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皮脂のとりすぎは禁物!肌に適切な「皮脂量」をキープするコツ

  • 2021.5.4
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汗や皮脂量が増えてテカリやすい夏のシーズン。肌の脂っぽさが気になって、つい皮脂を取りたくなるけれど、皮脂は適切な量のキープしておかないと、むしろ肌トラブルの原因になるとプロは言う。そんなテカリやすい夏に役立つ「皮脂」との上手なつきあい方をご紹介。(フロントロウ編集部)

そもそも、皮脂って必要?

米コネチカットに拠点を置く皮膚科専門医のアリシア・ザルカ医師によると、皮脂とは、身体のいたるところにある皮脂線から分泌される油状の物質のこと。主に頭皮、鼻まわり、額などのTゾーンは分泌量が多く、肌にうるおいを与え、しっとりとした質感を保つ役割を担っている。

画像: そもそも、皮脂って必要?

ザルカ医師は「皮脂の主な機能は、肌のバリア機能の維持すること。外部からの刺激物の侵入を防ぎ、肌にうるおいを保つことにある」と米Skincare.comで説明。また、肌のうるおいを保つことで乾燥やエイジングサインを防ぐ機能も兼ね備えているため、ある一定の量はキープする必要があるという。

どのくらいの皮脂量が「適切」?

とはいえ、皮脂量の分泌量が多すぎると、テカリやべたつきが気になったり、毛穴が詰まって肌トラブルを引き起こしたりすることもある。では、肌のうるおいをキープするだけの「適切」な皮脂量とは、一体どのくらいなのだろうか。

画像: どのくらいの皮脂量が「適切」?

ザルカ医師によると、皮脂量の過剰分泌の目安は、ニキビ、赤ら顔、毛包炎などの「肌の炎症」が起きているかどうか。これらの肌トラブルは、皮脂の過剰分泌で引き起こされることが多いため、こういった症状がある場合は、皮脂量を少し抑える必要があるという。

過剰な皮脂分泌を抑える方法

ザルカ医師いわく、皮脂の分泌を上手にコントロールする方法はいくつかあるそう。そのなかでも最も簡単な方法は、肌表面の皮脂を一時的に減少させるレチノール、AHA(フルーツ酸)、BHA(サリチル酸)などが配合されたスキンケア製品を使うこと。さっぱりとした使い心地で、皮脂だけでなく古い角質のケアにも役立つのだとか。

画像: 過剰な皮脂分泌を抑える方法

保湿クリームを使いたい場合は、肌のバリア機能と整えながら、肌をしっかり保湿してくれるオイルフリーの「保湿ジェル」がピッタリ。とくに、BHA(サリチル酸)、ビタミンC、ヒアルロン酸が配合された保湿ジェルは、肌にうるおいを与えながら、余分な皮脂分泌を抑え、色素沈着やニキビ跡にもアプローチしてくれるとザルカ医師は勧めている。

美肌をキープするためにも皮脂を取りすぎず、一定量は確保することが大切。とくに、夏場はエアコンなどで肌が乾燥しやすいため、上手に皮脂量をコントロールしてみて。(フロントロウ編集部)

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