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渋谷に新たな音楽史が幕開け。ロックイントーキョーで見て、触れて、出会う

  • 2021.3.16
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音楽は配信で聴くことがすっかり定着した昨今。とはいえ、個性豊かなジャケットから一枚を開いてディスクをセットするひと手間は、音楽に向き合う姿勢を正してくれるようで心が躍る。レコードジャケットの語源は、文字通り洋服のジャケットから来ているというが、まさに色とりどりの上着を選ぶように、見て触れて音楽を選べる場所が3月17日(水)渋谷にオープン。「diskunion ROCK in TOKYO(ディスクユニオン ロックイントーキョー)」は、ディスクユニオン初のロック専門大型店舗だ。そこは豊富なアイテムに触れられるだけでなく、ロックを“目で楽しむ”空間が広がる。多彩な切り口で音楽と出会えるこの店で、今日の気分にぴったりの1枚を探そう。

音楽を“手に取り”、ロックの軌跡に“触れる”ワクワク感

ディスクユニオンといえば、新作、中古、レアな輸入盤問わず、コアな音楽ファンも唸る品揃えのレコードショップ。都内を中心に約40店舗を展開し、「ジャズ館」「クラシック館」など、ジャンルに特化した店舗の数々が立ち並ぶ。しかしながら、意外にもロックだけをテーマにした大型専門店は今回が初めてだという。

「diskunion ROCK in TOKYO」は、同日グランドオープンする商業施設HULIC &New UDAGAWAの地下1階に開店。海外のメインストリームのロックを中心に、ハードロック/ヘヴィメタル、パンクロック/ハードコア、そしてジャパニーズロック――ロック黎明期である1950年代から、多様な姿に分岐した現代まで、広義のロックを網羅した店内には約50,000点のアイテムを取りそろえる。専門バイヤー厳選のCD、レコードはもちろん、音楽書籍やアパレル、メモラビリア、音楽酒などなど、音楽という形のないものを“手に取る”ことができる。それは、あらゆる時代の影響を受け、進化を続ける一大カルチャー・ロックの軌跡を自分の目で確かめる時間でもある。

国内外の名盤ジャケットがずらりとディスプレイ。ロックの魅力を“見る”特別コンテンツも

音楽の視聴方法は配信がすっかりメインとなった昨今。だが、一方でCDやレコードには “所有感”という圧倒的な魅力がある。コレクションの醍醐味でもある、作り込まれたアートワークも再評価されている。はっぴいえんど『風街ろまん』、ピンク・フロイド『狂気』……楽曲はすぐに思い浮かばなくても、誰もが一度は目にしたことがあるであろう”あの”ビジュアル。店内にはそんな国内外の名盤ジャケットの数々がずらりとディスプレイされている。作品の一部であるアートワークで、視覚的にもロックを味わえる空間は必見。気に入ったアートワークから作品を選ぶいわゆる“ジャケ買い”に挑戦してみてもいいだろう。

ほかにも、店内の常設のポップアップスペースや特設インストアライブスペースでは、ロックをいっそう楽しめるさまざまなコンテンツを展開予定。
オープン日からは期間限定で「ロック映画ポスター展」が開催される。社会現象的ヒットを記録した『ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!』や、ザ・バンドの解散ライブを追ったドキュメンタリー『ラストワルツ』に代表されるように、映画との濃密な共犯関係もロックの魅力のひとつ。最近では、『ボヘミアン・ラプソディ』の大ヒットも記憶に新しい。ロックスターのカリスマ性をビジュアルで表現した、実際のポスターからその訴求力を再発見しよう。

DU BOOKSより数量限定で発売される『ロック映画ポスター・ ヴィンテージ・コレクション』。この刊行を記念して「ロック映画ポスター展」が開催される。Harumari Inc.

音楽と出会う興奮にあふれた「diskunion ROCK in TOKYO」。
一度ここに足を運べば、ロックというジャンルの幅広さに驚かされるはずだ。意識せず聴いていたあの曲が、実はロックだったなんてこともあるかもしれない。音楽を好きになるきっかけは人それぞれ。多彩なタッチポイントが用意されたこの店で、今日の気分が上がる特別な一枚を見つけよう。

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