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習い事がマストな時代!送迎の負担減や行き帰りを安全にするポイント

  • 2021.2.25
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習い事を行う幼児や小学生が増加している昨今。年齢によっては送迎が必要となりますし、送迎が不要となり子どもだけで行き来するようになると安全であるかが心配です。送迎の負担はどうやって減らせばいいでしょうか。また一人で行く場合にはどんなことに気をつけたら良いでしょうか。

習い事をしている子どもは6割以上

未就学児から小学生までの子どもがいる親に子どもが習い事をしているかの調査をすると、習い事をしている家庭が63.4%にのぼることが分かりました。約3人に2人は習い事をしていることになります。

習い事を始めた時期については、習い事をしている家庭の内52.5%が「小学入学前」からとなっており、早い時期から習い事を始めています。1年生まででは75%の子どもが始めており、幼い時期から習い事を始める意識が高いことが分かります。

習い事別では「ピアノ教室」「ダンス教室」「体操教室」「水泳教室」「英会話」は未就学児から、「サッカー」「そろばん」「学習塾」などは小学校に入学してから習い事を始める傾向が高くなっています。

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習い事の数は、小学生では2つというのが平均的です。しかし首都圏では、その他の地域よりも習い事の数が多い傾向にあります。

送迎で困ること

習い事の低年齢化、複数の掛け持ちなどの家庭が増加していますが、そうすると大変になるのが送迎です。子どもが幼い時にはさらに、習い事を行っている間に待つ必要があったり教室に一緒に入ったりすることもあると思います。世のママは、どんなところが大変だと感じているのでしょうか。

・送迎途中で子どもが不機嫌になる

おやつの時間や昼寝の時間と送迎が重なると、子どもがぐずって大変になるという声があります。また、帰宅途中に公園などがあると寄って遊びたいと泣かれ長時間帰ることが出来なくて困るという声もありました。

・時間帯が兄弟で異なる

習い事は年代別に時間が組まれていることが多く、年齢が上がるほどに時間が遅くなる傾向があります。時間が重なればまだいいのですが、極端に空いてしまうと下の子を送り、迎えに行く際上の子を連れていき、最後に上の子を迎えに行くという3往復必要なケースなども発生します。往復が大変だからと待つと、待ち時間が長くなりますし下の子と一緒に待たなければいけなくて大変になってしまいます。

送迎の困りごと解消法

こういった習い事の大変さを解消するためにはどうしたらよいのでしょうか。

・近い場所を選ぶ

一番いいのは、近い場所の習い事を選ぶことでしょう。また、自分が運転出来るか、出来たとして車で送迎可能か(駐車するスペースなどがあるか)ということも考慮しなければいけません。バスで通うとなると運航状況が日によって変わることがありますし、自転車での送迎は天候が気になります。無理なく送迎が出来る立地であるかどうかを考える必要があるでしょう。

・ママ友と協力する

仲の良い子と同じ習い事に通うことが出来れば、送迎を行きは自分・迎えはママ友、のように分担したり、用事がある時にお願いしたりすることが出来ます。分担しない場合でも、一緒に行く・帰るなどが出来るだけで子ども同士が仲良く楽しくしてくれれば、ぐずったり親がイライラしたりということが減るでしょう。

同じ習い事ではなくても、方面や時間帯が近ければ一緒に行くことも可能です。無理にそうすることはありませんが、選択肢として頭に入れておき周囲の習い事の状況を知っておくのもいいでしょう。

・他の用事と合わせる

習い事は駅前などの立地であることが多く、他の用事を済ませやすいですね。買い物や銀行など、習い事の日に合わせて計画を立てておくと、自宅から離れている場合は何度も行かずに済み負担を減らすことが出来ます。

用事だけではなく、おやつを食べるなどの楽しみを作ると親子共にモチベーションを上げることが出来ます。コミュニケーションの時間として寄り道するのも良いでしょう。

・自宅で出来ることを考える

通信教育やオンラインレッスンなど、送迎が不要な習い事を探すのもいいでしょう。習い事のオンライン化は以前から進んでいましたが、コロナ禍によりさらに取り入れるところが増えてきました。オンラインであれば遠く離れた場所でも習うことが出来るので立地を気にしなくて良いですね。最近はオンラインのみの習い事も増えており、情報収集してみるのもいいでしょう。

