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アート住宅「三鷹天命反転住宅」で体感する、五感を解放したテレワーク

  • 2021.3.30
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自宅でのテレワークは、外部からの刺激に乏しいのが悩ましいところ。思考が凝り固まりがちで、良いアイデアも生まれづらい。そんな悩みを打破してくれるのが、今春からスタートした「三鷹天命反転住宅テレワークプラン」だ。唯一無二なアート住宅でのテレワークで、五感を解放したイノベーティブな働き方を体感しよう。

世界的に有名な「死なないための住宅」

丸や四角のカラフルな積み木が重なったような外観が特徴的な「三鷹天命反転住宅イン メモリー オブ ヘレン・ケラー」(以下、「三鷹天命反転住宅」)は、芸術家であり建築家の荒川修作とパートナーのマドリン・ギンズによって作られた。世界で初めての「死なないための住宅」として知られ、2005年の完成以来、世界中の人々が訪れ、数々のメディアに取り上げられている。

同住宅は、全9戸の集合住宅からなる。

ひと部屋ごとに異なる14色の鮮やかな彩色、デコボコな床、傾いた天井、球体状の部屋など、独創的な空間が広がる。これらの設計は全て、荒川+ギンズの長年の研究に基づくもの。当たり前だと思っていた知覚や感覚にとらわれない生活を可能にし、人の五感を否応なしに研ぎ澄ます。与えられた環境や身体的な条件=天命(天から与えられた命)を反転させる住宅、というわけだ。

唯一無二な空間を活かしたテレワークプランがスタート

そんな唯一無二のアート住宅を、テレワークのオフィスとして使用できるテレワークプランが今春よりスタートした。

これまで同住宅では「たてもの見学会」と、3泊から始められる「ショートステイプログラム」の2つを実施していたが、今回新たに「テレワークプラン」が加わった。1日単位で気軽に同住宅を利用できるプランは初めてで、早速予約が集まっている。

テレワーク利用できる部屋は302号室「極限で似るものの部屋」、もしくは303号室「気配コーディネーティングの部屋」の2部屋。球体の部屋で瞑想したり、デコボコの床を歩きながら企画を練ってみたり……。いつもの知覚や感覚から解放された状態でのテレワークは、独創的なアイデアを生み出すことができそうだ。

ちなみに、こちらの部屋は複数人でのミーティングでも使用ができるので、チームで利用すればディスカッションの精度も上がりそうだ。さらに希望者には担当学芸員によるミニガイド(約15分)もついてくる。

世界的に有名なアート住宅でテレワークができる貴重な機会。環境をガラリと変えることで仕事効率が上がり、オフィスや自宅ではひらめかなかった斬新なアイデアが湧いてきそうだ。これまでの固定概念に囚われない働き方を試みに行ってみよう。

© 2005 Estate of Madeline Gins. Reproduced with permission of the Estate of Madeline Gins.

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