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彼とケンカになる前にできること、仲直りのきっかけづくりって?【神崎恵の素敵なオトナになるためのLesson】

  • 2021.4.20
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キレイで可愛くって、自分らしく輝ける仕事があって、素敵な家族に囲まれて・・・そんな私たちが欲しいもの全部持っている神崎恵さんから、迷えるアラサー女子が素敵なオトナになるための神崎流アドバイスをお届けします♡

テーマVol.3/ケンカにならない「男性との接し方」

ステイホームやリモートワークで、これまで以上に彼と過ごす時間が増えた人も多いのでは?うれしい半面、andGIRL読者からは「家事分担や家での過ごし方に関する意識の違いが何かと目につき、ケンカばかり・・・」という声多数!そこで、パートナーや息子さんたちとの暮らしの中で、いろいろ試行錯誤してきたという神崎さんに、自分の気持ちや要望をしっかり伝えながらもケンカにならない「男性との接し方」のポイントを教えてもらいました。

■男性は「お子様ランチを一生食べ続ける存在」だと理解する

andGIRLニット¥16,000/ノーク バイ ザ ライン(ノーク) デニム¥12,000(ノーク) パールネックレス¥7,637、ピアス¥7,000(ともにアビステ)

「わたし自身は、ちょっとしたことなら気づいた方がやればいいと思っているので、自分でやってしまう派です。ただ、それも程度問題ですよね(笑)。靴を揃えてほしいとか、洋服をソファに置かないでほしいとか・・・どうやって相手にわからせようかと考えれば考えるほど、『なんで私ばっかり悩まなきゃいけないの?』とイライラしてくる気持ちはわかります。

なんでイライラするのかと考えてみると、こっちはストレスを感じているのに、相手はまったく気づいていない、もしくは気にしていない。その温度差なのかなと。男性は『好きなものなら一生同じものを食べてもOK』『褒めてくれればたいていのことは気にならない』というような、いい意味でシンプルな思考回路の人が多いもの。もちろん個人差はあると思いますが、そんな相手に『ちゃんと気がつく人になってくれ』と、面と向かって要求しても、なかなかこちらの思うようにはいかないのが目に見えていますよね。

まずはこの男女の違いをしっかり受け止めるのが、お互いが消耗してしまう不毛なケンカを減らすポイントだと思います」

■あえて真面目に伝えない

「なかには、〝気づく能力を発揮するのは外でだけ〟という男性もいますよね。友人に聞いた話ですが、旦那さんのあとに彼女がトイレに入ると、いつもトイレットペーパーがだらんと床についているんだとか(笑)。でも、その旦那さんは几帳面さを要求される職に就いていて、仕事ではトイレットペーパーを三角折りにしているそうなんです。だから、余計に腹が立つんでしょうね。でも、外で気を張って戦っている分、家では気を抜いて帳尻を合わせていると考えると、一方的に責めるのもちょっと酷かなとも思います。

とはいえ、トイレットペーパーが川みたいになっているのは、やっぱりイヤですよね(笑)。温度差がある相手に、自分の要望を聞いてほしい。そんなときは、どう伝えようかあれこれ悩まず、『とにかく〝お願い事+うれしいな・ありがとう〟を使おう!』と決めてしまうのがおすすめです。

『トイレットペーパー、ちゃんと手を使って切ってくれると、うれしいな♡』とお願いして、やってくれたら『ありがとう~!』と喜ぶ。結果、これが自分にも相手にもストレスのかからないハッピーな選択だと思います。相手からすると、真面目に正面切って言われてしまうと、チクチクとマイナス点をあげつらわれている気分になるはず。軽い調子で明るくお願いされたことに対して、気持ちよく行動に移していくうちに、自分で気がつく男に成長してくれるはず!」

■「命令」より「気づき」で誘導

「たとえば『引き出しは、ちゃんと締めて』『服を脱ぎっぱなしにしないで』と命令口調で言ってしまうと、『はいはい、やればいいんでしょ』と相手がスネてケンカに発展しがちですよね。

こういうとき、わたしは『この引き出し、閉じてもいい?』『この服、洗濯に出す?』などと聞いて、やりっぱなしだよという事実を相手に気づいてもらうようにしています。

責めるニュアンスがなければ、相手も「あ、ごめんごめん、今度から気をつける」と認めやすいもの。口調が強いと、どうしても相手は攻撃されている気分になってしまうので、やわらかい言い方で、高めの声になるよう意識するのも忘れずに!」

■ダラダラには「北風と太陽作戦」で

「いつも家でダラダラしていて、一緒に出かけてくれない、という男性もいますよね。2人で過ごしたい気持ちはわかりますが、無理強いはNG。『いつも寝てばかりなんだから、今日こそは来てよね』と〝北風〟ばりに上から強く出ると、『はいはい、行けばいいんでしょ』『嫌々なら来なくていい!』とケンカに発展しがち。たとえ外に連れ出せたとしても、楽しく過ごせる確率は限りなく低くなってしまいます。

こういうときは、相手への気遣いがポイント。こちらが『出かけたいのに』と不満を持っているように、相手も『休みくらいゆっくりさせてよ』と思っているはず。だからこそ、『一緒に出かけたいけど、行ける?』『疲れてるところ悪いんだけど、どうしても一緒に行きたいお店があって』と〝太陽〟のように相手を気遣いながら、やさしくお願いしてみては?

