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どうすればモラハラ夫から逃げられる?

  • 2021.4.2
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コロナ禍で自宅で過ごす時間が増えたことが影響し、「離婚相談が4割増えた」という話もある。夫婦間の悩みのうち、モラハラは重大な問題だ。

2021年3月30日『モラニゲ モラハラから逃げた妻たち』(飛鳥新社)が発売された。本書は、『督促OL修行日記』(文藝春秋)がシリーズ累計17万部突破のベストセラー作家・漫画家の榎本まみさんによる最新書き下ろし作品だ。

人格否定、朝まで説教、生活費を渡さない、入籍後に豹変、家族ぐるみの嫌がらせ......。本書では、榎本さんが「モラル・ハラスメント」の被害者を取材し、それぞれのケースと抜け出すまでの詳細を描く、ドキュメンタリー・コミックだ。

榎本さんはSNSで話題の4コマ漫画「モラ夫バスター」に作画協力しており、これまで多くのモラハラ被害者に取材を行ってきた。その中で生じた「モラハラはなぜ起こるのか?」「なぜ被害者は逃げられないのか?」「どうすればモラハラから抜け出せるのか」など数々の疑問を元に、9人に取材を行った。

さらに、弁護士、臨床心理士、元女性センター相談員といった専門家のアドバイスも収録している。監修は臨床心理士の本田りえさんが務め、専門家による知見も参考になる。

本書の目次は以下の通り。

Case1 モエさんの場合
「何が何だかわからないけどずっと苦しい」―人として価値がないと言われ続けて
Case2 えにさんの場合
「子どもには二度と会わない、養育費も払わない」―別居後、本当にお金で苦労しました
Case3 さくらさんの場合
「我慢はしちゃダメなんだ」―嫁ぎ先は一家全員、モラハラ一族
Case4 ミレイさんの場合
「何でもっと早く言わなかったんだろう」―助けてって言うだけで手は差し伸べられたのに
Case5 レイコさんの場合
「もう消えたい」―無視、罵倒、暴力...ズタズタにされた自尊心とそれでも守りたかったもの
Case6 ナオコさんの場合
「調子に乗るな」「はしゃぐんじゃない」―夫作成の謎ルール。気づいたら笑えなくなっていた
Case7 ひろこさんの場合
「嫌な相手からは逃げなきゃいけないんだよ」―壊れた家庭を捨てられなかった理由
Case8 座談会~性的なモラハラについて~
Advice1 弁護士 大貫憲介先生の見解
Advice2 元女性センター相談員 熊谷早智子さんの見解
Advice3 臨床心理士 本田りえ先生の見解

被害者は「モラハラを受けている」という自覚がないまま、抵抗する気力を失い、深く傷ついてしまうことが多い。モラハラ夫から「逃げる術がある」ということを学んでおきたい。

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