1. トップ
  2. 恋愛
  3. 価値観の合わない彼氏と円満に別れたいとき、気をつけること

価値観の合わない彼氏と円満に別れたいとき、気をつけること

  • 2021.3.4
  • 1632 views

好きだと思ってお付き合いした彼氏でも、別れたいと思う瞬間があります。価値観が合わなかったり受け入れられない部分があったりすると、少しずつ気持ちが冷めていくこともあるでしょう。でも、自分を愛してくれる彼氏を傷つけたくないし、恨まれるのもイヤ。価値観の合わない彼氏と別れたいとき、どのように対処すればいいのでしょうか。

価値観が合わない恋愛のスタイルの違う彼氏……円満に別れたい

「半年ほどお付き合いしている彼氏がいます。

付き合う前は、話も合うしLINEや電話もまめにやり取りしていて、好きだなと実感することが多かったのですが、いざ交際が始まると『俺、本当はLINEで雑談とか苦手だし、必要な連絡以外したくないんだよね』と連絡の頻度が減るように。

実際に、私が友人とランチに行って『こんなの食べたよ』と写真を送っても『美味しそうだね』と素っ気ないひとことだけ返ってきて、スタンプもなし。毎日朝の一通だけLINEが来て、それ以降やり取りはなく、週末も一本の連絡がないまま月曜日の朝にまたLINEがくるなど、交際が始まってからは恋愛のスタンスに違いがあることを実感する時間が増えました。

『私はもっとやり取りがしたいし、寂しい』と言うと『俺は別に連絡しなくてもお前のことが好きだし、それは伝わらないの?』となかなか理解してもらえません。

『連絡してって言われるとプレッシャーになる』
『言われてLINEするのって抵抗がある』
『会えるときに会えているんだからそれでいい』

など、本当に一週間連絡なしで過ごすこともあり、彼のスタンスにはついていけなくなりました。

他愛ない話でもLINEなどで楽しみたい私と、そういう時間は『意味がない。面倒くさい』と切り捨てる彼と、どんどん心の距離が開いていって。これじゃ付き合っている意味もないし、愛情も続かないので別れたいのですが、彼のほうは今のつながりに不満がないらしく、どう切り出せば良いかわかりません。

できれば彼を傷つけたくないし、恨まれるのも怖いので円満に別れたいのですが、どうすれば良いですか?」(35歳/総務)

Shutterstock 255801109

「LINEやメールは連絡の手段」と割り切っている男性は多いですが、問題は相手の気持ちを一切受け入れようとしないところ。

どんなに好きでも、寂しさを放置されるようなお付き合いでは愛情を維持するのは大変です。お互いに違う人間なら「価値観が合わない」のはよくあることですが、いつまでも乗り越えられない「気持ちの差」は、交際そのものをやめたくなる原因のひとつになります。

ですが、別れたいけれど彼氏のほうにその気がなければ、切り出すタイミングなど難しいのが現実。

尾を引かずお別れを望むなら、中途半端に愛情を残すような言い方は避けるのが賢明です。

彼氏には「価値観・考え方が合わないから別れたい」と正直に伝える

Shutterstock 793940656

自分だけが今の交際に不満を持っており、相手はこのままでこれからも付き合っていきたいと考えているとき、突然「別れたい」と言っても彼氏が素直に受け止めるのはほとんど無理な話です。

たとえば今回の状況と違い、「彼氏のほうに何も非がないのだけど別れたい」と思うときでも、言われた側は突然の“宣告”に混乱します。別れを切り出すのは、つまり「あなたを受け入れられない」自分を伝えること。彼氏からすれば自分を否定された気持ちになるのも無理はないでしょう。

さらに「俺のどこが悪いんだよ」「勝手なことを言うな」などと身勝手でネガティブな感情をこちらに向けられた場合、別れ話がこじれるばかりかその後も一方的に恨みを持たれる可能性もあり、良い結末にはならないでしょう。このことをまずは肝に銘じておく必要があります。

たとえ寂しさを放置された痛みがあっても、終わりにするときは誠意を持って相手と向かい合うのが筋を通すということ。相手を傷つけたくないからと、「あなたに不満はないのだけど」「私が悪いの」など、別れたい気持ちをごまかすことはやめましょう。

別れる理由を伝えるとき、自分に非があるような言い方をすると、彼氏のほうは「だったらお前が変わればいいんじゃないか」と関係を放棄する姿勢を責めたくなります。

また、「俺はいい関係だと思っていたのに」と裏切られた気持ちを持ちやすくなり、そうなると「自分の悪さを棚に上げて交際から逃げ出した女」と彼のなかであなたの評価が下がることにもつながります。

