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怪我から復帰するまでの「カラダとメンタル」について|ターザンブログ(バレエダンサー・井福俊太郎さん)

  • 2021.4.19
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こんにちは! 「東京バレエ団」の井福俊太郎です。

ジャンプする井福さん
Tarzan Web(ターザン ウエブ)

僕は以前、公演中に前十字靭帯断裂という怪我を経験しました。

約半年間のリハビリを得て、徐々に普段の基礎練習に参加し、手術から1年半以上経った現在は、ようやく恐怖心を徐々に克服してる最中です。

怪我をした時と同じジャンプをする時は、まだ少し怪我をした瞬間がフラッシュバックします。怪我に悩まされている人は皆さん経験があることではないのでしょうか?

自分の中の不安感と葛藤して嫌な感覚ですよね。ロシアでの言葉で、そういった状態の事を「頭の中のゴキブリ」と言うそうです。これは僕のディレクターが教えてくれました。

もう嫌な感じ...がしますね(笑)

リハビリをたくさんして、怪我をする前と同じくらいのパフォーマンスを出せるはずなのに、“なかなか上手くいかない…。”と感じている人はぜひ最後まで読んで下さい!

頭にある嫌な感覚というのは、ただ悪いことだけでは無いんです。脳が自己防衛のために、それはしちゃいけない。という指令を出しているという証拠です。

トラウマを払拭する近道はルーティンにあり。

これは心理学では有名な話ですがノミは大きさが1mm-3mmらしいのですが、ジャンプ力はおよそ2mと言われています。自分の体の1000倍の高さまでジャンプできるんです。

ある実験のお話です。ノミを高さ50cmのビーカーの中に入れて、蓋をします。もちろん、ジャンプすると普段は2m近くジャンプ出来るノミは蓋に当たってしまいます。これを繰り返していると、ノミは頭をぶつけないように飛び始めるのです。そして蓋を取った後も自分自身でブレーキを踏み50cmしか跳べなくなってしまうんです。

これを聞いたとき、僕に起きている同じ状況だと思いました。つまり、怪我をしたアスリートやダンサーに必要なリハビリは、カラダのこと(筋肉量やバランス感覚)だけを整えるだけでは足りないと痛感しました。

勿論身体のパフォーマンスや機能を上げるのがリハビリでは1番大切です。その後、どう自分のメンタルと向き合っていくかが大切で難しいと感じました。

僕が意識したのは毎日同じことを続けていく。ということでした。小さいジャンプで筋肉を意識するのと同じくらいに出来るという認識を頭に覚えさせる。現在も毎日イメージトレーニングをします。

そうすると嫌な感覚が少しずつ自信に繋がっていきました。(絶対に無理はしないという事が前提)同じ時期に怪我した人と比べて、自分の方が遅い、出来てないと落ち込む必要はありません。カラダはひとりひとり違うので人と経過が違うのは当たり前です。自分のペースで続けていく事の方が大切。

怪我しないことが理想ですが、ダンサーは怪我のリスクとずっと向き合わなくてはいけないと思ってます。

僕と同じ怪我をするダンサーやアスリートの方が出てきた時に、“大丈夫!”と声をかけれるようにこれからも色々勉強していきたいと思います。

最後まで読んでくださってありがとうございます。

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