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市川海老蔵、再び“織田信長”をどう演じる? 『桶狭間』は自身と重なる台詞に注目

  • 2021.3.26
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『桶狭間〜織田信長 覇王の誕生〜』(c)フジテレビ

市川海老蔵が人気の戦国武将・織田信長を演じ、桶狭間の戦いを描くSPドラマ、十三代目市川團十郎白猿襲名記念特別企画『桶狭間~織田信長 覇王の誕生~』(以下、『桶狭間』)が3月26日21時からフジテレビで放送される。

本来は昨年夏に放送される予定だったが、コロナ禍において海老蔵の市川團十郎白猿襲名及び襲名披露公演が延期となったことで放送も延期に。だが状況を鑑みて今回、襲名披露公演に先立っての放送となった。

織田信長といえば今年の2月まで放送されていたNHK大河ドラマ『麒麟がくる』が、まず思い浮かぶだろう。海老蔵が『麒麟がくる』でナレーションを担当していたことは記憶に新しい。『桶狭間』では、主演として作品を牽引。染谷将太の演じた織田信長とはまた違った魅力を放つ“海老蔵版・信長”を好演している。

信長役に縁のある海老蔵は、2017年のNHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』でも信長役を演じ、奇抜な南蛮衣装を見事に着こなし“魔王”の名にふさわしい威圧感を見せつけた。『桶狭間』では、年齢も芸歴も重ね、更に深みの増した信長像を演じてくれる。加えて、信長の少年期である吉法師役を、海老蔵の長男・堀越勸玄(8歳)が、濃姫の少女期である帰蝶役を長女・市川ぼたん(9歳)が演じており、映像作品で初めて親子3人が共演することとなる。海老蔵演じる信長の少年期を息子の勸玄が演じることや、信長の正室となる濃姫の少女期を娘のぼたんが演じることに世代を超えたロマンを滲ませた。

共演者に並ぶ、豪華キャストの存在も忘れてはならない。美濃のマムシ・斎藤道三の娘にして信長に嫁いだ濃姫役を時代劇初出演の広瀬すずが堂々と演じる。信長と濃姫の年の差はわずか1歳にもかかわらず、海老蔵と広瀬は約20歳ほどの差がある。これを2人がどう埋めていくのか、その夫婦ぶりにも注目してほしい。広瀬は、本作の脚本家である大森寿美男が同じく脚本を務めたNHK連続テレビ小説『なつぞら』でヒロインを演じた経験もある。

また桶狭間で信長と対峙する今川義元役を三上博史が、まさに“三上ならでは”の強烈な個性で演じきる。加えて木下藤吉郎役に中尾明慶、織田信秀役に北村一輝、柴田勝家役に松田龍平など、連続ドラマで活躍する役者が集結。時代劇を舞台に普段とは一味違った魅力を見せてくれる。

本作最大の見どころといえば、なんといっても桶狭間での鬼気迫る合戦シーンだろう。近年、さらなる解明が進む桶狭間の戦いだが、その真相をどう描くか、信長の勝因はどこにあるか、歴史が動く瞬間をぜひ見届けてほしい。また、ここで信長が今川義元に向かって放つ台詞は、まさに海老蔵自身の襲名にも重なる言葉とも捉えられ、十三代目市川團十郎白猿襲名記念の作品として海老蔵の門出を思わせるシーンにもなる。ほかにも海老蔵自身の姿と重なる台詞がいくつか見受けられ、役と重ね合わせる楽しみもできるだろう。

現在、新型コロナウイルス感染拡大の影響でエンターテインメント作品が多数公開中止・延期を余儀なくされている今、この様にテレビドラマという形でエンターテインメントが届けられること事態が業界の活気につながっている。同時に堂々とした威勢の良い信長役に我々も活気づけられるに違いない。

(Nana Numoto)

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