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BTSを聴かないと息苦しい…!? 「BTSにハマる理由」5つ

  • 2021.4.18
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コロナ禍に配信した「Dynamite」でさらに人気が倍増したBTS。彼らにハマる理由を編集部が新米ARMY(BTSファンの名称)に聞いてみました。カッコいいだけじゃない、7人の魅力とは?

「Dynamite」がきっかけ! 「BTSにハマる理由」5つ

『BREAK THE SILENCE: THE MOVIE』より。©2021 BIGHIT MUSIC / HYBE. All Rights Reserved.

米ビルボードの「年度別最高のポップスター(THE GREATEST POP STAR BY YEAR:1981-2020)」に選ばれ、グラミー賞授賞式でも世界中の人々の記憶に残る圧巻のパフォーマンスを披露したBTS。以前から凄まじい人気を誇っていましたが、今回このような功績をもたらした曲「Dynamite」でBTSを初めて知り、底なし沼にハマッた人も数知れずいるはず。こんなにも多くの人々を虜にさせる彼らの魅力は何なのでしょうか。そこで、「Dynamite」をきっかけにARMY(BTSのファンの名称)となったかなでさん(仮名)に彼らにハマる理由をお聞きしました。


ーー「Dynamite」で初めてBTSを知ったということでしょうか。

いったい彼らはどういう人たちなんだろうと、探求心が湧いたのがこの曲でした。というのも、音楽番組やWeb記事などで彼らを目にする機会はいくつかあったので、数年前から名前は知っていました。でも、今となっては残念で仕方ありませんが、深く追求しなかったんです。で、2020年6月に配信された「Stay Gold」が素敵な曲だな~と思ったのは覚えていて、でも、その時もまたそう思っただけだったんです、悔やまれます! そこからの「Dynamite」ですよ。すごく注目されていたので、どのひとが人気なのかなと注意深く見てみたら、目に留まったのがJUNG KOOKです。前髪が目にかかっていて、顔がよく見えないけれど雰囲気からカッコよさそう! と思って検索したら…。

ーーその検索が、始まりだったんですね。

そうです、一瞬にしてハートを射抜かれました。そこから、“もっと知りたい!×1000”くらいに熱が高まり、欲まみれになりました(笑)。それが、2020年9月末です。ひたすら曲を聴きまくって、画像や動画を見まくっていたら、そこに…。

ーー何があったのでしょう?

10月10日、11日にオンラインライブ「BTS MAP OF SOUL ON:E」が開催されたんですよ。沼ってから、リアルBTSを拝める初の機会でした。画面越しだけど本物だ! と最初は歓喜しかなかったんですけど、JUNG KOOKのソロ曲がもうド直球で。かなり衝撃的で、ますます惹かれていきました。

ーーBTSというより、かなでさんはJUNG KOOK沼ですよね(笑)。

入口はそうです。JUNG KOOKって、学校に絶対いる人気者といえば伝わるでしょうか。憧れのサッカー部の先輩みたいな、青春に合うイケメンだと思うんですよね。

それに、年下は年上を敬い、年上は年下の世話をするという、韓国の文化において立ち位置がすごくドラマチック。愛らしいお顔の、人見知りでシャイな彼が一番年下なのですが、歌もダンスも、素晴らしいんです。

『BREAK THE SILENCE: THE MOVIE』より。何でも器用にこなす黄金マンネ、JUNG KOOK。©2021 BIGHIT MUSIC / HYBE. All Rights Reserved.

