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いったいどこに繋がってるの...? 濃霧で「途切れた」明石海峡大橋がゾッとするほど幻想的

  • 2021.3.23
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2021年3月21日、次のような写真が投稿され、大きな話題となっている。

写真には、大きな橋が写っているのだが、濃霧に包まれ、途中から先がまったく見えない。なんとも幻想的な光景だ。

「明石海峡大橋がすごいことになってる!!」というコメントが添えられている。

たぬきねこ(@JGXC4035370)さんが投稿したこのツイートには、13万件を超える「いいね」が付けられ、今も拡散中だ(3月22日夕現在)。

ツイッターには、多くの人々からこんな声が寄せられている。

「四国がすっぽり異世界に飛ばされていそう」
「もう、この先は魔境があるとしか思えません!」
「異世界に繋がってそう...」
「SILENT HILL...」

ゲーム好き、ホラー映画好きな人々の想像力を、いたく刺激してしまったようだ。

いったいこの写真はどんな状況で撮られたのだろう?

Jタウンネット記者は投稿者・たぬきねこさんに詳しく聞いてみた。

その朝くぐったばかりの明石海峡大橋に向かったら......

 たぬきねこ(@JGXC4035370)さんのツイートより

投稿者・たぬきねこさんによると、撮影した日時は、3月21日10時20分頃、場所は明石海峡大橋の本州側、兵庫県神戸市垂水区東舞子町近辺だ。

実は、当日朝、たぬきねこさんは福岡県北九州市から兵庫県神戸市へ向かう「阪九フェリー」で明石海峡大橋をくぐったばかりだったそうだ。フェリーを神戸市東灘区の六甲アイランドで降りた後、時間に余裕があったので、レンタカーで明石海峡大橋に向かった。

「陸側から明石海峡を航行する船でも眺めようかと思い、明石海峡大橋のたもとの舞子に向かったのです。そのときは曇り空でしたが、霧は出ていませんでした。
舞子の駐車場に車を停め、改めて明石海峡大橋を見ると、霧に包まれとても幻想的な光景が目の前に広がっていて、感動しました。今回、この景色に出会えたのは、まったくの偶然でした!」(たぬきねこさん)

明石海峡大橋は、淡路島と結ぶ明石海峡を横断して架けられた世界最大級の吊橋だ。全長3911メートル、約4キロもある。本州と四国を結ぶ3本の本州四国連絡橋(本四架橋)ルートの一つ「神戸淡路鳴門自動車道」として供用されている。交通量も本四架橋の中でもっとも多く、近畿地方と四国を結ぶ交通の要となっている。

その明石海峡大橋が、かくも幻想的な光景を見せている。

10年ほど前に北海道へ車で行こうと思い、フェリーに乗ったのがきっかけで船好きになったという投稿者・たぬきねこさんは、「毎年1000時間以上、フェリーやクルーズ船などに乗っています」と語る。フェリーを降りた後のドライブが、偶然引き合わせてくれたのが、この絶景だったようだ。

「ツイッターの反響の中には、小説や映画、アニメのワンシーンに似た光景だなどのコメントが多く、とても楽しませてもらいました!」と、投稿者・たぬきねこさん。

それにしても、ツイッター上のつぶやきは収まりそうもない。

「あ~あの真っ直ぐ行くと何故か元に戻ってくる、かの有名なダークライの映画にあった橋ね」
「すごい!映画ミストみたい」
「これは渡りたい... 着く先は何処だろう...」

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