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広瀬すず、「CAさんは気配りの塊」と実感 坂口健太郎らと『エアガール』撮影秘話を語る

  • 2021.3.12
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『エアガール』(c)テレビ朝日

広瀬すずが戦後初のCA役に挑むスペシャルドラマ『エアガール』(テレビ朝日系)の制作発表記者会見が行われ、主演・広瀬のほか、坂口健太郎、藤木直人、吉岡秀隆のメインキャストが登壇した。

本作は、日本人が日本の空を飛ぶことを許されていなかった戦後、空への純粋な憧れからパイロットになる夢を持っていたヒロイン・佐野小鞠が、当時の“最先端のお仕事”である、エアガール=CAとなって奮闘する姿を描いたドラマ。激動の時代を駆け抜けた人々の生き様、そして日本人が再び“空を取り戻す”までのストーリーを描く。

広瀬が、好奇心旺盛な小鞠を演じ、そんな小鞠と淡い恋を繰り広げるパイロット志望の青年・三島優輝を坂口が演じる。藤木は終戦後、吉田茂首相の右腕としてGHQと渡り合った実在の人物・白洲次郎を、そして吉岡秀隆はのちに“日本航空事業の父”とよばれる実在の人物・松尾静麿をモデルにした松木静男というキャラクターを演じている。

会見では、登壇した4人が撮影秘話をそれぞれ報告。本作でCA役に初挑戦した広瀬は、クランクイン前に現役CAから所作指導を受け、「CAさんは“気配りの塊”だなと思いました。印象的だったことのひとつが、“お客さまに無駄な筋肉を使わせない”という接客の姿勢です。おしぼりやコップを手渡すときの角度が、お客さまにいちばん近い距離なんです!」と“おもてなしの心”に感動したことを明かす。

坂口もまた、「最初にパイロットの勉強をした時点で、気配りの精神がすごく美しいな、と感じました。それまで当たり前のように飛行機に乗っていたので、その礎を築いた時代にこんなにも大変なことがあったのか!と強く感じました」と、戦後日本の空を切り拓いた人々の熱意に思いを馳せた。

また実在の人物、白洲次郎を演じることにプレッシャーを感じていたという藤木が「吉岡さんとは20年前、刑事役と犯人役で対峙したのですが、吉岡さんがそれを覚えていてくださったのが、すごくうれしかったですね。対立する役って、どこかに信頼関係がないと演じづらいなと思っていたので……」と吉岡と久々に共演できた喜びを語ると、吉岡も「ボクは白洲次郎が好きなので、藤木さんが演じてくれてうれしかったです」と応じ、「今だからこそ、困難な時代に未来を見つめ立ち向かっていった人たちがいることを見ることができるのは贅沢なこと」と、作品への思いを語った。

また、夢に向かってまい進するヒロイン・小鞠にちなんで、4人は小さい頃の夢も発表。広瀬はバスケットボールの監督になりたかったと明かしたが、その理由が「小学校時代のチームの監督が怖すぎて、怒られずにバスケを続けるためには監督やコーチになればいいんだ!と思いつきました(笑)」という意外な理由を明かす。

坂口は大好きな祖母のために介護士になりたいと文集に書いた過去を答えたほか、藤木は「消防士やスタントマン」を夢見ていたことを打ち明けたが、中でも会場を沸かせたのが、この作品にピッタリな「実はパイロットです……」という吉岡の答え。「ドラマ『北の国から』の撮影が終わったあと、ハワイに連れて行っていただいたのですが、夜、機内で眠れずにいたら、CAの方が操縦室に連れて行ってくださり、ナイショでパイロットの席に少しだけ座らせてもらって答え……航空事業に関わる人たちって紳士でカッコいいなと思いました」という吉岡の子役時代の思い出話を聞いた一同は、CAの素晴らしい気遣いに感心していた。

さらに会見では、“空”に憧れと夢を抱く主人公にあやかって、願い事を書いた紙飛行機を飛ばすイベントも。広瀬が書いた願い事は、「爪が割れやすくなりませんように」。「ドラマの撮影で手元のシーンがあるので爪も大事だなと思って……」と、理由を打ち明ける。

坂口は「どうしてもくしゃみが出ちゃうので、これが今の目標です」と、「花粉症克服」の5文字をしたため、藤木と吉岡はそろって「世界平和」とつづり、劇中では対立する間柄ですが、同世代の俳優として固く信頼しあっているところをうかがわせた。

そんな願いを託した紙飛行機を手にした4人は、司会・大下容子アナウンサーの「エアガール!」という合図のあと、高らかに「テイクオフ!」というかけ声を発しながら一斉に紙飛行機を飛ばし、願いをのせた4つの機体が会場を滑空。その直前、小学校の紙飛行機大会で優勝した経験を明かした藤木は「今日も優勝します!」と自信満々で宣言していたが、最も長い距離を飛ばしたのは坂口と判明。パイロット役を演じた坂口が面目を保つ形となった。

そんな和気あいあいと進んだ会見の最後、広瀬は「エネルギーがたくさん詰まった作品です。当時の人々の熱い思いが、とても丁寧に描かれています。ぜひ多くの方に見ていただけたらうれしいです」と思いを込めて挨拶し、制作発表をしめくくった。(リアルサウンド編集部)

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