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独身アラサー女子。この心のモヤつきの原因は?

  • 2021.4.23
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毎日充実しているはずなのに、どこか満たされない。30歳を過ぎてから生活に余裕もできて、世間的に見たら幸せに分類されるはずなのに、なんだか心にモヤっとしたものが浮かんでしまう。

人はいくつになっても、心にモヤつきを抱えてしまうもの。このまま人生を過ごしていいのか、と将来に対する漠然とした不安を感じてしまうのだ。

2021年4月21日に発売された『大人になっても思春期な女子たち』(青春出版社)は、悩める独身アラサー女子3人組が「大人」になるための成長過程を通じて、私たちが抱える不安や、モヤモヤを解決するヒントの詰まったカウンセリング小説だ。

アラサー独身女子ののぞみ、めぐみ、みのり。大雨の夜、3人が雨宿りのために不思議な雑貨店「ミラクル」に入ったことから、物語が展開していく。

近くの中学校で教師として働くのぞみの趣味は、アイドルKくんを応援すること。広告代理店の営業職に就いているめぐみは、週末に開催する親友との「お泊り女子会」を楽しみにしている。そして、事務職員のみのりは、時間もお金も全てアニメに注ぐ熱狂的なアニメオタク。一見、充実した生活を送っているように思えるが、それぞれどこか満たされない気持ちがあった。

そんな彼女たちを迎えた雑貨店「ミラクル」の店主は、心理カウンセラーとしての顔を持っている。やむ気配のない雨に店主が「お茶会をしていかないか」と提案をすると、目を輝かせる3人。

温かいハーブティーを飲みながら話をするうちに、彼女たちの悩みは「大人の思春期」に起因する憂うつ感なのではないかと店主は指摘する。3人は隠していた心の奥にある本音に気づき、心が晴れていく――。

著者の大美賀(おおみか)直子さんは、現役の心理カウンセラーで作家。30代から心理学を学び、発達心理学や深層心理学などの心理学理論の知識をもとに、2007年から心理カウンセラー、セミナー講師として活動している。他にも公認心理師、精神保健福祉士、産業カウンセラーなどの資格を持つ。

目次は下記の通り。

プロローグ──ある雨の夜、小さな雑貨店で1章満たされているはずなのに、どこかむなしい...〝大人の思春期〟
2章次のステージへ進んでいくとき、〝大人のタイムカプセル〟がひらく
3章「自分の居場所」を整えていくと〝アイデンティティ〟が見つかる
4章大人になるには欠かせない...〝親密モラトリアム〟からの脱出5章未熟なタネを育てて、パートナーと〝親密〟な関係を築く
6章大人になるための基礎を築く〝巣立ち〟のテーマ
7章 〝無意識からのメッセージ〟を聞いて〝なりたい自分〟をつかむ
エピローグ──それぞれの心が成熟に向かうとき

自分を変えたいあなたにも、どこか心にモヤつきを感じるあなたにも。すべての女性に贈る心の物語だ。

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