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スパイク・リー&トーニャ・ルイス・リー夫妻のラブ・ストーリー

  • 2021.3.7
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ハリウッド屈指のパワーカップルの1組である、スパイク・リーとトーニャ・ルイス・リー夫妻。ここ数十年の間に数々の映画プロジェクトを成功させ、アートと慈善活動を通して社会正義について発言しながら、2人の子どもたちを育ててきました。

娘のサッチェルと息子のジャクソンが有色人種の姉弟として初めて今年のゴールデン・グローブ・アンバサダーに選ばれ、夫妻が誇らしく思っているのは間違いなさそう。スパイクはこの栄誉について『BET.com(ブラック・エンターテインメント・テレビジョン・コム)』にコメントするとともに、ブラック・コミュニティに影響を与える問題を話題にする重要性や、社会問題について家庭内でどんな会話を交わしているかについて語りました。

「子どもたちが若くて才能がある、素晴らしいアーティストに成長したのは、すべて僕の美しい妻、トーニャ・ルイス・リーのおかげだよ」とスパイク。「息子のジャクソン、娘のサッチェルがこういう人間になったのは、夕食の席で、彼らの会話をただ聞いていたことによるところが大きいんだ」。

25ans Wedding

さらに。「僕らはさまざまな問題について話し合う。僕らが生きている世界について話し合う。だから、彼らは僕の映画を見てる。妻の映画を見てる。この文化に浸ってるんだ。僕らが生きている世界にも浸ってる。だから、僕やトーニャが彼らにスピーチをしなくちゃいけなかったっていう感じはない。ただ、話し合いを続けてきただけさ」。

アフリカ系女性向けサイト『Essence』によると、ふたりの出会いの場は、連邦議会黒人幹部会の夕食会。スパイクは最初からとてもトーニャに強い関心を持っていたよう。

「お互いに通り過ぎたの。スパイクはクルッと回って私に近づいてきて、厳しい尋問をしたわけ。『君は女優?モデル?歌手?誰と来てるの?何をしてるの?恋人はいる?』って」と同サイトに語ったのはトーニャ。

当時、企業の顧問弁護士として働いていたトーニャだけど、スパイクのクリエイティビティに興味をひかれ、「ともにクリエイティブな側面を解放し」、互いのアートへの愛を通じて距離を縮めていったのだとか。そして、1993年には、出会いからわずか1年で、バージンロードを歩くことに。

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長年、ともに仕事をし続け、励まし合ってきたふたり。人種の不平等やアイデンティティ、社会正義を扱ったスパイクの作品は、映画の傑作として知られるように。アカデミー賞の受賞者でもあるスパイクの作品は多岐に及ぶものの、『ドゥ・ザ・ライト・シング』、『マルコムX』、『25時』、そして最新作の『ザ・ファイブ・ブラッズ』は特に有名 。

トーニャも、法律関係の仕事から映画産業へとキャリアシフト。現在ではTVと映画のプロデューサー、脚本家、作家として知られ、映画『The Watsons Go to Birmingham』や、テレビシリーズ『 I Sit Where I Want: The Legacy of Brown v. Board of Education』『That's What I'm Talking About』『Miracle's Boys』『Crisis in the Crib: Saving our Nation’s Babies』などの脚本やプロデュースをしてきました。

2017年には、スパイクが手がけるNetflixシリーズ『She’s Gotta Have It』のエグゼクティブ・プロデューサーも務めたトーニャ。スパイク自身の1986年の記念碑的作品をリメイクした今作の主人公ノーラの人物造形については、ふたりで一緒に考えたのだとか。

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「スパイクは本当に素晴らしく協力的な人なの」と『Entertainment Weekly』誌に語ったトーニャ。「それは必ずしも楽な作業ではなかったけれど、要するに、ノーラは1人の男性によって作られたキャラクターで、スパイクはそれをわかっていたの—それで、私はこういうコンセプトを思いついて、彼に話すと、『オーケー、それは面白いね。どうしたらいい?』って感じだった」。

また、娘サッチェルが1994年に、息子のジャクソンが1997年に生まれると、トーニャは黒人の表現という問題に正面から向き合うため、児童書を書くことを思いついたそう。

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「赤ちゃんがいて、彼女の目を通して世界を見ていると、彼女と似た外見の子どもを主人公にした絵本がないことに気づいたの。だから、『こういう本を書いてみようかしら?』って思ったわけ」(『Coveteur』に対して)。

そして、それをスパイクとともに実行し、出版したのが『Please, Baby, Please』『Please, Puppy, Please』『Giant Steps to Change the World』という3冊の絵本。クリスタル・マクラリー・アンソニーとの共著である『Gotham Diaries』という小説もベストセラーになりました。

現在では、全米黒人地位向上協会の法務局や教育基金におけるシニア・ディレクターを務めたり、保険社会福祉省が実施する乳幼児死亡率改善のための啓発キャンペーンで広報を担当したりしています。

一方、スパイクは、ステフォン・ブリストル監督によるNetflix映画『Gordon Hemingway & the Realm of Cthulhu』に関わることが先日『Deadline』によって発表されました。どうやら、ふたりの活躍はまだまだ続きそうですね。

翻訳/mayuko akimoto From GOOD HOUSEKEEPING

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