6人のヒョン(兄)たちはそんな彼を溺愛しつつ、実力をしっかり認めていて、JUNG KOOKもおごることなく常に謙虚でヒョンたちを尊敬している、と私は思っていて、そういったJUNG KOOKのポジションやメンバーとの関係性にも惹かれましたね。

ーーJUNG KOOK愛を語っていただきありがとうございます。…「BTSにハマる理由」にはどうつなげましょうか。

もちろんほかにもありますよ。あと4つ挙げさせていただきますね。まず、私は常々「BTSをもっと早く知りたかった」という後悔と、「今まで知らずにいてすみませんでした」という申し訳なさで胸がいっぱいになったりするんです。だから、空白期間を埋めたくて私なりに彼らをリサーチしていくと、ものすごく努力と苦労をしてきた人たちだと感じたんです。

ボーイズグループ乱立といってもいい韓国芸能界は、デビューしてトップに立つまでも大変ではありますが、デビューするまでもかなり熾烈な競争を勝ち抜かねばならないらしいです。そんな練習生時代をJIMINは「朝4時まで練習して寝て、6時半に起床して学校へ行っていた」、JUNG KOOKも「ボーカルレッスンという概念を捨てて、常に歌の練習をしていた」と振り返っています。いわばサバイバルから生き残った7人なんですよ。努力し続けて培った精神力は、私なんかが想像するよりも遥かにタフなものだと思います。

ほかにも、地方からソウルに上京して今日に至るまで、さまざまな経験を重ねてきたと思いますが、それらがあったからこそ彼らはパワーを発揮し、ARMYのみなさんも愛が深まったのではないかと。ということで、ハマる理由の2つ目は、困難とともに成長した努力の人たちであるから、です。

『BREAK THE SILENCE: THE MOVIE』より。彫刻のような美しい顔立ちで多くのファンを魅了する、V。©2021 BIGHIT MUSIC / HYBE. All Rights Reserved.

ーー「Whalien 52」や、ファンソングである「2! 3!」などから、彼らの心情やスタンスを読み取れますよね。

そうそうそう! 歌はハマる理由の肝となる要素です。ほとんどが韓国語なので、すべての歌詞の意味をまだ理解できていませんが、ただ言えるのは幅広いジャンルがあり、どれも何度聴いても飽きないこと。私はこれまで音楽を聴くのは皿洗いや食事作りなど、家事の時にBGMで流していた程度でしたが、BTSを好きになってからは、彼らの曲を聴かないと息苦しくなる症状が出始めました(笑)。

ーー中毒ってやつですね。

はい。ずっと聴いていたくて、持ち運びできるスピーカーを買いました。だから、洗面所で顔を洗うときも、寝室を掃除するときもスピーカーを持っていくんです。よくラッパーの方が、片手でステレオを肩に乗せていたりするじゃないですか、へーイ、メーンと言いながら。家での移動時はあんな感じです(笑)。

ーーおすすめの曲は?

いっぱいあります。「Dynamite」から入ったので、まず「Boy With Luv」を聴いたときに、あ、ちょっと似た感じ? と思って好きになりました。そこから、先述した「Stay Gold」を再び聴いたことで、日本オリジナル曲が複数あることを知り、それらはざっくり言うとバラード調で名曲揃いであることに衝撃を受けました。「Crystal Snow」「Lights」などですね。「なぜ、なぜ私はこんな素晴らしい曲たちを知らなかったのだろう」と。

そして、全体的に社会性やメッセージ性の高い曲が多いということも学びました。「Answer: Love Myself」「MAGIC SHOP」「Mikrokosmos」などはメロディもとても良くて心地いいのですが、歌詞を知るとさらに生きる希望というか、エナジーが湧くんです。

また、ハードな曲も多いんですよね。最初は、そこまでではなかったですが、何度か聴いているうちに、ゾクゾクするほどカッコ良さを感じて、しまいには踊りたい! と思うようになりました。巷では“「Dynamite」を踊ってみた”動画が多数投稿されていますが、私は「MIC DROP」をターゲットにしてみたんです。

ーーダンス経験者っぽい言い方ですけど!

