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復縁成功後にうまくいくカップルと別れるカップルの違い

  • 2021.4.7
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復縁は、その後も幸せな交際が続いてこそ成功。よりが戻ってからさらに愛が深まり、必ず良い変化が起こるもの。一方、復縁してもやっぱり別れてしまうカップルは、うまくいかない本当の原因を克服できていないことがあります。何のためによりを戻したのか、改めて考えてみる必要があります。復縁がうまくいくためのコツをご紹介します。

■別れの原因を克服できずに失敗した実例

Two young girls enjoying their roadtrip picnic picjumbo com

「自分の思い通りにならないとすぐにキレて喧嘩になる子どもっぽい彼。私が彼と共通の友人である男友達とふたりでお茶したことがきっかけで言い争いになり、『そんなに男好きだとは思わなかった』と言われた瞬間にもう我慢できないと思い、私から別れを告げました。

でも、勢いで別れてしまったため、しばらくして後悔。3カ月後に私のほうから連絡すると、彼のほうも『言いすぎた。ごめん』と謝ってくれて、無事によりを戻すことができました。またラブラブな日が戻ってきたと思ったけど、相変わらず彼のほうは些細なことで怒り出すし、以前と同じようなストレスを感じるように。

こちらから復縁をお願いした手前、捨てられたくない一心で謝ってきたけど、だんだんと彼のほうに『俺が付き合ってやっているんだ』みたいな傲慢さが見えてきました。喧嘩の度に、以前はなかった『また別れようか?』という言葉が出るようになり、それもまた彼の子どもっぽさが強調されるようで、愛情が減っていくのを実感していました。疲れ果てて連絡をとるのを止めると、『誰と会ってるの?』とLINEで探られる始末。こんなはずじゃなかったのにな、と思いながら、結局また私のほうから別れてとお願いしました。復縁してからの期間のほうが前よりつらかったです」(27歳/販売)

復縁って、何のためにするのでしょうか。

昔のように彼に愛されたい、幸せな時間を過ごしたい。そう思う女性がほとんどですよね。新しい相手を探すのではなく、あえて別れた男性を追いかけるなら、「昔のように」ではダメです。別れには必ず原因があります。そこを解決しないまま、ただ後悔したからとよりを戻しても、結局以前と同じ間違いを繰り返します。

上記の彼女の場合は、最初の別れは彼の心ない言葉、思い通りにいかないとすぐにキレる彼の子どもっぽさが原因でした。勢いで別れを受け入れてしまったとはいえ、彼も後悔と寂しさでいっぱいだったでしょう。

でも、彼女のほうから復縁を申し出てくれたことで、彼のプライドは何とか保たれます。本当なら、ここでお互いが謝るべきなのは、「言い過ぎた」ことではなく「相手の気持ちを尊重しない振る舞い」でした。彼女が男友達とふたりでお茶に行ったのは、実は彼のことで相談に乗ってもらうためでした。

それは彼女の都合であり、会っていたのが彼にバレたのなら、潔く話してしまえば良かったけれど、「何を言われるかわからないのが怖くて」本当のことを言えなかったのが状況を悪化させました。「そんなに男好きだとは知らなかった」は確かにひどい言葉ですが、彼女が自分に隠れて相談するほど思い詰めていたことがわかれば、彼の態度も違ったかもしれません。これだけ気持ちがすれ違って別れたのに、よりを戻したときに確認したのは、お互いに言い過ぎたことだけ。

再び別れることになった本当の原因は、彼の子どもっぽさでも彼女の卑屈さでもなく、お互いの愛情を認めることができなかったからです。表面の態度だけに振り回されていては、彼の本当の気持ち、「また捨てられるんじゃないだろうか」という不安はわかりません。

「また別れようか?」は、悲しみの裏返しです。彼女は喧嘩になるのが嫌で、自分の気持ちを押し殺す癖がついていました。よりが戻ってからはそれに拍車がかかり、余計に彼と向き合うことから逃げていたので、彼に素直な愛情を伝えることができていませんでした。

肝心なのは、別れの本当の原因をふたりでしっかり克服すること。お互いに本心を隠したままで交際を続けても、以前より幸せになるのは難しいのですね。

■変化を受け入れて復縁前よりうまくいったカップル事例

Young couple looking on the other side of the crosswalk picjumbo com

「もともと天邪鬼な性格で、彼に対して素直に好きだと言うことがなかなかできませんでした。その代わり、忙しい彼のためにお弁当を作って朝持っていったり、彼の欲しがっていたバッグを買ってプレゼントしたりと、私なりに尽くしてきたつもりです。彼は優しい人で、いつも私の好きにさせてくれていたけど、不満なのは彼からの行動がないこと。

