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築140年の商家がまるごとギャラリー! 岡山「アートスペース油亀」はユニークな陶器展が評判です

  • 2015.6.12
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岡山市の旧街道沿いに残るかつての油問屋。8年前にギャラリーショップ「アートスペース油亀」として生まれ変わってからは、器を中心とした興味深い企画展を次々と開催しています。さっそくお邪魔してみましょう。

ゆるゆる過ごしたい“お座敷ギャラリー”

岡山後楽園にほど近い、古くは津山往来として賑わった通りにアートスペース油亀はあります。140年前の建物全体を、当時の面影を残しながらギャラリーに活用しています。気になる屋号は、界隈の人気者「亀さん」が営んでいた「油問屋」に由来するそう。

カラカラと昔ながらの引き戸を開け、さぁ中へ。広い土間の右手側にある、油の貯蔵庫だった薄暗い一角は、引火防止のため壁や天井にブリキを張り巡らせた独特の空間で、ここだけひんやりとした空気が漂っています。

土間で靴をぬいで、一段高くなった座敷に上がりましょう。造りはうなぎの寝床のように細長く、中の間、坪庭、回り廊下から奥の間へと続きます。使い込まれた古い建物が醸し出す、穏やかな雰囲気に包まれ、自然とゆったりとした気持ちで作品に向き合うことができます。訪れた人は鑑賞の合間に座敷や縁側に腰を下ろし、くつろいだ時間を過ごしています。

カレー皿やコーヒーカップ。テーマに合わせて陶芸家が制作

こちらのギャラリーでは陶芸や絵画、写真などの企画展を月に1・2回、それぞれ10日から1か月にわたって開催しています。注目したいのはテーマを絞った器展。全国のカレー好き作家が手がける皿が、1000点も勢ぞろいする「カレーのためのうつわ展(10月)」は毎年大好評。コーヒー党の作家による「珈琲のための器展(1・2月)」もあり、コーヒーファンは見逃せませんね。

この日行われていたのは「豆花展(まめはなてん)」。日々の暮らしのなかで小さな草花に目を向けてもらえたらと企画されたもので、手のひらサイズの愛らしい花器が、個性豊かに顔を並べていました。

2015年の企画展スケジュール(予定)

●6月13日~28日/こどものうつわ

●7月11日~20日/許斐良助 うつわ展

●9月12日~23日/古谷浩一 うつわ展

●10月10日~11月8日/カレーのためのうつわ展

●11月21日~29日/寺村光輔 うつわ展

●12月12日~25日/矢尾板克則 うつわ展

アフターギャラリーのお楽しみ♪

ギャラリーをゆっくり見終わったあとに、岡山らしいおみやげを発見しました。地元ゆかりの桃太郎がデザインされたこのポストカードは、読んだら折り紙として楽しめるというアイデアもの。折り紙ユニット「COCHAE(コチャエ)」とのコラボレーション商品として常時3種類を販売しています。

「このあと、町歩きはいかがですか」とスタッフから手渡されたのは、無料配布中の「いずし散策図」。アートスペース油亀が建つ岡山市北区出石町は戦禍を免れたエリアなので、岡山後楽園までの10分ほどの道すがらに味わいのある建物や路地が残っていて、散策すると楽しいですよ。