経験はゼロだったんですが、絶対マスターしたいと思ったんですよ。ほんの少しでもBTSと何かを共有したくて挑戦しました。最初は本当にわけがわからなくて、自分のできの悪さに笑いが止まりませんでしたし、こんなに難しい振り付けをあんなにも簡単にカッコ良く踊れてしまうBTSって本当にすごいとさらに尊敬しました。

ーーまとめると、ハマる理由3つ目が歌とダンス、でいいですよね。

そうですね。では、4つ目です。それは、メンバーの人柄というか、相手を思いやれる優しさを感じたことです。リーダーであるRMがテレビに出演したときに、こんな話をしていました。

「何かを成し遂げたようにみえる人に『僕たちもできたから君たちにも絶対できる』といわれても僕はあまり信じません。

さまざまな複雑な理由で苦しんでいる世界の若い世代に『僕たちはできます、頑張りましょう』と単純に言うのは無礼かもしれないと思います。

ただ僕が言いたいのは

『それでも希望はあるということ』

人生は予測不能で不確かなものです。だからこそ生きる価値があり楽しいものだと思います」

『BREAK THE SILENCE: THE MOVIE』より。RMの名言に勇気づけられる人は多いはず。©2021 BIGHIT MUSIC / HYBE. All Rights Reserved.

私はとても胸を打たれました。こんなすべての人が前向きに捉えられる表現がほかにありますでしょうか。いくら頑張っても自分の力ではどうしようもないことって実はたくさんあったりしますよね。でも、この言葉を言われたらふっと前に歩き出せるような気がします。だから、BTSのリーダーはRMなのだとも思いましたし、RMに限らず、7人の生きざまと人間性がこの言葉に集約されていると思いましたね。

ーー素晴らしい言葉ですね。モットーにさせていただきたいです。

彼らは優しさのほかに、やんちゃな一面もあるんですよ。これがハマる理由、最後の5つ目です。とにかく賑やかでユニークだったりするんです。韓国のライブ動画配信サービス『VLIVE』で毎週火曜に配信されているBTS主演のバラエティ『Run BTS!』は毎回爆笑の連続です。お笑い番組といってもいいくらいハチャメチャで面白いですよ。

また、dTVで配信中の『BON VOYAGE Season 4』も7人の素顔を見られるのでおすすめです。こちらは、BTSが世界を旅するシリーズの第4弾。北ヨーロッパ3か国(ノルウェー、スウェーデン、フィンランド)、ハワイ、マルタに続き、この回はニュージーランド旅行の模様が収録されています。出発1か月前の旅行会議から始まるのですが、ここからわちゃわちゃを楽しめます(笑)。希望のアクティビティが次から次へと出てきて収拾がつかない状態になり、最後は掛け声の大合唱…(笑)。

メンバー自らがキャンピングカーを運転して大自然を巡る旅、計画が実行できたかどうかもぜひ確かめてほしいです。

ーー私は昨年、『BREAK THE SILENCE: THE MOVIE』と『BREAK THE SILENCE: DOCU-SERIES』を見たんですけど、こちらはアーティストとしての彼らの素顔を見られますよね。

『BREAK THE SILENCE: THE MOVIE』はワールドスタジアムツアー「LOVE YOURSELF: SPEAK YOURSELF」に密着したドキュメンタリーですよね。『BREAK THE SILENCE: DOCU-SERIES』はメンバーによるその鑑賞会。どちらも面白かったですけれど、私は『BREAK THE SILENCE: DOCU-SERIES』が印象に残っています。あの時はああだったとか、メンバーが『BREAK THE SILENCE: THE MOVIE』の解説をしてくれているんです。ARMYへの思いなども語ってくれています。

『BREAK THE SILENCE: THE MOVIE』より。©2021 BIGHIT MUSIC / HYBE. All Rights Reserved.

では、4月2日にリリースされた新曲「Film out」と、6月16日発売の日本ベストアルバム『BTS, THE BEST』について語りましょうよ。

ーーぜひ! 私も、BTSにハマるのは時間の問題みたいです。

Information

映像配信サービスdTVでは、今回ご紹介した『BON VOYAGE Season 4』『BREAK THE SILENCE: THE MOVIE』『BREAK THE SILENCE: DOCU-SERIES』を含め、BTSの最新ドキュメンタリー映画、ライブ映像からバラエティまで、全19タイトルを順次配信中。

文・田中亜子

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