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レアな中古盤が続々登場。アナログ音源で日本語ロックの歴史を追体験

  • 2021.4.11
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オンラインのレコード・カセットテープショップ「HAPPYEND RECORDS&TAPES」がオープンした。その店名から浮かぶイメージは、日本語ロックの起源ともいわれるバンド「はっぴいえんど」。ショップでは彼らをはじめ、日本の音楽シーンに大きな影響を与えてきた、古き良き音楽を取りそろえている。レアな中古盤には驚くような値段がついているが、厳選のラインナップを眺めるだけでも、邦楽シーンの歴史を追体験できるようでおもしろい。

日本の音楽シーンを追体験するラインナップ

「HAPPYEND RECORDS&TAPES」では、日本の音楽史の金字塔であるはっぴいえんどや細野晴臣の音楽を現代へ受け継ぐため、独自のフィルターを通してレコード・カセットテープをセレクトしている。細野晴臣と同じくはっぴいえんどのメンバーである大瀧詠一に加え、坂本龍一や山下達郎、吉田美奈子のように彼らと同時代のミュージシャンの作品を中心にラインナップ。貴重な中古盤がずらりと並び、眺めているだけでも日本の音楽シーンの歴史を追体験できる。アナログ音源や1970年代の邦楽シーンに興味はあるけれど、何から知ればいいかわからない……という人は、まずはサイトを訪れることから始めよう。当然価格もプレミアムで初心者には手がだしづらいが、それすらもレジェンドの重みを感じさせて刺激的だ。公式Instagramではさらに詳しい説明付きなので、こちらも教科書代わりにチェックしてほしい。

「録音時の空気感」まで再生するアナログの魅力

若者には新しく、大人には懐かしいレコードやカセットテープ。アナログ音源独特の音色は、CDやサブスク配信で聴くデジタル音源とはまったくの別物だ。人間が音として認識できないレベルの振動まで収められたその波形は、奥深く、手触りを感じるような温かみが特徴。そこには、レコーディング時の空気感まで閉じ込められていると言っても過言ではない。無限の音楽が存在し、サブスクであらゆるアーティストを聴くことができる現代だが、「原点」の温度まで感じられるのはアナログ音源だからこそ。「HAPPYEND RECORDS&TAPES」を訪れて、まずはそのイメージを膨らませよう。

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