子どもだけで安全に通う為のポイントとは

小学生になると、親は送迎せずに子どもが一人で通う可能性があります。通学は通学路などの決められたルートがあり、登下校班や同時刻に同級生がいるため危険性が少なくなりますが、習い事は家庭によって曜日や時間帯が異なるため決まったルートがなく地域の見守りも期待出来ないなど、事情が変わってきます。家庭でしっかりと事前の対策を練る必要があります。

大切なのはルートを決めておくことです。場所によっては色々な行き方が出来る場合もありますが、事前に決まった道を決めておき必ずそこを通る様に約束しておきましょう。災害など緊急事態が発生した際、ルートを決めておけばはぐれる確率を減らすことも出来ます。ルートを決める際に気をつけるポイントを見てみましょう。

・親子で考える

親が一方的に道を教えるのではなく、子どもの意見も取り入れながら一緒に考えてルートを決めましょう。

・実際通う曜日、時間帯に歩いてみる

同じ道でも、曜日や時間帯、つまり平日・休日や昼間・夕方などで雰囲気は異なります。人の流れや多さが違ったり、昼間は明るいと思っても夕方には意外と暗かったりということがあるでしょう。実際習い事に行く曜日と時間帯に歩いてみることで、考えていたルートよりも違うルートの方がいいということがあるかもしれません。

・遠くても明るい道を選ぶ

子どもは早く行きたく(帰りたく)て、近い道を選ぶかもしれません。しかし多少遠回りになっても明るく人通りの多い道を選びましょう。人通りが多くても、人ごみで個々の行動が見えない繁華街などは避けましょう。

・危険な所を避ける

賑わっているように見えても、一本小道に入ると人が通らず薄暗い道というのはあります。街灯が少ない、見通しが悪い、など危険な所は通らせないようにしましょう。よく車が長時間停まっているような場所もあります。不審者の可能性もあるので、そういう道も避けましょう。遅くまで開いているコンビニやスーパーがある道だと、何かあった時に駆け込むことも出来ます。

・緊急時の避難場所を決めておく

地震や災害時などの避難場所、待ち合わせ場所を事前に決めておきましょう。

ルート以外に、大前提として帰宅時は寄り道しないことを決めておくことも大切です。最近は、入退出時に親のメールなどへお知らせしてくれるサービスがあるところもあります。退出時間と実際の帰宅時間が大きくかけ離れていないか、確認する必要があるでしょう。

帰宅時間が遅い習い事の場合、親が迎えだけでもいくことが理想ですが、共働きなどで出来ない場合もあります。同じ習い事をしている近所の子がいれば一緒に帰宅してもらうよう話しておくなど、子どもが一人きりになる時間や距離を減らす工夫をしましょう。

最新の防犯対策

ルートを決め極力一人で行動することを減らしても、災害やトラブルに巻き込まれる可能性はゼロではありません。何かあった時のために、どんな対策が出来るでしょうか。

まずは防犯ブザーを持たせることです。最近は持っていない子を見ないほど、当たり前になっています。筆者の学校では入学時に学校から支給されたほどでした。持っているだけでは不十分で、使い方の確認や電池の消耗チェックなどが必要です。さらに、いざという時に使用をためらうことがない様に、使うタイミングもあらかじめ伝え理解してもらいましょう。

キッズケータイや位置情報を取得出来る端末なども普及しています。習い事に持っていく場合は、あくまで緊急連絡用であることを理解させ、習い事の間に出したり使ったりしないこと、マナーモードにしておくことを徹底させましょう。

GPSの専用端末では、子どもに持たせておくと親のスマホに位置情報を送るAIを内蔵したものなどがあります。登録したポイントに子どもが到着、もしくは出発すると通知が届くというものです。いざという時本体のボタンを数回、もしくは長押しするだけで親のスマホにSOS通知が届くというものもあります。「携帯電話を持たせるのはまだ躊躇するが、安全の為に位置情報などは取得したい」という場合に便利です。各社で様々な機能を搭載したものが出ていますので、比べてみるといいでしょう。

子どもが小さい時は必ず送迎が必要でした。就学すると子どもだけで行き帰り出来るようになりましたが、通塾を始めると時間が遅くなるため帰りは迎えに行く必要が出てくるようになりました。送迎をしない場合でも、帰宅時に家にいる必要がある、カギを持たせるなど習い事の日には時間を気にする必要があります。習い事が増えればその必要も増えますが、少しでも負担や心配を減らせるように工夫していきたいですね。

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