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散らからない部屋づくりのために。賃貸の収納の基本を知ろう

  • 2021.5.2
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収納アイテムを増やす前に! 持ち物の量を見直しましょう

まず、「自分が持っている物の総量を把握し、見直してみる」のが鉄則です。 全ての収納スペースにおいて、収納量は「6〜8割まで」に抑えるのがポイント。特別なアイテムを使ったり、収納技を駆使しなくても、さっと取り出しやすく、しまうのも簡単です。

もし収納スペースにぎゅうぎゅうにものが詰まっている場合は、「見直し」の必要なサイン。 ものを捨てるのが苦手な人は、「なんとなく増えてしまっている」こんなものを見直してみましょう。

・ ショップの紙袋 → 一番好きなもの2,3枚だけ残して資源回収へ
・ タオル → バスタオル3枚、フェイスタオル5枚までに減らして、動物保護団体などへ寄付
・ 洋服 → シーズンごとに「1度も着なかった」ものを古着ショップへ
・ 下着類 → 洗濯のサイクルに合わせた枚数分を超えるものは、旅行のついでなどに処分
・ 雑誌 → 思い入れのあるもの以外、必要なページを写真に撮ってから資源回収へ
・ トイレットペーパーなど日用品のストック → 置き場所をボックスなど1箇所に決めて、 それを超える量は買わない
・ 保証書類 → 保証期間を過ぎたものは不要。取扱説明書はメーカーホームページで確認できます。

クローゼットの「6〜8割」とは、具体的にはこのぐらい。全てのものにさっと手が届き、取り出しやすい量です

生活動線にあった場所に「定位置」を作りましょう

生活動線を考えるコツは簡単。「いつも置きっぱなしにしてしまう場所を、定位置にする」ことです。 例えば、テーブルの上に時計や鍵を置きっぱなしにしてしまう、靴下や服を脱ぎっぱなしにしてしまう癖があるなら、その場所の近くにトレーやカゴをおいて「定位置」にしてしまえば、散らかりません。

特に「テーブルの上」は、「出しっぱなし、置きっぱなし」が発生して散らかって見えやすい領域。 リモコンやティッシュ、アクセサリーや鍵など、細々としたものは、その近くにしまう場所をちゃんと作ってあげることで、いつでも「片付いている」部屋に見えますよ。

テーブルでよく使うものを、すぐに手の届く3段のサイドワゴンにまとめて、すっきり収納されているお部屋

よく使うものは、「ワンアクション」でしまえる場所に

せっかく定位置を作ったのに、しまうのが面倒で、ついほったらかしになってしまう……。それは、「しまいにくさ」「取り出しにくさ」が原因になっているかも。 毎日使うものは、扉を開け、蓋を開けて、向きを揃えて……というような複数のアクションが必要な収納ではなく、「立てるだけ」、「引っかけるだけ」など、ワンアクションでしまえる場所に置くと良いでしょう。

毎日使うメイク道具は、一番取り出しやすい場所に置いて、さっと出す、しまう、を簡単に

出しっぱなしになりやすい掃除やお手入れのアイテムも、フックを活用してすぐ取れる場所におけば、すっきり。

「特等席」には使用頻度の高いものを

「取り出しにくい」が発生しがちなキッチンやクローゼットでは、「ものを使う頻度」に分けて整理しましょう。 同じ器でも、毎日使うものと、お客さんが来た時にしか使わないもので、しまう場所を分け、立った状態で手が届く取り出しやすい「特等席」には、いつも使うものだけがある状態にしましょう。

自分でピッタリサイズの棚を作り、手に取りやすい特等席に毎日使う器を並べた、料理のしやすいキッチン

クローゼットは季節ごとに場所を見直してみましょう。いつも着る衣類は吊るしてすぐ手に取れる場所に。オフシーズンのものは畳んでボックスの中へ

「見せる」ものと「見せない」ものを分けましょう

オープンタイプの収納を使うときは、「見せて飾りたい」ものと、「見せない」ものとをしっかり分けて収納しましょう。 食品や洗剤、キッチン雑貨のストックなど、パッケージがカラフルで派手なものは、カゴに入れる、布をかけるなどするだけで、すっきりとした見た目になります。

「見せたい器や道具」と「見せたくないもの」をしっかり分けて収納されているキッチン

収納アイテムは同じ色・形で揃えましょう

ボックスやカゴ、クローゼットの中のハンガーなど。収納アイテムは同じ色、形のもので揃っていると、それだけですっきりとして見えます。 引越したり、用途を変えたりするときにも、汎用性が高く様々な組み合わせで使えるので、同じ規格のもので揃えていくのが良いでしょう。

DIYの棚に、色は白、サイズも揃えた収納ボックスがピッタリ収まるお部屋。

細々とした物の収納も、規格の揃ったボックスにしまえば、重ねたり並べたり、整えやすく便利です

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