1. トップ
  2. 恋愛
  3. 関わるだけ損! ママ友同士のマウンティングに見る「虚しさ・下らなさ」

関わるだけ損! ママ友同士のマウンティングに見る「虚しさ・下らなさ」

  • 2021.3.8
  • 6845 views

マウンティングという言葉をご存じですか?元々は動物が自分の強さやら縄張りを誇示するための習性を意味する言葉ですが、人間社会においては単なる優越感だったり自慢話になることもしばしば……。

そんな人間社会で見られるマウンティングは、冷静になるとくだらないものばかり。

承認欲求や自己顕示欲といったものは誰もがもっているものですが、そういう部分を恥ずかしげもなくさらして自慢してくる嫌味な人には、誰だって関わりたくありませんよね。また、いちいち他人からマウンティングをされるという状況は、あまり精神的にもいい影響を生みません。

また、いちいち他人からマウンティングをされるという状況は、あまり精神的にもいい影響を生みません。だからそんな人とは関わり合いにならないことが大切。そこで今回は、焦点をマウンティングに絞って、いくつか実際に見聞きした事例を紹介していきたいと思います。

自虐風マウンティングは「付き合うだけ時間の無駄」の代表格!


一口にマウンティングと言っても、その種類はいくつかに分類されます。
たとえば男性同士の、同窓会などでよく見かけるマウンティング。
「年収ウン百万になったよ~。稼げるけど大変だ」というのは、自虐風マウンティング。
こういうのを臆面もなく披露している同級生を見るたびに「ああ、コイツ性格悪くなったなぁ」と思うものです。
もっとも、自虐風マウンティングは、なにも男性だけの専売特許ではありません。
女性であっても「私いくら食べても太れないから、せっかくかわいい服見つけても、サイズが合わないんですよー」とか。
あるいは「バストが大きいと肩は凝るし、いいデザインのブラも少ないし、本当に大変でー」みたいなものとか。
これらも立派な自虐風マウンティングです。
こういう話を聞くと「よくも抜け抜けとそんなことが言えるな」と、逆に感心しそうになります。
しかし、自虐風マウンティングなんて足元にも及ばない、強烈なマウンティングもあるんです。
それが他人をディスってから行う、超攻撃型マウンティング。
とくにこの手のマウンティングは、男性の世界ではなく、女性同士の世界……それも、ママ友界隈(かいわい)でなぜかよく目につくもの。

最強最悪! 超攻撃型ママ友マウンティングの実例!

今回このテーマのコラムを書くにあたって、筆者は子どものいる知人女性数名に、過去に目にしたママ友トラブルについて話を聞いて回りました。
すると、そこそこ笑えないレベルのマウンティング事例をゲットすることができたので、みなさんにもシェアします。
みなさん、こういったママ友には要注意です。
「見た目が完璧で、子どもを保育園に預けている間にホットヨガ教室に通うママ友が、あまりお金もない家庭のママさんに熱心にホットヨガの魅力を伝えていたの。
お金がないママさんが困っていたのに、ヨガママはまったく意に介す様子もなくて、最終的には『育児だけやってると、旦那さん浮気しちゃうよ』と笑っていた」
「知り合いの奥さんは、過去に整形していた疑惑があって。
というかもう、見た目が完全に改造人間。それなのに、周囲のあんまりキレイじゃないママの前でだけ、毎回『女性ってだけで本来美しいから、そんなに自分を卑下しないでね』と、なんの相談もされてないのに言ってくる。最悪のマウンティングだと思う」
「田舎だと、IKEAの会員であることだけで、鬼の首とったようにマウントしてくるママ友が結構いる。そして、そういうママ友だけで集まる、IKEAで買った食材をもち寄るパーティーもあるらしい」
ざっとこのような具合に、バリエーション豊かで、攻撃力の高いマウンティングのレポートを集めることができました。
男性のマウンティング合戦って、どこか子どもっぽいことが多いんです。いくら稼いだ、今日寝てない、なんていうレベルのものばかり。
だけど、女性同士のマウンティング、それもママ友界隈(かいわい)になると、家族のことや容姿、経済的なことまでマウンティングの対象が多岐にわたり精神的に疲れてしまいそう。育児で大変な時期に、こんなしょうもないマウンティングしてくる人たちと関わらなければならないと思うと、ゾッとします。

おわりに

こうしたママ友同士のマウンティングは昔から繰り返されてきたもの。
今の時代、近所付き合いもほとんどない世帯が増えているなか、ママ友のつながりは根強くあります。
先日も、出産を終えたばかりの知人女性が、入院先の病院で「休憩室はママ友を探してる女性がいっぱいいるので、よろしかったら顔を出してください」と言われたそうです。
ただ、この知人は「別にママ友なんか作らなくていい」と思って、休憩室には近寄りもしなかったとのこと。
隣近所との付き合いが希薄なご時世です。ママ友を作っても、作らなくても、あまり変わらないのではないでしょうか。
まして、ママ友界隈(かいわい)では激しいマウンティングも日常茶飯事なら、なおさらそんな付き合いは不要に感じます。
そういう付き合いで蓄積されるストレスは、育児の余裕を削ぐことでしょう。
もし、ママ友との付き合いに問題を抱えている既婚女性がいたら、思い切ってすべて断ち切る、人間関係をガラッと変えてしまう、専業主婦の方は仕事を始めるなど、心が疲弊しない“自分を守る術”を確立するといいですよ。
ただ、ママ友というのはそもそも子ども同士の付き合いもあって生まれるものですから、子ども同士が仲良しだったり、仲間はずれにされたりする心配を考えると、そう簡単に親の都合だけで縁を切る、というのも難しそうではありますが……。
(松本ミゾレ/ライター)


元記事で読む
の記事をもっとみる