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収納が少ない部屋は…プロが教える「1人暮らしの部屋作り」簡単なコツ

  • 2021.3.1
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おうちで過ごす時間が増えている今、インテリアも居心地よくオシャレにしてみませんか? インテリアスタイリストの窪川勝哉さんに、アラサー女性のひとり暮らしの部屋をオシャレにするコツを教わります!

プロ直伝! ひとり暮らしの部屋でも映える部屋づくりのコツ

おうち時間が増えるなか、部屋をもっと居心地良くしたい! 自分好みの空間にしたい! と思うことはありませんか? でも、手狭なうえに、ものが多くてどうにもならない……などと、あきらめてしまっているかもしれません。

実は、プロのアイデアを取り入れれば、理想的なインテリアは簡単につくれるんです。そこで今回は、インテリアスタイリストの窪川勝哉さんに、ひとり暮らしのアラサー女性に向けた、インテリアづくりのポイントをうかがいました!

手狭な部屋は「スクエア」のスペースを作る

――ひとり暮らしだと、インテリアを凝ろうとしても狭くて空間が限られていて、やりにくいこともありますが、どんな工夫がありますか?

窪川さん 動線だけを意識せず、なるべくスクエア(正方形)に近いスペースをつくるよう家具を配置すると、過ごしやすくなります。

また視界の妨げになる場所に、背の高い家具を置かないこと。例えば、高さのあるシェルフを置く場合は、部屋の入り口となるドア側に置くようにするなどして、部屋の入り口から見たときに、空間が抜けて見えるようにするといいですね。

――もし家具の数を減らせるなら、必要最低限にするのもいいかもしれません。窪川さんに、最低限の家具をうかがいました。

窪川さん ベッド、お気に入りのパーソナルチェア、食事や仕事をするためのテーブルや机、ものを収納したり飾ったりするためのシェルフがあれば良いかと思います。

収納が少ない部屋は「天井高を活かす」「収納付き家具を利用する」

――収納が少ない部屋のインテリアのアイデアを教えてください。

窪川さん 接地面積が狭いけれど、高さのある収納家具を用意すると、天井の空間を活かせます。また収納のためだけの家具ではなく、収納付きベッドや収納付きデスクなど、収納を兼ねた家具を取り入れるのもおすすめです。

ベランダなどのちょっとしたスペースを有効活用する方法も。ボックスや収納付きベンチを用意し、なかなか捨てられないものを収納して保管するのもいいですね。

収納家具を買うことで、ものが増えていくことも考えられるので、収納家具を買わない手段も。既存の収納スペースに収まらないものは買わない、または捨てるといったルールを設けてミニマムな暮らしをするのもひとつの方法です。

インテリアに統一感を出すには

――家具や家電、カーテンなどの色や柄、素材がバラバラで、インテリアに統一感がない場合は、どうすればいいですか?

窪川さん 家具や家電を全部買い換えるのは大変ですよね。そんなときには、ファブリックの色や柄を家具に合わせて選び、統一感を演出するのがおすすめ。例えばソファとカーテンが合わない場合には、ソファに布をかけてみるなど、アレンジをすることで統一感をつくれます。

家電も、テイストに合うものは表に出しておいていいですが、合わないものは布をかぶせるなど目隠しする方法も。日用品を収納した、混沌としたシェルフなども、部屋全体の色みに合わせたカーテンをつけて面(めん)をきれいにすることで、全体に統一感が生まれます。

トレンドのくすみカラーを取り入れるポイント

――最近、メイクやファッションなどで、くすみカラーがトレンド色の一つになっていますが、もしインテリアにくすみカラーを取り入れるとしたら、どんなことに気をつけたらいいですか?

窪川さん 部屋の中の色のトーンをできるだけ統一することが大事です。くすみカラーで統一したいなら、そのトーンに合わせて家具や家電、ファブリックを選びます。このとき、よく聞く「カラーは2色以内にしましょう」などは無視して大丈夫です。

ただ、くすみカラーだけだと全体がぼやけがち。かといって、くすみカラーとはトーンの異なる原色系などの濃い色を広い面積で取り入れるのは、どうしても濃い色の印象が強くなり、くすみカラーが負けてしまいます。

ポイントは、ファッションと同じように、バランスを考えて部屋のコーディネイトをすること。取り入れたいくすみカラーと同系色の濃い色、あるいはゴールドやシルバーの小物を取り入れると、よいアクセントになります。

――ひとり暮らしの手狭な部屋でも、インテリアをオシャレにするポイントを教えていただきました。ちょっとした工夫で、意外と簡単に理想のインテリアをつくることはできるものなのですね。楽しみながら、インテリアにトライしてみましょう。

Information

教えてくれた人
インテリアスタイリスト 窪川 勝哉(くぼかわ かつや)さん

業界が注目するクリエイターで、インテリアのみならず、クラフトからプロダクト全般にも造詣が深いインテリアスタイリスト。ウォーターサーバーによる宅配水サービス「FRECIOUS(フレシャス)」の人気機種である「FRECIOUS dewo(フレシャス・デュオ)」の新色「ローズトープ」を監修。トレンドのくすみカラーに上品さをプラスし、インテリアにマッチしやすいウォーターサーバーに仕上げた。

文・椎原茜

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