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最近のオススメCDを

  • 2015.6.19
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すみません、また間が空いてしまいました。『フィガロジャポン』本誌で7月号はミュージックヴィデオ特集、8月号も音楽特集と担当させていただき、4月5月は何かと忙しく、気がつけば6月も半ばになってしまいました。レギュラーで書いている新聞『SANKEI EXPRESS』ではインタビュー記事の他に最新CD4枚を隔週で紹介しているのですが、こちらにも最近よく聴いているCDを何枚かご紹介したいと思います。

■ スヌープ・ドッグ『ブッシュ』

ファレル・ウィリアムスが全面プロデュースしていて、しかも「自分のアルバム『G I R L』よりも良いよ!」と絶賛している名盤。スヌープ・ドッグのことを知らない人には、ケイティ・ペリーの大ヒット曲「カリフォルニア・ガールズ feat.スヌープ・ドッグ」のミュージック・クリップに出てきたラッパーと言えばわかるかも。そして彼自身、カリフォルニアのロングビーチ出身。ラッパーとしては大変有名で、俳優としても活躍、P-FUNKで有名なブーツィー・コリンズの甥としても知られています。ちなみに"Snoop"というのは、子供の頃にスヌーピーに似ているからと、彼の母親が付けたニックネームだそう。

Katy Perry「California Gurls ft. Snoop Dogg」


そしてスヌープの方はというと、アルバムの1曲目を飾るのは「カルフォルニア・ロール」。この曲は元々ファレルが自分のアルバム用に書いたものだそうで、スティーヴィー・ワンダーにはスヌープが直々に電話して参加してもらったとのこと。

「California Roll ft. Stevie Wonder, Pharrell Williams」


その他、アルバムにはチャーリー・ウィルソン(80年代にファンク/ディスコ・バンドとして一世を風靡したギャップバンドのメンバー)、グウェン・ステファニー、ケンドリック・ラマー、リック・ロス、T.I.、チャド・ヒューゴ(ザ・ネプチューンズ / N*E*R*D*)などが参加。80年代のファンクを今のサウンドでリメイクしたような爽快なナンバーばかりで、私は某誌でドライブに最適な音楽として挙げているほど気に入っています。時間を選ばず聴けるのもオススメです。別名"レトロ・フューチャリスティック・ファンク"と呼ばれる音楽を堪能して下さい。

「Peaches N Cream ft. Charlie Wilson」


Snoop Dogg『Bush』
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■ ハドソン・モホーク『ランタン』

ハドソン・モホークはスコットランド出身で14歳の頃からDJとして注目され、その後はエレクトロニック系のミュージシャン/DJとして活躍。UKのクラブシーンのテイストにアメリカのR&Bを早くから融合させて、その後、カニエ・ウェストのレーベル"GOOD Music"とプロデューサー契約。カニエはもちろん、ドレイクやジョン・レジェンドなど多くの著名アーティストの作品に参加してきました。そして彼の6年ぶりとなる新作『ランタン』には、アントニー・へガティ(アントニー・アンド・ザ・ジョンソンズ)やミゲル、ジェネイ・アイコらが参加。エレクトロなテイストとメロディアスなヴォーカルのミックスが絶妙で、こちらもとても気に入っています。

「Warriors (ft. Ruckazoid & Devaeux)」 オシャレなリリックヴィデオ。

「Very First Breath (Official Video) ft. Irfane」 ちょっと映像の印象が強くなるかもしれないけど、曲も音遣いもいいです。

「Scud Books」 通常のパフォーマンスだと、こんな感じです。

Hudson Mohawke『Lantern』
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■ 『スクリレックス・アンド・ディプロ・プレゼント・ジャックÜ(EP)』

本誌では何度かご紹介してきたEDM界の寵児スクリレックスと、ビヨンセやブルーノ・マーズなど手掛けてきた人気プロデューサーのディプロがコラボしたジャックÜ。海外やiTunesでは既に2月にリリースされたので、耳の早い音楽ファンにはお馴染みの一枚かも。スクリレックス(Skrillex)ことサニー・ムーアは、フロム・ファースト・トゥ・ラストというポスト・ハードコア系のバンドに15歳から参加して人気を博していたものの、声帯を痛めて、次第にDJ/トラックメイカーへ転向。ロック畑出身ということもあって、いわゆるEDM系のDJと違ってメロディを活かしてきたかと思えば暴力的な音を叩き込んできたり、個性の強い曲調や音遣いがカッコ良く、あとライヴ(クラブ)で流す映像も刺激的かつ斬新で、そのシンクロ具合いも必見です。今回はディプロとのコラボで、さらにポップ(大衆)に向けて引き出しが広がったというか、よりセンスの良さが際立っています。シンガーの起用もUKからはアルーナジョージ、USAからはジャスティン・ビーバーなど多彩な顔ぶれです。

「To Ü (Feat. AlunaGeorge)」 個人的に好きなのはこの曲!

「Take Ü There feat. Kiesza」 海外の野外ライヴではこんな感じなのでしょう。

「Where Are Ü Now (with Justin Bieber)」 何かとお騒がせのジャスティンですが、やっぱりいい声してますね。

Skrillex and Diplo『Skrillex and Diplo present Jack Ü』
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■ ジェイミー・エックス・エックス『イン・カラー』

ジェイミー・エックス・エックスは、私が大好きなバンドThe xxのメンバーであり、DJやプロデューサーとしても活躍しているミュージシャン。待望の初ソロアルバムには、The xxの他のメンバーであるオリヴァーやロミーも参加していて、どう違うの?と思う部分があるかもしれませんが、サウンド的に多彩になっているし、インストはもちろん曲の流れなど含め、とてもとても気に入っている一枚です。多くを語りません(笑)。YouTubeに既にいろいろ曲があがっていますが、今はこの1曲だけでも十分かと......。

「Sleep Sound」

とはいえ、やはりもう1曲。

「Loud Places (ft Romy)」

Jamie xx『In Colour』
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まだまだオススメはあるので追ってアップしますね。

*To Be Continued

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