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伝説のホテリエ、エイドリアン・ゼッカが手がける旅館が尾道瀬戸田に開業。

  • 2021.3.10
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「Azumi(アズミ)」は、「アマン」の創業者であり、世界的なホテリエであるエイドリアン・ゼッカ氏とナル・デベロップメンツが立ち上げた旅館ブランドだ。その第1弾となる旅館「Azumi Setoda(アズミ セトダ)」と、銭湯付帯の旅籠「yubune(ユブネ)」が瀬戸内海のしまなみ海道沿い、心地よい潮風、青く穏やかな海、色鮮やかな樹木や柑橘類に包まれる瀬戸田に開業した。

旅館「Azumi Setoda」は50~70平米の計22室の客室に加え、庭園、あずまや、ダイニング、ラウンジ、ギャラリー等で構成される。建物は瀬戸田の地に約140年佇む邸宅「旧堀内邸」の貴重な建築様式を残しながら、京都を拠点とし伝統的な日本建築を主とする六角屋・三浦史朗氏が改装を施した。邸宅のかつての使われ方を尊重しながら、建物外観や柱、梁、石、植物など従来からそこに佇んでいたものを最大限受け継ぐかたちで、現代と未来へ継承していけるように設計。土地に根付く古き良き伝統を尊重しつつ、旅館としては新しい現代的な要素を随所に取り入れている。

旅館棟の向かいに位置する別棟の銭湯付帯の宿泊施設「yubune」には銭湯とサウナ、湯あがりラウンジ、客室14室を備える。藍染めと松の木の草木染めで作られた暖簾をくぐった先のフロントには、旧堀内邸に残されていた「新しい日、新しい風」と書かれた看板を掲げた。浴室のタイル壁画は美術家のミヤケマイ氏によるもの。瀬戸内の島々、豊かな海と生き物をモチーフにした美しく斬新な銭湯壁画が完成し、男湯には昼間の、女湯には夜の瀬戸内海の情景が描かれている。銭湯部分は宿泊客のみでなくビジター利用も可能だ。レモン風呂や塩の湯など、季節に合わせて瀬戸田ならではの体験も提案する。

旅館「Azumi Setoda(アズミ セトダ)」、旅籠「yubune(ユブネ)」

開業日/2021年3月1日(月)

住所/広島県尾道市瀬戸田町瀬戸田269

Tel./0845-23-7911(代表)

http://azumi.co/setoda

http://azumi.co/yubune

Text: Aya Hasegawa

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