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つるんと美肌の秘訣は「洗顔料」、肌タイプに合わせたおすすめアイテムを皮膚科医が伝授

  • 2021.4.1
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ふだん何気なく行なっている洗顔だけれど、実は肌タイプによって必要な“洗顔料”が違うって知ってた? 触れたくなるほど滑らかなうるツヤ美肌に導く、洗顔料の効果的な選び方を海外の専門家たちがアドバイス。(フロントロウ編集部)

自分にピッタリの洗顔料を見つける方法

スキンケアステップのなかで、化粧水や乳液よりも重要だと言われている「洗顔」。 毎日の皮脂や毛穴汚れ、古い角質、ホコリ、雑菌などを取り除き、なめらかな肌に仕上げる最も基本的なステップだけれど、意外とおろそかになりやすく、何年も同じ洗顔料を使っている人も多いのでは?

画像: 自分にピッタリの洗顔料を見つける方法

実は、肌タイプ、季節、年齢によって必要とされる洗顔料は異なり、スキンケアのなかでも常に見直すべきアイテムだと専門家たちは言う。そこで、今回は肌タイプに合わせた洗顔料の効果的な選び方を専門家たちがわかりやすく解説した。

オイリー肌:ジェルタイプの洗顔料

カリフォルニア州サンディエゴにあるAcne Clinicのオーナーで、エステティシャンのダニエル・グロニッチによると、オイリー肌にはジェルタイプの洗顔料がオススメ。

ダニエルは「オイリー肌の場合は、ジェルクレンザーをもっと使うか、目の周りの皮膚を刺激せずに油分を分解する“乳酸”を少し加えたものを選ぶと良いよ」と米The Zoe Reportsでアドバイス。ただし、オイリー肌であっても皮脂の取りすぎには要注意。

画像: オイリー肌:ジェルタイプの洗顔料

なかでも、アルコールを多く含む洗顔料は必要以上に乾燥させる可能性があるため、ダニエルは「代わりに、ココナッツオイルやシアバターのような毛穴のつまりを起こさない、優しくて効果的な洗顔料を使うのがベスト」とも付け加えた。

乾燥肌:保湿成分配合の洗顔料

ニューヨーク市にあるシュワイガー皮膚科理事会の公認皮膚科専門医のミシェル・ファーバー医師によると、乾燥肌には保湿成分を配合した洗顔料がオススメ。

ファーバー医師いわく、とくに乾燥肌は、洗顔によって必要な水分や油分が洗い流されてしまう恐れがあるため、それを補ってくれる“保湿成分”が必要なのだとか。

画像: 乾燥肌:保湿成分配合の洗顔料

具体的には「セラミド」や「ヒアルロン酸」などの保湿成分を配合した洗顔料を選ぶのがオススメ。また、赤みが気になる人には肌の炎症を抑える「ナイアシンアミド配合」の洗顔料も試してみる価値があるという。

年齢肌:酵素洗顔料

カリフォルニア州ニューポートビーチの皮膚科専門医のヘリア・エラギ医師は、気になるエイジングサインによると、年齢を重ねた肌には酵素洗顔料がオススメ。

酵素洗顔料には、皮脂やたんぱく質に働きかけて分解するのが特徴で、普通の洗顔では落としきれない古い角質や毛穴のつまりをきれいに除去してくれる。

画像: 年齢肌:酵素洗顔料

エラギ医師は「年齢を重ねると、(肌のハリを支える)コラーゲンとエラスチンが減少し、ターンオーバーも遅くなる。その結果、くすみやたるみ、シワ、シミ、色素沈着などが生じる」と説明。そのため、コラーゲンの産生やターンオーバーを促し、より均一で輝く肌に導いてくれる酵素洗顔料を試してみるのも良いという。

ニキビ肌:サリチル酸配合の洗顔料

ロサンゼルスの皮膚科専門医クリスティーン・チョイ・キム医師によると、ニキビや吹き出物ができやすい肌にはサリチル酸配合の洗顔料がオススメ。

ニキビに悩んでいるほぼ全ての患者に勧めているそうで、キム医師は「サリチル酸は、脂溶性のBHAの一種。毛穴をつまらせる古い角質や皮脂を溶かしながら毛穴の奥へ入り込むため、ガンコなつまりに最適」 と説明。

画像: ニキビ肌:サリチル酸配合の洗顔料

ほかにも、キム医師は「肌を乾燥させたり刺激を与えたりする強い洗浄成分やアルコール、塩分を使った洗顔料もできれば避けたい」とアドバイス。

さらに、意外にもメイク落としにはクレンジングオイルがオススメなのだとか。キム医師は「意外かもしれないけれど、オイルクレンジンザーには肌のpHバランスを弱酸性に保つ力があるため、ニキビ肌やオイリー肌にも効果が期待できる」とも明かした。

スキンケアのなかでも意外と見落としがちな洗顔。自分の肌タイプに合った洗顔料を正しく選ぶだけでぐんっと素肌力がアップするため、最近肌の調子がイマイチ…という人は、これを機に愛用している洗顔料を見直してみては。(フロントロウ編集部)

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