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好きな人に言われた……「コロナ落ち着いたら会おうね」の意図とは?社交辞令?

  • 2021.4.10
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日本が新型コロナウィルス感染症の脅威にさらされ始めてから、早くも1年以上が経過しました。

都市圏では緊急事態宣言が出ていても、人と会うのをみんなが一切やめている訳ではないですよね。

そんな中もし好きな人に「コロナ落ち着いたら会おうね」と言われたら、あなたはどう受け止めるでしょうか?

男性が語る「コロナ落ち着いたら会おうね」の意図

30代の男性を中心に、どのような意図で言っているのか聞いてみました。
まず「コロナ落ち着いたら会おうね」と言ったことがあるか、ないかという所からお聞きしています。「ない」という方が圧倒的多数でした。

言ったことがない

実際に言ったことがないという方には、「もし自分が言うとしたらどういう意図が考えられるか」を答えてもらっています。
「現在の関係性によって意図はいかようにも取れそうです。
女性のことを好きな場合は、本心はマスクをしてても会いたいはずです。
しかし女性が高齢者と同居中、またはコロナをとても怖がっているなどの場合は、気遣いの気持ちだと思います。
逆に女性が会いたがってる時にこの回答の場合、会うのが面倒でコロナを言い訳にしてる可能性もあります」(30代男性)
「ケースバイケースかな。男性と女性、どっちがグイグイ行ってるかによると思う。
まだそこまで関係が深くないなら、女性の方から『コロナ関係なく会いたいです』と言われ待ちかも?
男性がフェードアウトしようとして、そう言うこともあると思う」(30代男性)
「実はそれほど好きではない」(50代男性)
想像の世界なので、「女性のことが好き」「好きではない」と両極端な回答が出ましたね。
二人の関係性によって、同じ言葉でも意図は変わってくるのかもしれません。

言ったことがある

一方、実際にそう言ったことがある方の意見は
「自分と会った事で、コロナに感染させてしまう訳にはいかないので」(30代男性)
でした。相手を思いやっての言動、ということですね。
実際に言ったことがある方の意見を聞いていると、そもそも「好きじゃなかったら、『コロナ落ち着いたら会おうね』なんて言葉も出ない」ような気がしてきました……。

心理学的な見方


男性の回答を聞いてみても結局意図はつかめないので、心理学的な見方から話を進めていきましょう。
しかし、心理学的にその言葉を解析しようとしても、「彼がどういう意図でその言葉を言ったのか」というのは上述した男性たちの回答のように、“ケースバイケース”です。
実は今回のテーマに限らず、女性が「彼が〇〇って言ったんです。どういう意図でしょうか?」「彼が〇〇するんです。もう私のことを愛していないんでしょうか?」とカウンセリング等に相談するケースはとてもよくあります。
悩んでいる女性から「彼がこう言った、こうした」という話を聞いても、カウンセラーは「それがどういう意図なのか」明確な答えを出すことができません。
(こうかもな、この可能性もあるな、とお話しすることはできますが)
なぜならそれは、「その人が自分のフィルム越しに見ている世界」だからです。

人は自分の主観で世界を判断する

人はみんな、薄い色付きのフィルム越しに世界を見ているようなものです。
青いフィルム越しに世界を見れば、世界は青みがかって見えるし、赤いフィルム越しに世界を見れば、世界は赤みがかって見えますよね。
つまり男性の「コロナ落ち着いたら会おうね」を「社交辞令に違いない、わたしのことは好きじゃないんだ、会いたくないからコロナを口実にしているだけだ」へ変換するのは、その人自身が持っている“フィルム(価値観・思い込み)”の問題です。
「自分は愛してもらえない」「自分は口実を作って避けられるような人間だ」という心理が、相手の言葉を「悪い方へ、悪い方へ」と解釈してしまうんですね。

大切なのは相手の想いより、自分の想い


もしも彼が「万が一のことがあって、自分と会うためにコロナに感染させる訳にはいかない。好きだから」と思っていても、自分が「コロナを言い訳に会わないようにしてるんだ。私のことなんてそんなに好きじゃないんだ」と思ってしまえば、恋愛は成就しません。
大切なのは「彼の意図が実際にどうであるか」ではないんですね。
自分が何を考え、そしてどう動くかです。
彼が自分を思いやってくれていると信じて、コロナが落ち着くのを待つのもいいでしょう。
たとえ好かれているとしても、「この人とは相性が合わないな」と割り切り、「コロナ関係なくあなたが好きだから会いたい」と言ってくれる他の男性を探すのもいいでしょう。
だって自分はそういう価値観の彼が好きなんですから。
もしも彼がコロナを口実にフェードアウトしようとしていたとしても、「私が彼を好きなんだから、あきらめたくない!」と思うなら、新たな戦略を立てればいいのです。
自分が見ている世界は、「自分の価値観や思い込み」を通して見た世界です。
彼が思っていることは、彼本人に聞かないと永久にわかりません。また、彼に聞いたとしても、彼自身も自分の心がわかっていないこともあります。
だから大切なのは、「相手がどういう意図でいるのか」より、「自分がどうしたいか」なのです。
(巴/ライター)


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