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損得勘定はムダ? 悲喜こもごもな「結婚生活」の実例エピソード6選

  • 2015.6.11
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【女性からのご相談】

30歳女性です。付き合っている彼がいますが、なかなか気持ちの上で結婚に踏み切れないでいます。私自身、仕事が順調になってきて、結婚することによるメリットやデメリットを考えてしまうのです。 この気持ちの状態を打破できるきっかけが欲しいです。アドバイスをお願いします。

●A. “結婚”はメリット・デメリット抜きで考えてみましょう。

はじめまして。こんにちは。藤じゅんです。お気持ちをお聞かせいただき、ありがとうございました。

女性の社会進出が進む中、いろいろなライフスタイルが選択できる時代になりました。ですから、女性にとって“結婚”しなかったからといって後ろ指さされることはありません。どんな人生であっても、その人の心が満たされていれば良いのです。周りの目を気にする必要はゼロです。

ご相談者様は今、“結婚”に関して悩んでおられるのですよね……。

人それぞれではありますが、まずはメリット&デメリット抜きで考えてみてほしいと思います。必要最低限の生活ができることを想定したとき、共に生きていきたいかどうかというような、気持ちの問題に目を向けてみてはどうでしょうか?

●実際の結婚生活エピソード6選

私の周りにはいろいろなご夫婦がいます。時にご夫婦のなれ初めや、どうして結婚したのか、今はどうか? という話になります。その中で、私の心に残ったものをお伝えさせていだきますね。

●(1)改善を要求せず、幸せに生活

仕事も遊びもある程度経験したのち、18歳年上の当時同じ会社の管理職男性と結婚。結婚の決め手は、安定した生活。生活するにあたり、相手の行動に理解できないところは多々あったものの、改善を要求せず、自分も好きなことと子育てで普通に幸せに生活している。

●(2)自分磨きに勤しみ、離婚

20歳のとき、自分がすごく大好きだった人と結婚。相手に経済力があり、幸せな結婚生活がスタート。浮気の兆候もあったが、目をつぶり、子育てを頑張ってきた。しかし、子育てが落ち着き、同世代のお友達が社会で働いているのを目にし、自分が取り残されたような気持ちに……。結婚当初は大好きだった相手に、だんだん魅力を感じなくなり、自分磨きに勤しみ、外出が増える。結局離婚。

●(3)夫の仕事が安定せずに別居

年下の彼と結婚。結婚の決め手は自分の好みの外見であることを最優先。お互いに若かったため、結婚式を挙げられなかったが、楽しく結婚生活スタート。3人の子どもに恵まれたが、夫の仕事が安定せず、そのことがしばしば口論の原因に……。各々の実家の問題も重なり、現在別居中。

●(4)夫のモラハラで離婚調停中

30歳過ぎに、お見合いで猛烈アタックを受け結婚。決め手は、優しさとまめまめしさを兼ね備えていたから。しばらくは共働きで家事分担。数年後、当初持っていた優しさが、モラハラへ移行。5年間、子どものために……と耐えたが、精神的に限界を迎える。現在離婚調停中。

●(5)お互いを親友と呼び合う

26歳で結婚。結婚の決め手は真面目で誠実なところ。外見は自分の好みとは違う。現在もお互いを親友と呼び合うほどに仲むつまじい。子育てが一段落つき、奥さんはパートに出てリフレッシュ、休日は時間が合えば夫婦でおでかけ。

●(6)言いたいことを我慢せず、ストレスフリーな生活

お互いに一目ぼれで結婚。外見も性格もお互いの好みに当てはまり、共働きで普通に生活を始め、幸せな結婚生活がスタート。ところが、3年目位から、お互いの価値観の違いや性格が正反対のところが次々と発見され、ため息が出ることもしばしあり。

しかし、お互いに持っていないものを補ってることに気付き、問題が起きても流す術を身に付ける。言いたいことは我慢せず、すぐ相手にぶつけるため、ストレスフリーな生活。お互いにお互いを必要としている。

●“結婚”にはぜひとも前向きな気持ちで

いかがでしたか? いろいろな夫婦の背景が垣間見えたでしょうか?

“結婚”へ求めるものは人それぞれですが、生活に必要な経済力がベースに見込めるのであれば、やはり“精神的・気持ち的に幸せな結婚”を第一優先にされてはいかがでしょうか? 結婚は、共に生きていく生活の繰り返しです。

長い結婚生活、お互いに許し合い、改善し、心と気持ちが寄り添いながら生きていけるパートナーはご相談者様の人生を実りの多いものにしてくれると思います。

ご参考になるとうれしく思います。

●ライター/藤じゅん(カウンセラー)

二男二女(双子)の母。海外で出産した下3人は年子で双子。バリバリのキャリアウーマンに目指すはずだったが、結婚・出産・夫のニューヨーク転勤に伴い子育て中心の海外生活(6年間)を経て帰国。仕事から離れ、子育てを充実させようと奮闘する中で、ママ達のストレスを目の当たりにし、末子である双子の卒園を機にカウンセラーの資格を取得。以降、「ママの心の健康が大切」「ママが楽しければ子どもは幸せ」「夫婦は家族の原点」「夫との会話のススメ」「子どもが不登校になったら……」「子どもが反抗期の時は……」等、ママとなった女性の心のケア、結婚前の女性の相談に力を入れている。しかしながら、近頃は男性からの相談を通して「男性側の視点」も大切にし、どんなに小さい問題点も疎かにせず、専門分野外の「対人関係の悩み」に老若男女問わず、幅広く対応している。療法や定義に捕らわれず、日常生活の中から悩みを緩和させ、元気に明るく生きていけるようなアドバイスできる「家庭的で、身近なカウンセラー」を目標に日々精進中。

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