いつも会うのを誘うのは私から。彼からは電話すらかかってこないし、デートのプランも何も考えずに会いに来たり、本当に私のことが好きなのか不安で……。つい意地悪をしたり愛情を試すようなことをしたりしてしまい、その度に彼がやっと言ってくれる「好きだよ」の言葉を欲しがってばかりいました。そんなことを繰り返していたら、ある日彼のほうから『もうついていけないよ。別れよう』と言われ、ショックのあまり彼の頬をひっぱたいていました。

『わかった。もういい』と言って別れたものの、私に殴られても疲れきった顔で無言のままだった彼の顔が頭から離れず、1カ月後に私からお願いして会ってもらうことに。久しぶりに会う彼はあまり元気そうでなく、思わず『大丈夫? 何かあったの?』と尋ねていました。すると、『振り回されるのに疲れて別れたはずなのに、君がいないと何も楽しくなくて』とぼそりとした声で返ってきて、それを聞いた私は思わず泣き出していました。

本当にごめんなさい、素直になるからと、やっと彼に頭を下げることができて、彼も『良かったらまた付き合って』と言ってくれたので、復縁することになりました。それからはひねくれた言動をしそうになるときもぐっと堪え、気持ちはきちんと言葉にするように努力しています。

彼のほうにも変化があって、私の好みのお店を見つけてデートに誘ってくれたり、ときどき電話をくれたりするようになりました。素直に気持ちを伝え合えるって幸せなことなんだなと実感しています」(29歳/受付)

このふたりが今でも幸せなお付き合いを続けているのは、変わるべきところをお互いに理解できているからです。

以前は彼の自発的な行動がないことが不満だった彼女ですが、どうして彼からは電話もデートの誘いもないのか、本当の理由に気がついていませんでした。彼女の天邪鬼な性格をよく知っているからこそ、自分たちの付き合いを彼女に委ねることが彼の愛情表現でした。

「僕が連絡する前に彼女からLINEがくるから」と笑っていましたが、彼女の満足を考えた結果が、「自分が何もしない」だったのですね。それが彼女の目には「愛されていない」と映ります。“好きなら彼女の好きなお店くらい調べるはず”“電話くらいかけてくれるはず”という期待と思い込みがあって、それが外れると傷つくから、怖いから、天邪鬼になる。彼のほうはそんな彼女の気持ちもわかるけれど、自分が提案してもひねくれて受け入れてくれないことが想像できるし、それで自分が傷つくのも怖い。

そんな悪循環があって、お互いに我慢を重ねた付き合いを続けた結果、別れました。

よりを戻したとき、彼女は自分の振る舞いがどれだけ彼を傷つけていたかを知ります。

彼は、何も行動しなかった自分に情けなさを感じ、彼女を好きでい続ける自信をなくしていました。

相手を信じること。

彼女が天邪鬼になるのも、彼が自分からは動けないのも、自分に自信がないからです。それを認め、心の壁を乗り越えて素直に相手の姿を受け入れることで、復縁した後も以前より幸せなふたりになれます。

人は鏡です。

お互いに変化を受け止め、以前とは違う自分で相手の前に立つことを望んだので、より確かな愛情を手に入れることができました。復縁の成功は、別れの原因をふたりで克服できてこそ。新しい関係を築くのは決して簡単なことではありません。だからこそ、以前とは違う努力が必要になるのですね。

■復縁してどんなふたりになりたいかを考える

復縁してもまた別れてしまうカップルには、

・お互いに「昔と変わらない」と思っている
・疑うことが増えて気が休まらない
・上下関係ができたようで窮屈に感じる

などの特徴があります。

別れる以前の付き合いより、よりを戻した後のほうがしんどいなんて関係は、決して健全だとはいえません。

そうならないためには、「復縁したらどんなふたりになりたいか」を改めて考える必要があります。

別れの原因を突き止め、ふたりで乗り越えることができるか。

復縁の成功には、変化を受け入れる強さが欠かせません。

男性は、復縁したいと思ってもなかなか自分からは言い出せません。そんな心理についてはこちらでご紹介しています。

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