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アニメが実写に、実写がアニメに大人気作品の「評価」結局どうだったの

  • 2021.3.19
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アニメの実写化もううんざり?(画像はイメージ)

ここ数年、人気アニメの実写化がとまらない。「銀魂」、「ジョジョの奇妙な冒険」、「約束のネバーランド」をはじめ、2021年にはアニメ「トムとジェリー」の実写映画まで公開になる。

ただ、相次ぐ実写化の発表に、もううんざりだとため息交じりの声も。とくに人気の作品では、その世界観を壊してほしくないと感じる人が多い。では、最初に実写化され、後にアニメ化された作品の評判はどうか。調べてみると、意外にも「見てられない!」といった反応は少ないようだ――。

「時かけ」はアニメ、「のだめ」はドラマがすごかった

たとえば「時をかける少女」は、2006年のアニメ映画の評判が非常に良い。

もとは筒井康隆さんのSF小説で、1972年に「タイムトラベラー」(NHK)としてテレビドラマ化されたのが最初だ。83年には原田知世さん主演で実写映画化。その後、南野陽子さん(85年)、内田有紀さん(94年)、安倍なつみさん(02年)主演で何度もドラマ化されている。

アニメになったのはその後だが、「第31回報知映画賞特別賞」など、数々の賞を受賞した。スペインやフランスの国際映画祭にも出品され、人気は国外にまで及んだほど。ツイッターでも、一番好きなアニメ映画に同作を挙げる人が複数いたほか、原作もドラマもすべて見たうえで、アニメ版が好きだと主張する声もある。成功した例だといえよう。

次に「のだめカンタービレ」。二ノ宮知子さんの漫画で、初め06年10月にフジテレビの「月9」枠でドラマ化された。上野樹里さんと玉木宏さんが主演した。

アニメはドラマが終了したあと、07年1月から放送に。評判は悪くないようだ。この作品の肝となる本格的な音楽の演奏シーンは、アニメで描写するのが難しそう。しかし、同アニメは、演奏の場面も違和感なく見られると評価する声が、ツイッターやアニメの評価サイトの口コミに多数あった。

ただ、同作はドラマのほうが絶大な人気を誇る。放送当時、ファッション雑誌などでも特集が組まれ、「のだめフィーバー」となった。

広瀬すず、菅田将暉が声優

「打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?」は、2017年に公開されたアニメ映画の印象が強い。しかし、原作は1993年にフジテレビで放送されたテレビドラマで、奥菜恵さんなどが出演した。同ドラマは、日本映画監督協会が映画監督に対して贈る「日本映画監督協会新人賞」を受賞している。テレビドラマが映画の賞を受けるのは異例だ。

17年のアニメ版では、人気絶頂の広瀬すずさんや菅田将暉さんが声優を担当したこともあり、その豪華さも注目を集めた。一方で、アニメ映画を見た人からは、内容が難しくて理解できなかった、といった投稿も相次いだ。実写とアニメ両方を見た人からは、実写のほうが好みだ、という書き込みも複数ある。それでも、アニメ版を拒絶するような投稿は見当たらなかった。

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