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“ヘアドネーション”体験記|『美的』エディター&読者が髪で社会貢献!

  • 2021.3.8
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髪を伸ばしてみようかなという人、ロングヘアをいつかバッサリ切ろうと計画している人…その髪、病気などでウィッグを必要としている人たちに喜ばれるかもしれません。最近、インスタグラマーやモデルも参加している、「髪を提供するボランティア」。 その体験を公開!

『美的』エディター&読者が「髪で社会貢献」やってみた!“ヘアドネーション”体験記

ライターえちごの“ヘアドネ”までの道のり

海外に住む姉が「切った髪を日本の団体に寄付したよ!」と。

2017年4月まではずっとこんな感じのヘアスタイルでした。
10年以上、髪が短い私には縁遠い話。かと思いきや、息子が小1になり、何かと忙しい日々を過ごしていたら…

2017年夏に久しぶりに美容院へ行くと、tricca 代官山店の毛利俊英さんに、「結べるくらい伸びたね!」と言われ、「じゃあ、ロングを目指そうかな!」と“ヘアドネ”を目標に伸ばすことに。

でも、すぐに切りたくなりそうだったので、会う人会う人に、『“ヘアドネ”します宣言』を繰り返していました。

すると友人や姪が、「私も伸ばす!」「一緒にやりたい!」「このまま伸ばすね!」と賛同してくれ…

撮影で会った『美的』読者も、「ずっとロングだからやってみたい♪」「“ヘアドネ”気になっていました!」と、“ヘアドネ”仲間が増えました。

それから、ひたすら髪を伸ばすものの…『美的』編集部でライター仲間からは「正直短い方が似合うよ」と、いつもひとつ結びの私は、モサいと不評(泣)。

でもカラーリングのリタッチで美容院へ行ったときに、「“ヘアドネ”はカラーOKなので、ただ伸びるのを待つのではなく、伸ばす過程も楽しめば?」と言ってもらいました。

“ヘアドネ”はパーマもOKなので、ヘアアレンジがしやすいし、楽しいロングヘア時代到来!デジキュアパーマをかけました♪

髪は徐々に伸びるから、思っていたよりもドライヤーは苦にならず。それより、寝返りを打つと髪が巻き込まれツラかった…

そこで、寝るときは、三つ編みを輪にしてヤマトタケル風にしたり、

ナイトキャップでナイチンゲール風にしたり。“ヘアドネ”仲間の阿部さんに教えてもらったシルク素材で髪がツヤツヤに!

2020年12月には2年半程で、目標の31cmを楽々クリア!半年前にかけた“デジキュア”のもちがすこぶる良かった!

私が通っているヘアサロンは賛同サロンではないのですが、“ヘアドネカット”をしてもらえるか尋ねると、ふたつ返事でOKをもらえました。

いざ、断髪式へ!40cmカット!
「多毛&太毛でも、思ったより量が少ない…」

友人たちもタイミングを合わせてカットし、6人分を記念撮影。
「こんな撮影初めて(笑)」

今回私が寄付したのは、日本で初めてヘアドネーションのNPO法人を立ち上げた『JHD&C(ジャーダック)』。

ひとりずつ送るのが条件で、送料は自費。レターパックだと、送料が手頃で、追跡できるからオススメ! 一緒に同梱するのは、任意のドナーシート。HPにある用紙にドナー情報を記入。

受領証を希望する場合は…長形3号の封筒の表に自分の住所、裏にJHD&Cの住所を記入して84円切手を貼る。

後日、受領証としてオリジナルステッカーが届きます。かわいい♪

と、髪を伸ばすのもウィッグができるのも長い長い道のり。でも、誰かの笑顔につながるステキな活動に参加できて、いい記念になりました。

「“ヘアドネ”後のプロフィール写真はこれにするよ♪」

カラーもパーマもOK!髪型を楽しみながら寄付を

ヘアドネーションとは、病気やケガなどで毛髪を失った子供たちに、寄付された人毛でメディカル・ウィッグを作って無償提供する活動。日本では、初めてヘアドネーションを専門に行う団体として、2009年に大阪の美容院が母体となりJapan Hair Donation & Charity(JHD&C、通称ジャーダック)が誕生しました。

スタートした頃は、ドネーションヘア(寄付された人毛)が週に1~2件届く程度だったのが、2011年の東日本大震災の年には1日に5件、2015年には1日に30~50件にまで増え、2016年の熊本・鳥取の震災後は1日100件に。大きな災害を目の当たりにして、個々人が「自分にできることはないだろうか」と意識が高まったこと、加えてSNSの普及が重なったことで、ヘアドネーションの活動が広まったと考えられます。

JHD&Cの活動に賛同し、協力している賛同サロンのひとつ『55JET ai HAPPY HAIR MAKE』(東京・二子玉川)では、ドネーションカットを希望するお客様が毎日見えるそう。ヘアドネーション認定講師でもある代表の當間紀之さんは、「軽く引っ張ると切れてしまう程ハイダメージな髪でなければ、カラーやパーマをしていてもOK。年齢も性別も問わず、いちばん長い髪が31cm以上あればいいので、参加しやすいと思います。また、髪を寄付するだけが活動ではなく、髪が長い人に“切るならヘアドネーションをしてみたら?”と声をかけるだけでも認知度を高めてくれるので、活動に参加しているといえます」と話します。

ヘアスタイルを楽しみながら伸ばして寄付すると、大胆なイメチェンに。それが周りの人の目に留まり、髪の社会貢献の拡散へとつながります。

『美的』2021年3月号掲載
イラスト/なかきはらあきこ 構成/越後有希子、有田智子

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