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三浦春馬「映画太陽の子」でもう一度スクリーンに 「天外者」「ブレイブ」に続き

  • 2021.4.14
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三浦春馬さん(2008年撮影)

昨夏に亡くなった俳優・三浦春馬さんの出演作がまたひとつ、公開決定だ。太平洋戦争末期の「日本の原爆開発」を背景にした青春群像物語「映画 太陽の子」で、2021年8月6日(広島「原爆の日」)に封切られる。

きょう4月14日に映画公開日が公式サイトで発表されると、ファンがツイッターで思いを爆発させた。亡くなった後にも複数の出演映画が公開され、見る人を楽しませ続ける三浦さんへの感謝、生前にどれほど多くの仕事をこなしていたのかと驚く声など、さまざまだ。

主演映画や過去のCM話題に

三浦さんの最新出演映画は、21年3月12日に公開された「ブレイブ -群青戦記-」。主演は俳優の新田真剣佑さんで、三浦さんは「徳川家康」を演じた。4月14日現在も上映している映画館があるが、4月15日で「上映終了」という案内が複数見受けられる。

その少し前、20年12月11日には主演映画も公開されている。三浦さんが薩摩藩士で実業家の主人公・五代友厚を演じた「天外者」だ。同作は、映画雑誌「キネマ旬報」の映画賞「第94回キネマ旬報ベスト・テン」において、「読者選出日本映画ベスト・テン第1位」にも輝いた。

映画だけではない。三浦さんが亡くなった直後には、人材派遣事業のグロップ(岡山市)が19年8月31日から放送していたCM「グロップミュージカル」編がツイッター上で注目を集めた。赤いネクタイというシックな出で立ちの三浦さんが、黒いスーツにハットをかぶったバックダンサーを従え、華麗な歌と踊りを披露する内容だ。「歌手・ダンサーとしての三浦春馬」の一面を知るきっかけとなった人が多く、CMが見られなくなっていることを嘆く声が相次いだ。

「いっぱい未来の話しよう」

「映画 太陽の子」は、20年8月に放送されたドラマ「太陽の子」とは異なる視点で描かれる。極秘任務に携わる科学者の兄・修を柳楽優弥さんが、その弟で戦地で心に傷を負った軍人の裕之を三浦さんが、2人がほのかな思いを寄せる幼なじみの世津を有村架純さんが、それぞれ演じる。

「いっぱい未来の話しよう」

三浦さんの一言から始まるトレーラーを、公式サイトで見られる。

同作が公開される頃には、20年7月18日に亡くなった三浦さんの一周忌が過ぎていることになる。ツイッターには、公開日発表を喜びでもって受け止める人ばかりではない。悲しみのあまり、詳細情報を目にするのが難しい人、ドラマ版を録画したきり見られないままでいる人など、三浦さんへの愛情ゆえに「苦しい」ファンの姿も目立つ。それでも、三浦さんの姿を「目に焼き付ける」「見届ける」ために、映画を楽しむための心の準備を今から始めようという人もいるようだ。

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