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「聞いてたんと違う!」第2子なのに長丁場!?すべてが予想以上だった…

  • 2021.4.9
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「第2子の出産は、第1子のときの半分くらいが目安です」。母親学級で助産師さんからそんな言葉を聞いて、ホッとしていた第2子妊娠中の私。その言葉を胸に臨んだ出産は、第1子の分娩時間を上回る壮絶な出産でした。今回はそんな私の陣痛体験談をお話し致します。

緊張! 陣痛の始まり

妊娠37週6日の朝、1歳7カ月の長男の面倒を見ながら頻繁におなかの張りを感じ始めました。前回の出産は突然の破水から始まったため、「陣痛だったらどうしよう」と内心焦っていました。実母に仕事を休んでもらい、朝のうちに病院へ行くとすでに子宮口3cm、陣痛は8分間隔に。経産婦ということで、即入院することになりました。

「この調子だと夕方くらいまでには生まれるかな」という助産師さんの声がけにドキドキしながらも、陣痛に耐えていました。このときは、まさか第1子の出産よりも長丁場になるとは思ってもみなかったのです。

時間ばかりが過ぎ、弱っていく心身

しかし、予想とは裏腹に進みがとても悪く、陣痛の間隔が不安定で時間ばかりが過ぎていきます。子宮口もなかなか開かないため、痛みを感じる時間が長く、とてもつらかったのを覚えています。ついには日も変わり、翌朝になっても子宮口は5〜6cmほど。

長く続く陣痛に、心も体も削られていく感じがしました。初めて長男を預けている不安、担当助産師さんが次々と代わっていく寂しさ、先の見えない絶望感を抱えながらただ時間が経つのを待つしかなかったのです。

ようやく終わり、襲ってきた疲労感

そして陣痛開始から30時間ほどで子宮口7〜8cm、32時間ほどで全開大になり、妊娠38週0日の夕方、無事に次男が生まれました。母子健康手帳に記入された分娩所要時間はなんと32時間37分。第1子の24時間という記録を塗り替えることとなったのです。産んだあとには、ずっと付き添ってくれていた夫と「長かったね」とお互いを労いました。

もちろん赤ちゃんはとてもかわいくて幸せだったのですが、長い陣痛の影響か疲労感がひどく産後もなかなか疲れがとれませんでした。不眠不休の夫もさすがにぐったりとした様子で、翌日仕事に行ってもらうのが申し訳ないと思ったのを覚えています。

無事に生まれてきてくれたことへの幸せな気持ちとともに、第1子より壮絶な陣痛は私にとってとても印象に残る体験となりました。また、何が起こるかわからないのが出産だと身をもって感じました。いずれはもう1人子どもが欲しいと思っているので、次はどんな陣痛になるのか…⋯今から少しワクワクしている私です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

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監修/助産師REIKO


著者:堀なぎさ

2歳、3歳の男の子2人を育てるママ。田園風景が広がる田舎でのびのびと暮らしながら、元保育士としての経験や自身の経験をもとに、子育てやライフスタイルに関する記事を執筆中。

ベビーカレンダー編集部

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