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35歳で出産したものの2人目は不妊…アラフォー出産のリアル【体験談】

  • 2021.4.9
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一般的に、高齢出産とは35歳以上での初産を意味するそうです。34歳で結婚した晩婚の私は、1人目から必然的に高齢出産になりました。リスクが高いといわれる高齢出産をするにあたり、思ったこと、起こったことなど私の体験をお話しします。高齢出産をした、働く女性に共感していただけると幸いです。

すぐに2人目ができると思ったら…

34歳で結婚。スロースターターではあるものの、結婚後、割とすぐに妊娠し35歳で第1子を出産しました。このときすでに高齢出産でしたが、結婚後すぐに妊娠したので、「自分は妊娠しやすい体質に違いない!」と思い込んでしまったのがそもそもの間違いでした。

1年の育児休業後、職場に復帰しましたが、「またすぐ産休に入るのも気が引けるし、私がいない間サポートしてくれた人のためにも仕事を頑張らなくちゃ。上の子とは2・3歳差でいいかなあ……」などと思った私は、しばらく子作りをセーブしていました。

しかし、2年が過ぎ、そろそろかなと思って時期をみてトライするも、今度はなかなか妊娠できず……。夫は同じ年齢ですが、女性と違って焦る気持ちもないのであまり理解が得られず、協力的でないことに怒り、期待しつつも毎月くる生理に落ち込み、もやもやした日々を過ごしていました。

2人目不妊からの第2子妊娠! しかし…

これが2人目不妊か……と悩みましたが、ほぼフルタイムの仕事と上の子を抱えて、不妊外来へ通院することもできず、ただただ日々が過ぎていくばかりでした。

それから1年以上過ぎたある日、ついに妊娠検査薬におしるしが! 待望の第2子妊娠です! うれしい半面、上の子のお迎えで残業ができなかったり、上の子の病気などで急に休んだりするので、仕事は常にパンパン。帰宅後のサービス残業や、お迎えに間に合わなければ駅まで走って電車に飛び乗るなんてこともザラだったある日、休日出勤のさなかに不正出血! まだ妊娠9週目だったので慌ててネットで調べるも、「妊娠中の不正出血はよくあること」なんて記事を複数見つけてホッとし、「明日は病院に行く日だからそのとき診てもらおう」と仕事を続けました。

しかし、すぐに止まるかと思っていた出血は夜中になっても止まりませんでした。そして次の日、診察してみるとおなかの中は空っぽになっていました。

当たり前なんてない、出産はすべて奇跡!

私は自分を責め、落ち込むだけ落ち込みました。ただでさえ、妊娠・出産は大変なこと。さらに自分は高齢なんだから、もっと気を付けなくちゃダメなんだ!と決意を新たにしました。今までまだまだ若いつもりでいたけれど、確実に体は衰え妊娠しにくくなっているし、流産や早産などが起こる確率が高くなっていることをいろいろな情報をもとに再認識しました。

仕事は自分にとって大切だけど、代わりがいないわけじゃない。でも、自分と夫との子どもを産めるのは自分しかいないんだ!と思い、無理はしないと心に決めました。

それからまた時は過ぎ、39歳で再度妊娠! 今度は慎重に慎重に、大切に大切におなかの中で育み、40歳にしてついに第2子を出産しました!

まとめ

紆余曲折ありましたが、2人の子どもに恵まれました。40歳での出産ということで友人に驚かれたりもしましたが、これも人生、自分で選んだことなので、責任を持って胸を張って生きたいと思います。

子どもの成人と親の定年がほぼ同時なので、お金の心配だったり、だいぶ先に死にゆく悲しさだったり、悩みは尽きませんが、一番の願いは子どもが悲しい思いをすることなく成長すること。そのためには、親として健康で愛情をもって子どもと一緒に成長していきたいです。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

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取材・文:ふみねこ

高齢出産の二児の母。楽しい老後を目指して、仕事に家庭に邁進中!


監修者:医師 こまがた医院院長 駒形依子 先生

東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』。

ベビーカレンダー/ウーマンカレンダー編集室

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