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アクティブウエアで食習慣が変わるってどういうこと!?

  • 2021.4.14
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2020年という年が何かを教えてくれたとするなら、それはロックダウン中は、ウエスト部分が伸縮するトレーニングパンツの出番だということ。アクティブウエアは、現在ではワードローブに欠かせないアイテムになった。オフィスへの通勤も少なくなり、何気なく過ぎ去る日々の中で、硬いデニムや体にフィットするボディコンスタイルの代わりに、汗を発散させやすい素材の衣服や、コットンレギンスを愛用する人が増えた。実は、アクティブウエアを着用することは、良い意味で人間の行動変容に影響する事が判明したそう。オーストラリア版ウィメンズヘルスより詳しく見ていこう。

心理学的に「エンクローズド コグニション」と呼ばれる現象が、科学によって解明されたという。BodyMatters Australasiaのディレクターかつ、心理学者であるサラ・マクマホン氏は、bodyandsoul.comでのインタビューで、こう説明する。「何を着るかによって、気分や、選択、行動や態度に影響がでてきます。それは自分自身に対する態度や、行動も含まれます。また、他人が自分とどういった関わりを持つかにも関係してきます」

「具体的には、自分の外見を好きでいたり、特定のお気に入りの洋服があると、より気分が良い状態でいられるでしょう」とマクマホン氏。

アクティブウエアについて言えば、ピタピタのタイツやタンクトップを着ることは、実際に、より健康的でいたいという思いに拍車をかけてくれるという。パンデミックの真っただ中、1,200人のオーストラリア人を対象に実施した、チョバーニ・オーストラリアのスポンサーによる調査では、30%の被験者が、アクティブウエアを着ている方が、より健康的な食生活を送る傾向にあると回答したことが判明。

これは、ウエアを着こなすことが、ワークアウトの重要な役割となっているともいえそう。

「体の外側を変化させたり、自身を見つめたりするプロセスは、自己を監視することになるので、大抵何かに役立つことはなく、気持ちの良いことでもないでしょう」とマクマホン氏。

アクティブウエアの購入に関しては、40歳以下の75%の女性が、それを着て自分がすてきに見えることが購入の要因だという。でも、もしアクティブウエアが、良い意味で私たちの選択に影響を及ぼすなら、逆にアクティブウエアを、ネガティブな要素と密接に関連付ける人たちについてはどう説明がつくのだろう?

例えば洗濯していない汚れたパーカや、シミのついたトレーニングパンツで毎日を過ごし、ロックダウン中、無気力でやる気のない状態でいた人たちにとっては、アクティブウエアをネガティブに捉えてしまうこともあるそう。また、メンタルヘルスが悪化する例として、パジャマのままテレワークすることを挙げたマクマホン氏。「ドレスアップするのか、ドレスダウンするのか。いずれにせよ、エンクローズド コグニションのコンセプトは確かだと言えるでしょう」

テレワークが中心でまだ自分自身の健康管理を怠れない今、よりヘルシーな選択をするために、お気に入りのアクティブウエアで過ごす時間を増やしてみては?

※この記事は、オーストラリア版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text: Jess Campbell Translation: Asami Akiyama

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