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ほっこりさせられた二つの作品『リーズの結婚』と『大海賊』

  • 2015.6.18
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春があっという間に過ぎ、急に夏のような気候になってしまったせいか、何となく体調がすぐれない私。湿度も高いし憂鬱......。そんな気分を吹き飛ばし、晴れやかにしてくれたのは、心温まる二つの舞台でした。

一つは、牧阿佐美バレエ団の「リーズの結婚」。来年、創立60周年を迎える記念公演シリーズの第二弾として上演されたこの作品は、英国ロイヤルバレエ団の名作。日本では唯一、牧阿佐美バレエ団が上演することを認められているそうです。私は、初めて拝見しましたが、リボンや傘などの小道具を使ったり、ニワトリたちの軽快でユーモラスなステップや、母シモーヌ(男性キャスト)の木靴のタップ風ダンスなど、すべてが可愛らしく微笑ましくて。あ、そうそう、本物のポニーも登場してきました。私が観劇した日は、リーズに牧阿佐美バレエ団の顔である青山季可さん、相手役のコーラスは清瀧千晴さんという組み合わせ。母シモーヌの反対を押し切りながら、愛を育む二人のダンスが軽妙でキュート。"清瀧コーラス"がひょいっとリーズをリフトしたり、滞空時間の長い伸びやかなジャンプを披露し、目が釘付けに。まるで"リアル王子様"のようでした。

もう一つのほっこり作品は、宝塚歌劇団星組の新トップスターのプレお披露目公演、ミュージカル・ロマン「大海賊」、ロマンチック・レビュー「Amour それは...」。男役トップスター、北翔海莉(ほくしょう・かいり)さんは、下級生のときから実力派といわれていた逸材。ですが、トップスターになるまで少々遠回りしてしまいました。トップ就任が決まったとき、彼女が発した「尺取り(虫)の屈したるは伸びるがため」という言葉が、すべてを表しているような気がします。そんな北翔さんが、実にのびのびと演じた海賊エミリオと、新トップ娘役・妃海風(ひなみ・ふう)さん演じるエレーヌのロマンスは、観ているだけでほのぼの。ショーでも、舞台全体から二人の「喜び」が感じられ、ちょっと目頭が熱くなりました。

この公演は、私が観に行った神奈川県民ホールを皮切りに全国を回ります。地方では、日頃、宝塚歌劇を観たことのない少女たちの目にも触れ、「タカラジェンヌになりたい」という夢の先導役になるのかもしれません。それと同じように「リーズの結婚」も、もし私が子供の頃、観ていたら「私、バレエをやりたい」という気持ちになったと思います。

高温多湿の気候が続くと、体内の循環が滞り、むくんだりだるくなったりするのはよくあること。観劇した夜も私は、発汗作用の高いソルト系の入浴剤を入れたお風呂にゆったり浸かるようにしました。今のお気に入りは、パタゴニア環境保護区で採れた食品塩を使用した「NYRバスソルト」と、84種類ものミネラル成分が入った「AMAN クリスタルソルト ハーモニー」。観劇の余韻に浸りながら、じんわり汗をかき、本格的な夏に向け、体調を整えなくては、と思った次第です。

(左)NYRバスソルト[バスソルト ジンジャーウォーミング]250g ¥2,000(税別)/ニールズヤード レメディース (右)AMAN クリスタルソルト ハーモニー 250g ¥8,200(税別)/アマン東京(世界のアマンスパで購入可)

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