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春に旬を迎える「新玉ねぎ」で【肥満を抑制】体内発酵を促進するレシピ

  • 2021.3.3
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長引くウイルス感染対策によって疲れやストレスが蓄積している方も少なくないと思います。そのままだと心身の不調にもつながりかねません。そこで今回は春先に旬を迎える「新玉ねぎ」に注目。“日本一の野菜ソムリエ”と称される・関宏美さん監修の、体内発酵※を促進しつつ肥満抑制に効果を期待できるレシピをチェックしてみましょう。

※体内発酵…大腸内で水溶性食物繊維などが善玉菌に発酵され、『短鎖脂肪酸(酪酸・酢酸・プロピオン酸の総称)』など有用物質が作り出されること

体内発酵を促進する水溶性食物繊維“イヌリン”に注目!

1月~5月の収穫で旬を迎える「新玉ねぎ」。通常の玉ねぎよりも甘くてみずみずしいのが特徴で、“ビタミンB群”や“カリウム”、血液サラサラ効果で有名な“硫化アリル”、そして腸内環境を整える効果を期待できる水溶性食物繊維“イヌリン”など美容と健康に嬉しい栄養素が豊富に含まれています。

春に旬を迎える「新玉ねぎ」で【肥満を抑制】体内発酵を促進するレシピ

中でも“イヌリン”は発酵力の高い水溶性食物繊維として知られ、腸内で善玉菌のエサとなり免疫力向上、抗炎症作用、全身のエネルギー源、痩せ体質へ導くなどの様々な健康効果を発揮する『短鎖脂肪酸』というスーパー物質を生み出してくれる注目の成分です。それでは、そんな新玉ねぎを美味しくいただくべく、「新玉ねぎ+○○○」の組み合わせで肥満抑制効果を期待できるレシピを紹介します。

【肥満抑制レシピ】新玉ねぎとひじきのサラダ

ひじきや水菜などたくさんの食物繊維を摂れ、かさ増し効果でお腹の持ちも良いメニューです。

春に旬を迎える「新玉ねぎ」で【肥満を抑制】体内発酵を促進するレシピ

|材料| 2〜3人分

新玉ねぎ 50g、ひじき(乾) 10g、水菜 50g、油揚げ 1/4枚、ごま油 大さじ1、塩・こしょう 少々、すりごま 大さじ1

《合わせ酢》酢 大さじ2、しょうゆ 大さじ1、砂糖 大さじ1

|作り方|

(1)ひじきを水につけて戻し、ザルにあげて流水で洗い水気をよくきっておく。油揚げをキッチンペーパーで挟んで電子レンジで温め(約20秒)、キッチンペーパーで押さえて表面の油をとって短冊に切る

(2)新玉ねぎを薄切りにし10分程空気にさらし、合わせ酢に漬ける

(3)フライパンにごま油を入れ、(1)のひじきと油揚げを軽く塩・こしょうしながら歯ごたえが少し残る程度に炒める

(4)(3)の粗熱が取れたら(2)に加え、3~4㎝幅に切った水菜とすりごま加えて混ぜる。

※合わせ酢はポン酢やドレッシングなどお好みのものに変えてるとより手軽に作れます。また、油揚げをハムやかにかまぼこに、水菜をパプリカやかいわれ大根などに変えてもOKです

|ポイント|

玉ねぎに含まれる「アリシン」はビタミンB1の吸収率を高めるだけでなく、体内でビタミンB1と結合し「アリチアミン」となってビタミンB1の利用効率を高めます。ダイエット中は代謝をアップさせるためにも、アリシンとビタミンB1を多く含む食材(豚肉、ハム、大豆・大豆製品、ごま、玄米など)を組み合わせて摂るのが特におすすめです。なお、「アリシン」は水溶性のため水にさらすと流れ出てしまいますが、このメニューは新たまねぎをスライスし、合わせ酢に漬け、他の材料と和えることで無駄なくアリシンを摂取できます。

肥満抑制には腸内環境を整えることも大切な要素ですが、このメニューなら適度な油脂と食物繊維によって便秘解消効果も期待できます。調理も簡単なので、ぜひトライしてみてくださいね。<レシピ監修:野菜ソムリエ上級プロ 関宏美さん>

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