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給与を上げる転職がしたいのに、ことごとく面接落ち…もやもや悩みの打開策は?

  • 2021.3.8
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仕事や家事、恋愛……と毎日頑張っているからこそ悩みは尽きないもの。GATTA読者のみなさんから寄せられた“ホンネ相談”に、SNSを中心に人気を集めるコラムニストのぱぴこさんがおくるアドバイスは……?

今回のお悩み

何度か転職をし、未経験からIT業界に入り3年目です。給料を上げたいこともあり、転職活動をゆるくしていますが、面接までは行くのにことごとくお祈りされてしまい、転職したい理由や志望動機(自分がやりたいこと)などが分からなくなってしまいました。もやもやしているのに、そこから脱却する方法が見出せません。ただ、今の会社でこのまま勤めるイメージもつきません。進む第一歩として喝を入れてほしいです…!(30代女性)

「給与を上げたい=転職を考える」は正解

仕事をする女性
出典: Mills / PIXTA(ピクスタ)

転職活動が上手くいっていないとのことで、悩みの渦中かと思いますが、転職慣れしていることもありベーシックな考え方は正しいなーと思いました。「給与を上げたいから転職」という選択肢を普通に持てる人は、レアキャラです。

まず、そういう選択肢を持てていることを前向きにとらえましょう。

面接失敗の傾向は、過去と比べてどうか?

さて、本題です。現状の転職活動がうまくいっていない。悩ましいですね。「面接まではいく」とのことなので、書類や記載されている経歴は問題ないのでしょう。また、「何度か転職をしている」「給与を上げるために転職」という観点からも、ある種の“転職慣れ”もあるかと思います。

なのに落ちる……。過去の転職活動時と比較してみてどうでしょうか? 恐らく、過去は面接でここまで落ちるということはなかったのではないでしょうか。なぜなら「面接が苦手でどう対策したらよいのか」という悩みではないからです。記載されていないので推測にはなりますが、一度振り返り、どんな違いがあるのかを考えてみるのはよさそうです。

ポテンシャル採用の時期の終わり

現在30代ということなので、職種や業種にもよりますが中堅に入っていることは間違いがありません。過去威力を発揮した“ポテンシャル採用”の魔法がとけているのです。

前回、未経験からの転職をされているとのことですが、30歳を過ぎると“未経験職種”への転職ハードルは想像以上にあがります。そのため、書類は通るし面接も過去は苦手意識がなかった……という場合に懸念として生まれるのが、「年齢に見合ったキャリア設計になっていない」もしくは「今後期待するロールの経験が少ないと判断されている」可能性です。

年齢的にマネージャーロールも見えてくるため、たとえば部下を育成した経験や、周囲を巻き込んでチームで仕事をやり遂げた経験など、“周囲と協調、調整しながら進める”仕事の期待値が高く、書類では読み取れなかった経歴を面接で確認したところ不一致が起きたことは十分ありえます。前回までの転職時の振り返りと共に、今の自分の価値、または相手に期待されている役割を理解しながら話せていたか?を考えてみることが重要です。

うまくいかないときは、一旦離れて整理するのがよい

活動しているのに成果がでないと、気持ちも沈んでいきます。ちょうど今はもやもやが溜まっていると思うので、今までの面接の振り返りやキャリアプラン設計を含めて“ゆっくり振り返る”時間を持つのがよいでしょう。闇雲に進めても思う結果は出ませんし、今までのキャリアやこれからのキャリア、何歳でいくら稼いでいたいか……などを書き出して整理するのをおすすめします。頑張ってください!

【画像】
※Mills / PIXTA(ピクスタ)

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