たとえ断られても、外から『疲れはとれた?パンケーキ、美味しかったよ♡次は一緒に行こうね』と相手を思いやるLINEをすることで、『今日は悪かったな。次は一緒に行こう』と思ってくれる可能性が高まります。無理強いすればするほど、相手は意固地になるもの。『北風と太陽』の〝太陽〟になったほうが、かえって相手があなたの願いが叶いやすくなるんです」

〝神崎流ケンカ防止法〟で彼とずっと仲良く♡

「相手にお願いしたり、褒めたり、気づきを促したり・・・。まわりくどくて面倒だと思うかもしれないけれど、ずっと2人で仲良くいたいなら、結局はこのやり方がいちばんストレスフリーでうまくいくんです」と神崎さん。自分も相手もハッピーにする、大人の女性の包容力を身につけて、幸せなおうち時間を過ごしましょ♪

とはいえ、ケンカしてしまったとき・・・神崎流の仲直りの方法とは?

ステイホームやリモートワークで、これまで以上に彼と過ごす時間が増えた人も多いのでは?うれしい半面、andGIRL読者からは「ちょっとしたことでケンカになったけど、ワンルームだから他の部屋に移動して距離を置くこともできず、仲直りのきっかけがつかめないまま冷戦状態」「仲直りはしたけど、自分の気持ちがちゃんと伝わらずモヤモヤ」という声多数!そこで、パートナーや息子さんたちとの暮らしの中で、いろいろ試行錯誤してきたという神崎さんに、ケンカをしてしまったときの仲直り法を伺いました!

彼との上手く仲直りするには、どうしたらいい?

■彼のタイプを見極める

「内心では『言いすぎちゃった・・・』と思っていても、なかなか仲直りのきっかけがつかめないことってよくありますよね。こういうとき、男の人には2つのタイプがあると思うんです。

ひとつは、気分の切り替えが早い人。彼がこのタイプなら、1時間後くらいにこちらから仲直りを働きかければOK。もうひとつは、相手をちゃんと許せる気持ちになるまで仲直りができない人。時間と距離が必要なタイプなので、一緒の空間にいないほうがいい。謝るのは翌日以降、彼が落ち着いてからがおすすめです。

時間と距離が必要なタイプにすぐに謝ってしまうと、「本当に悪いと思ってないよね?」と、かえって怒りをヒートアップさせてしまう可能性が。だからこそ、まずは彼がどちらかのタイプかを見極めるのが大切なんです」

■「ケンカになったこと」そのものを謝る

すぐ謝るにせよ、時間をおくにせよ、わたしは最初に「本当は自分の気持ちをわかってほしかっただけだったんだけど、強く言いすぎちゃってごめんね」などと、ケンカになって相手を傷つけてしまったこと自体を謝るようにしています。

結局、ケンカの原因って、ささいなことだったりしますよね。それなのに、感情がたかぶって言わなくていいことまで口にしてしまうから、ややこしくなってしまうわけで。だから、そこで相手の中に生まれた「あんなことまで言わなくても」という悪感情を取り除くために、まず謝っておく。

そうすると、自分の気持ちの整理もつくし、相手も「こっちも悪かった・・・」と折れてくれて、仲直りのきっかけをつかめることが多いですね。時間と距離が必要なタイプに対しても、謝ってからその場を離れるようにすることで、あとあと仲直りのしやすさが全然違ってくるんです」

■相手の気持ちをよく聞く

「これは、ものすごく忍耐力のいること(笑)。ときどき『は!?そんなこと考えてたの!?』と驚くような言葉が相手の口から飛び出すこともあるので。でも、相手が自分と違う人間である以上、それは当たり前のこと。そもそも相手と気持ちや理解がぴったり一致することなんてないんです。

それを前提にしておかないと、つい『なんでわかってくれないの?』と感情的になって、相手の育ってきた環境や大切な人を否定してしまうことになりかねません。ちゃんと彼の話に耳を傾けると、「だから、ああいう発言をしたのか。それは仕方ない」と腑に落ちることも多いんです。

わたしはケンカになると、黙り込むタイプ。だから、感情的にガンガン責められるのがどんなにつらいことかよくわかります(笑)。感情的になってしまうと、もはやケンカの原因はどうでもよく、そのイライラを爆発させたいがために相手を傷つける言葉を使ってしまいがちです。だから、ケンカをするにしても、気持ちを落ち着け、ちゃんと相手の話を聞く。そうすると、こじれないのはもちろん、お互いが何を不快に思うのかへの理解が深まって、不毛なケンカが減るような気がします」

仲直りのきっかけづくりにぴったりの方法ばかり♡

「彼のタイプを見極める」「傷つけたことを謝る」「相手の話を聞く」といった神崎さんの仲直り法、いかがでしたか?確かにこの方法なら、「彼と部屋で気まずいまま過ごす・・・」なんてことはなくなりそう。コロナ破局にならないよう、落ち着いたやりとりで仲直りのきっかけをつかみましょ。

Profile

神崎 恵さん

自ら試し、本当にいいと感じたものだけを勧めるスタイルが支持される美容家。その生き方やライフスタイルにも注目が集まり、自身のInstagramのフォロワー数は49万人を超える。初のボディ本『神崎CARE』(ワニブックス)は10万部突破目前!

撮影/中田陽子 スタイリング/石関靖子 ヘア/赤羽麻希(アンアミ) 取材・文/伊藤彩子

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