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橋本愛、息を呑むような美しき花嫁姿 『青天を衝け』栄一と慶喜を取り巻く状況は対照的に

  • 2021.4.5
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『青天を衝け』写真提供=NHK

大河ドラマ『青天を衝け』(NHK総合)は、栄一(吉沢亮)と慶喜(草なぎ剛)という言わば2人の主人公の人生を対照的に、時に交わらせながら物語を描いている。子供時代から青年期へと成長を遂げた第2回の演出が最も象徴的であるが、第8回「栄一の祝言」については、栄一と千代(橋本愛)の祝言からのお祝いムードに対して、江戸では安政の大獄が始まるという、まるで光と闇のような描かれ方である。

そして、第8回は「栄一の祝言」というタイトルではあるが、栄一パートが15分(20時~20時10分、20時37分~20時42分)、慶喜パートが24分(20時13分~20時37分)と江戸を中心とした物語構成となっている。そのメインを飾るのが、もはや自己紹介もなく当たり前に登場するようになった徳川家康(北大路欣也)が「茶歌ポン」という可愛らしいあだ名を私たち視聴者に教えてくれる井伊直弼(岸谷五朗)である。

安政の大獄とは、直弼ら幕府が尊王攘夷派や、将軍後継者に慶喜を推す一派に対して加えた過酷な弾圧。家定(渡辺大知)の「水戸や越前を皆処分せよ。慶喜じゃ。頼む。わしの願いを叶えよ」という嫉妬心剥き出しの遺言を受け、直弼は人が変わったかのように斉昭(竹中直人)や松平慶永(要潤)、慶喜までをもその権力で押さえつけていく。円四郎(堤真一)や橋本左内(小池徹平)が言葉にしている通り、その姿は「赤鬼」。誰もが認める悪役の登場である。

そして、幕府が大きな問題として抱えていた、将軍世継ぎ問題にも決着が。将軍に選ばれたのは正当な血筋である紀州藩主の慶福(磯村勇斗)。前回は朝ドラ『ひよっこ』(NHK総合)のキャストだった藤野涼子と和久井映見の共演が話題になったが、磯村勇斗もまたその一人。公式Twitterによれば、『青天を衝け』の現場には『ひよっこ』のスタッフも多く参加しており、至るところで磯村との再会が果たされていたのだとか。

一方の栄一は喜作(高良健吾)との壮絶な嫁取り試合を経て、めでたく千代と結ばれることとなる。そこには情に厚い喜作なりの優しさもあった。勝負に勝った上で千代を譲ったのは、もしかしたら、栄一を思う千代の気持ちに気づいていたからなのかもしれない。その情熱的な喜作の姿に、よし(成海璃子)がアプローチし、すぐさま結婚となるのだから、“結果よし”ということにしよう。

血洗島の後半パートは、安政の大獄のどんよりとした空気を一掃するお祝いムード。化粧をして美しく着飾った千代が尾高家から渋沢家に嫁いでいくシーンには、その神聖さに思わず息を呑んだ。喜作の先導により、祝言の場がたちまちお祭りと化すのも、あの頃の栄一と喜作の関係性と何ら変わっていない。ちなみに、公式サイトのインタビューでは橋本愛が、千代を巡る栄一と喜作の嫁取り試合を受けて、「このあとも少女漫画のような世の女子たちが悶絶するであろうシーンが出てきます。そのシーンの千代もすごくかわいくて、自分で演じながら心の中で悶絶しちゃいました」と答えている。

第9回「栄一と桜田門外の変」では、次々と重要人物が命を落としていくことに。第8回のラストにも姿を見せていた長七郎(満島真之介)に感化され、栄一も尊王攘夷の考えに傾倒。栄一がついに江戸を目指す。(渡辺彰浩)

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