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【麻布十番:Scene KAZUTOSHI NARITA】フードジャーナリスト渡辺紀子お墨付き、東京NEW OPEN

  • 2021.4.28
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Scene KAZUTOSHI NARITA
[麻布十番]

カヌレ ¥320。ちっちゃくてかわゆい。中はとろり。

エッグサンド ¥630。おいし〜い食パンで挟んだ、 卵黄の醬油漬けと玉子サラダ。「玉子かけごはんのイメージですよ」とシェフ。なるほど。

生搾りクリームパン ¥320。ブリオッシュ生地にバニラの香り漂う、リッチなクリームがたっぷり。

発酵バターを使った香り高いクロワッサン ¥350。成田シェフのスペシャリテでもある。口溶けよし。

常識を覆す味わいや食感の パンとお菓子のトリコに

麻布十番にシックなブーランジュリー・パティスリーが誕生した。率いるのは、世界の名レストランでシェフ・パティシエとして活躍し、天才と称された成田一世さんである。これまで、レストランでしか味わえなかった彼のデザートやパンが、店頭で気軽に買えるということで、瞬く間に行列のできる大人気店になっている。

店名の〝シーン〟は、「誰にもある生活のシーンに寄り添いたい」という思いから名づけられた。売り場の奥には、目の前で成田さんが作る皿盛りデザートを食べられるコーナーも設けられていて、近々オープンする予定だ。

クリームパンには、クレーム・ブリュレの生地と生クリームを合わせた滑らかなクリームがぎっしり。食パンは外側がサクッ、中がふんわり。しかも、パンの耳を感じさせない。さんざん、いろんなタイプを食べてきた人でも驚く新食感だ。スイーツは順次、増やす予定だが、秀逸なのはプチサイズのカヌレ。とろっとした口当たりで、すっと消えていく。フレンチの神様と呼ばれた師匠、ジョエル・ロブションも感動したという自慢の味だ。

ショーケースの中はどれも魅力的。片っ端から試してみたくなる。さて、今日は何にしようかな。

GINZA2021年4月号掲載

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