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「メグジット」は計画されたものだった?

  • 2021.4.8
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メーガン・マークルとハリー王子夫妻が、「メグジット」の発表の1年前にアメリカの動画配信プラットフォーム「クイビ」との交渉を始めていたと、4月3日のテレグラフ紙が明らかにした。アメリカへの出発前に「何も計画していなかった」という夫妻の説明を覆す新事実だ。

ハリー王子とメーガン・マークルは、「メグジット 」の1年前に、米国のストリーミング・プラットフォームと交渉していたと報じられている。(モンテシート、2021年3月7日) photo : Abaca

ハリー王子は、オプラ・ウィンフリーとのインタビューで「NetflixやSpotifyとの契約は、私たちの計画にはありませんでした。(編集部注:「メグジット」の前には、)何も計画していなかった」と語ったが、この発言は、イギリスのテレグラフ紙によって否定された。

テレグラフは4月3日、ハリー王子夫妻が、王室を去る1年前に、アメリカの動画配信プラットフォームと交渉に入っていたとする記事を掲載。この取引は、数十億ドル規模のものだったという。

「ハリーとメーガンは、2019年初めから昨年1月の『メグジット』の衝撃発表まで、Youtubeの次のライバルとされていた、いまはなき『クイビ』とミーティングを重ねていた」と、テレグラフ紙は報じている。夫妻はこのプラットフォーム用に、1本10分程度の自分たちのビデオシリーズを作ることを検討していたという。

バッキンガム宮殿との緊張関係

この交渉は、夫妻とバッキンガム宮殿の関係者との間に緊張をもたらしたようだ。宮殿のスタッフは、ハリー王子とメーガン夫人が、王子の地位を「利用している」と非難されることを恐れていた。これに対し、夫妻は「私たちがやりたいことを止めることはできない」と反論したという。

ハリー王子とメーガン・マークルは、主にアメリカのアドバイザーたちに相談しながら、数十億円規模のプロジェクトを進めていたという。その中には、弁護士のリック・ジェナウ、コマーシャル・ディレクターのアンドリュー・マイヤー、セレブリティ・エージェントのニック・コリンズなども含まれている。匿名の消息筋はテレグラムに、「2019年の初めから、クイビとの非常に前向きな交渉が行われていた。その多くは、アメリカにいるメーガンのチームが仕組んだものだった」と語っている。

ハリー王子とメーガン夫人は、「クイビ」の創業者であるジェフリー・カッツェンバーグや、同社の最高経営責任者であるメグ・ホイットマンと何度もやり取りをしたと報じられている。2020年1月には、ハリー王子はロンドンでクイビのマネージャーとも会っていたとされている。

このプロジェクトは、コロナウイルスのパンデミック、さらにクイビの業績悪化、2020年9月の倒産危機により、ついに日の目を見ることはなかった。その同時期に、ニューヨーク・タイムズ紙が、ハリー王子夫妻がNetflixと複数年の契約を結んだことを明らかにした。最大9,900万ドルの利益を得ることができる契約だ。

その3ヵ月後、夫妻はSpotifyとも契約を締結。ハリー王子はその後、メンタルヘルス関連のスタートアップ企業であるベター・アップ社の役職に就いたことを発表した。

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