少し寂しい気持ちになるのも理解ができます。

祖父母との程よい距離感と感謝の気持ちを忘れずに、子育てギャップを上手に埋めてよりよい関係性を築いていきたいですね。

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