彼氏に自分の気持ちを正しく理解してもらうには、正直に「価値観が合わないから別れたい」と伝えるのがベターです。お付き合いはあくまで対等なつながりです。きちんと向き合ってきた結果、これ以上は付き合えないと判断したことは、決して責められる姿ではありません。

「どこが合わないの?」と訊かれたら、これまで感じてきたことをそのまま伝え、自分がどう思ってきたか、また別れを決めた経緯なども話しましょう。

「あなたのこんなところがイヤ」
「こういう態度が受け入れられない」

など、相手を責めるような言い方をすると彼氏はショックを受けます。「彼女に否定された自分」で終わってしまうのは、その人の人格を大きく傷つくことであり、その痛みが恨みにつながりかねないので、あくまで「ふたりの考え方が違う」点を強調することが大切です。

今後の関係に期待させるのは避ける

相手を傷つけたくないと思っていると、つい「友達としてならOKなのだけど」や「これからはいいお友達として」など、別の関係ならやっていけるような発言をしてしまいがちですが、これはNGだと筆者は考えます。

あなたのことが好きな彼氏にとっては、「まだつながっていられる」という期待を持ってしまい、結局未練を残します。

あなたが本当に「彼氏は無理だけど、友達としてならいい」と思っていても、それは男性の存在を自分にとって都合よく扱うこと。

「相手はまだ自分のことが好き」という事実を無視して別の関係を期待させるのは、相手にとっては決して良い道ではありません。「価値観が合わない」を理由に別れるのだから、その事実だけを彼氏に受け止めてもらうことが、余計な未練を持たせないベストな方法だと思いましょう。

「俺が変わるから」と言われても、一度は別れる

Shutterstock 727198444

男性のなかには、「価値観が合わない」と言われると「俺が変わるから」「努力するから」と自分の態度を改善しようとする人もいます。

実際に、彼女から別れを切り出されたことで「そこまで悩んでいるとは知らなかった」と改めてショックを受ける男性の話はよく耳にすることです。

ですがここで考えたいのは、これまで不満や寂しさを伝えてきたのに、それを放置されてきたということ。

別れたいと“最終通告”しなければ苦しみに気が付かない……それは相手があなたの気持ちを軽く扱ってきたことと同じです。

本当に変わろうと思うなら、別れを切り出される前にできたはず。今になって関係の改善を提案されても、それは遅いことを彼氏には知ってもらう必要があります。

また、これまで不満などを言ってこないまま別れを告げた場合でも、ふたりの間にあった溝に気づかないような関係性なのに、これからもいい交際ができるとは思えません。

「合うように努力するから」と言われても、一度は関係をリセットすることがふたりの今後にとって大切です。

「別れたくない」とすがられて受け入れてしまうと、男性はどこかで今までの関係に甘えます。捨てられなかったことで、あなたの痛みをまた流してしまうのですね。

本当にあなたの気持ちを尊重するなら、「価値観が合わない」事実を受け入れるのが誠意のある人間。

何を言われても、関係を終わらせたいあなたの姿勢を見せることが、彼氏にとってこれまでの自分を振り返る機会になると思いましょう。

「価値観が合わない」を理由に別れることは、相手を傷つけることではない

Shutterstock 604346003

女性は「価値観が合わないって伝えるのは気が引ける」「こんな理由でお付き合いを終わらせていいの?」など、別れたいと思っても言い出せずに苦しむことがありますが、愛情を維持できないようなつながり方で関係を続けていくほうがつらいことです。

別れを切り出すことに引け目を感じるのは、「終わりにするのは嫌いになったとき」のような先入観があるからですが、自分ができる努力には限界があります。

「これ以上は無理」と実感したなら、素直にそれを伝えるのが相手に誠意を見せることにもつながります。

彼氏を傷つけることを恐れるから「こんな理由で」と悩んでしまいますが、それは相手を拒否することではなく、ただ「お互いの考え方に違いがあるだけ」と割り切ることも自分のためです。

無理にお付き合いを続けても、幸せな結末にはなりません。

きちんと自分の気持ちを伝え、「私にとって良いお付き合いではない」ことを知ってもらえれば、男性も今までの自分を振り返ることができます。

別れの痛みを恐れず、筋を通す姿勢を見せるのが、彼氏を尊重することになるのだと忘れないでくださいね。

※この記事は2019年5月23日に公開されたものです

元記事で読む
の記事をもっとみる