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「ねこ首」「ストレートネック」「ぽっこりお腹」などはストレッチで改善!/1分で美姿勢になる ファシア・ストレッチ②

  • 2021.4.29
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NHK「あさイチ」で話題の“ファシア”。筋肉や骨、神経や臓器などをおおう人体最大の組織・ファシアをほぐして、体も心も整うストレッチを試してみてください!

ダ・ヴィンチニュース
『1分で美姿勢になる ファシア・ストレッチ』(遠藤健司/青春出版社)

なぜ、「美」に効く? 「ねこ背」「ストレートネック」に効く理由

美しく見える、若々しく見える大きなポイントは「姿勢」にあります。姿勢が悪いと、実年齢より老けた印象に見えてしまいます。

デスクワークやスマホを見るなど前かがみやうつむいている状態が続くと、ねこ背やストレートネックを進行させます。ストレートネックは、別名「スマホ首」といわれ、本来、ゆるやかなカーブを描いているはずの首の骨がまっすぐになってしまうことをいい、近年急増しています。

実はねこ背やストレートネックにも、ファシアが影響しています。パソコンやスマホの操作で長時間にわたって首や肩などを動かさないでいると、筋肉の緊張から血行障害を起こし、肩こりや首こりが生じて、ファシアもむくみ、硬くなっていきます。ストレッチで、ほぐして改善しましょう。

また、パソコン作業などで手を前に伸ばす姿勢を続けていると、左右にある肩甲骨が外側に広がり、肩甲骨と肋骨との間が癒着し、ねこ背になるのです。ストレッチで肩甲骨のファシアがゆるめば、これらも改善することができます。

なぜ、「美」に効く? 「ぽっこりお腹」を徹底解剖

食事制限しても、筋トレしても、体重は減っているのに、なぜかお腹だけがぽっこり……。それはお腹に余計な脂肪がついているからではなく、姿勢のせいです。

前かがみの状態が長く続くと、肩甲骨まわりのファシアが癒着してしまい、ねこ背になることは前項でお話しした通りですが、前かがみになったねこ背になると、お腹はどうなるでしょうか。

背中を丸めた姿勢で長時間デスクの作業や家事をしたとします。肩甲骨が伸びきった状態のまま硬くなり、骨盤から肋骨までの距離は狭まって、ぽっこりお腹になってしまいます。

また、腰を後ろに突き出したねこ背は、骨盤が後傾して、ぽっこりお腹になります。

そのため、ぽっこりお腹を引っ込めたいと思ったら腹筋をするよりも先に、骨盤と肩甲骨のファシアを整えるほうが効果的です。

なぜ、「美」に効く? 「美しく歩ける」ようにもなれる!

ねこ背なので前かがみ、とぼとぼとした歩き方だと、健康で気分も悪くないのに「元気出して!」と言われかねません。いつも何かに悩んでいそうで、暗いという印象を与えてしまうことも……。

それならばと意識して背筋をピンと張っていても、気が付いたらいつもの歩き方に戻ってしまいます。そもそも自分の歩き方は自分がいちばんわかっていないものです。

とぼとぼと歩いてしまうのは、ファシアが硬くなることにより無意識のうちに体の可動域が狭まり、動きが制限されていたからです。

ゆがんだファシアをほぐすと、筋肉がなめらかに動くようになり、こちこちの手足をスムーズに動かすことができるようになります。

背筋がピンとして胸を張った姿は「いつも元気だね!」と言われるくらいに明るく見えます。シャキシャキとなめらかに動く姿はかっこよく、若々しく見えることでしょう。

なぜ、「若さ」に効く? 「いつも疲れてる」の根本に効く

「朝起きると体がだるい」「いつも疲れているのは年のせい?」

「運動をしているわけでもないのに、なぜかぐったり」

その原因は、ファシアが硬くなっているせいだったのです。

ファシアのむくみは血行不良につながり、筋肉の動きが悪くなります。その結果、筋肉に届くはずの酸素や栄養分が不足。

さらに、筋肉が疲労すると疲労物質が生まれますが、それがうまく排出されないため、筋肉に蓄積されていきます。そのため、疲労やこり、痛みが生じるようになるのです。

その痛みやこりがあると体を動かしにくくなる上に「私、疲れてるかも」と思って、さらに動かなくなるという負のスパイラルに突入します。

また、ファシアにはコラーゲンが多く含まれています。硬くなることによってコラーゲン層が変質し、粘性が増加するといわれています。ファシアの粘り気が増して硬くなると体をスムーズに動かせなくなってしまいます。

疲れたときこそ、ファシア・ストレッチで動かしましょう。

ぐったりとした疲れが、みるみる取れていきますよ。

なぜ、「若さ」に効く? 「慢性的な頭痛」もさよなら!

突然、ズキッとくる頭痛に悩まされる人がたくさんいます。何も手がつかないくらい痛く、慢性的になっていませんか? その慢性的な頭痛の原因には、首こりがあげられます。そして、それには、首の筋肉を圧迫するファシアが関係していました。

そもそも頭の重さは、成人では体重の約10%あります。体重が50㎏なら、約5㎏もあるのです。そんな重い頭を支えている首の筋肉には、想像以上に負担がかかっています。肩や首がこると、それにつながる後頭部の筋肉が引っ張られ、神経を刺激して頭痛が生じるというわけです。また、こりや痛みそのものが自律神経を乱れさせ、脳が痛みを感じやすくなります。たとえ少しの痛みだとしても、敏感に痛みを感じてしまうのです。

これらの痛みは、肩甲骨のファシアをストレッチしてゆるませることで解消されます。また、こりを感じる部位を押し流すマッサージによって局所的なファシアのむくみを取り除くことも効果的です。

なぜ、「若さ」に効く? 「がんばれない……」「つらい……」〝心の異変〟もほぐす

「がんばらなきゃいけないのにやる気が出ない」「急がないといけないのに集中力が保てない」「うつうつとすることが多い」

もしもこんなふうに感じているとしたら、それはあなたの気持ちの問題ではなく、自律神経のバランスの乱れのせいかもしれません。

自律神経が乱れると、頭痛、めまい、冷え性などの「なんとなく調子が悪い」を引き起こします。体の異変や集中力や判断力が鈍るだけでなく、うつ症状に至り、心の異変につながることもあります。

自律神経の乱れとファシアは関係しています。ファシアが硬くなることで起こるこりや痛みによって、体はずっと緊張状態のままになってしまうのです。そのため、体はリラックスのスイッチがずっとオフのまま。慢性的な緊張状態になると心がすり減って、さまざまな心の異変につながってしまいます。

体の問題のうちに対策することが重要です。心の問題に及ぶとなかなか治りにくくなるためです。

ファシア・ストレッチで、心の不調も改善しましょう。

<第3回に続く>

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