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『JUNK HEAD』メイキング写真公開 7年かけ作り上げられた撮影手法が明らかに

  • 2021.3.10
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『JUNK HEAD』(c)2021 MAGNET/YAMIKEN

3月26日より公開されるSFストップモーションアニメ『JUNK HEAD』より、メイキング写真が公開された。

本作は、堀貴秀という一人の日本人が独学で作り始め、7年間かけて完成させたカルトムービー。総カット数1781、フィギュアはすべて手作りという狂気の愛と熱量で完成させた作品は、ファンタジア国際映画祭で最優秀長編アニメーション賞を受賞。さらに『シェイプ・オブ・ウォーター』で第90回アカデミー賞作品賞に輝いたギレルモ・デル・トロから、同じ高みを目指す才能として激賞された。

汚染された地上に住めなくなった人類は、地下開発の労働力として人工生命体マリガンを創造。そのマリガンが自我に目覚め人類に反乱し、それから1600年が経っていた。遺伝子操作により永遠と言える命を得た人類だが、その代償として生殖能力を喪失。そんな折新種のウイルスにより人口の30%が失われ、存続の危機を感じた人類は独自に進化していたマリガンの調査を開始する。ダンス講師をしていた一般市民のパートンは人口減少による収入減の為に政府が一般募集している地下調査に応募。永遠と言える命を得ていたパートンだが死を感じることで命を実感し、1600年という時間で憎しみも薄れていたマリガンたちと協力し合い、人類再生の道を探る。そして広大な地下世界の迷宮でクセ者ぞろいのマリガンとの奇想天外な冒険がいま始まる。

公開された写真には、映像として映し出されるキャラクターの構図を決めるため、実際に撮影する人形と同じアングルに立ち、カメラをセットし、シーンの演技を堀監督自らがキャラクターになりきって撮影している様子が捉えられている。この写真を実際に人形で撮影した映像にトレースし、細かい動きなどを写真と併せながら調整し、映像にしていったとのことだが、「アクションや人間ではない生き物の動きは想像で動かしていた」と堀監督は語る。

また、人形目線で撮影をする為に自作のカメラスタンドを製作したり、コマ撮り撮影は基本キーボードのテンキーを使用しシャッターを押したり、前後の画像を見比べたりするが、手の平でその操作ができるよう“テリモ”というオリジナル器具を製作したという堀監督。「普通なら1~2時間かかる撮影が“テリモ”だと10分かからずに撮影することができた」と撮影用の器具も自作していたことを明らかにした。(リアルサウンド編集部)

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