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アメリカでLGBTQ+の差別を禁止する「平等法」が可決、テイラーらが祝福

  • 2021.2.26
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アメリカ合衆国下院でLGBTQ+の差別を禁止するための「平等法」が可決。テイラー・スウィフトらが祝福の声をあげた。(フロントロウ編集部)

LGBTQ+の人々に対する差別を禁止する平等法が可決

現地時間2月25日、アメリカ合衆国下院にてLGBTQ+の人々を差別から守るための「平等法」が可決された。上院でも可決されて施行されれば、雇用や住宅供給の機会などのほか、宿泊施設やレストランを訪れる際に性的指向やジェンダーに基づいて差別することが法律で禁止されることになる。

画像: LGBTQ+の人々に対する差別を禁止する平等法が可決

この平等法は2019年に一度提出されていたものの、ドナルド・トランプ前政権が難色を示し、制定が遅れていた。今回、ジョー・バイデン新政権のもとで法案が正式に可決されている。

バイデン大統領は声明で次のように述べている。「すべての人が尊厳や敬意を持って扱われるべきです。この法案は、アメリカがすべての人々の平等と自由という基本的な価値観を確実に満たしていく上で重要な一歩になるでしょう」。

「平等法をこの国の法律とするために、バイデン大統領が素晴らしいサポートをしてくださったことに胸を躍らせています」と平等法を支持してきたデイビッド・シシリーニ下院議員は現地時間2月25日に述べている。「すべてのアメリカ人は敬意や尊厳を持たれるに値しますし、平等法が法律となることが重要です。一度法律となれば、LGBTQ+のアメリカ人が差別のない生活を送ることができることが保証されるのです」。

テイラー・スウィフトらが平等法の可決を祝福

性的指向やジェンダーに基づく差別を禁止する平等法が可決されたことを受けて、テイラー・スウィフトがSNSで反応。「イエス! 上院がトランスジェンダーやLGBTQ+の人たちの権利を基本的な人権と見なしてくれることを祈ってる」とツイートして、今後、上院でもこの法案が可決されることを願っていると綴った。この法案は今後、上院で議論されることとなり、無事可決されるには少なくとも野党である共和党議員10人の賛成が必要となる。

また、平等法の可決を受けて、トランスジェンダーの息子を持つシンガーのシェールもSNSで反応を示しており、「トランスジェンダーの命も大切」と書かれたGIF画像を添えた上で、可決を祝福しつつも、「『平等法』が可決された。愛する子供たちや、素晴らしいトランスジェンダーとブラザー&シスターたちがそれぞれの人生を生きることを保護するための法律が必要だなんて罪だよ」と、ようやくこのような法律が可決されたことに対する憤りの気持ちをあらわにした。

(フロントロウ編集部)

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