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東京の森林をボタニカルとする「BATH LAB GIN」。飲むことで環境保全にも

  • 2021.2.25
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東京の森林をボタニカルに使用したクラフトジンを提供する、クラウドファンディングプロジェクトが始まった。スパイスやハーブ等のボタニカル素材をスピリッツに加えて作る蒸留酒ジンだが、東京愛に溢れた「BATH LAB GIN(バス ラボ ジン)」は、東京青梅産の「スギ」と「ヒノキ」をメインボタニカルとして加え、東京の森林資源を活用することで、森林の問題や水の課題をより多くの人に周知させたいという想いが込められている。飲めばまるで森林浴のような爽やかさを感じることができ、心身ともにリフレッシュする感覚まで味わえる。そして、飲むこと自体が東京の森林や水を守ることにも繋がる。江戸時代から続く多摩地域の森林で生まれたこのジンを飲みながら、美味しい水をこの先もずっと愉しめる未来に想いを馳せ、東京の森林や水についても考えてみてはいかがだろうか。

東京愛にあふれたクラフトジン

東京青梅産の「スギ」と「ヒノキ」を原料とし、東京羽田で造られたクラフトジンを、東京で味わう。その土地の味を、その土地に居ながらにして味わうという、最高に贅沢な酒の味わい方を教えてくれるのが「BATH LAB GIN(バス ラボ ジン)」だ。「バス ラボ ジン」を手掛ける羽田麦酒は、東京都大田区に醸造所があり、さまざまな原材料を使った多くのスタイルのクラフトビールを提供してきた。2019年にはリキュール製造免許を取得し、新たにクラフトジンの製造を開始。今回、クラウドファンディングで提供される、東京の森林をボタニカルに使用したクラフトジンは、ひとくち含むと森の癒される香りが広がり、身も心もリフレッシュする感覚が得られる逸品だ。

一般に「クラフトジン」はボタニカル(草根木皮)といわれる素材そのものを漬け込んで作るので、直接的に素材の味わいや香りを味わえることが特徴。独自の風味が出やすい飲料なのだ。
この「バス ラボ ジン」の原料は、ジュニパーベリーをベースに、スギ、ヒノキをメインのボタニカル(材料)とし、スパイス、オレンジピール、レモンピールで全体をまとめたもの。スギとヒノキは東京多摩地域のものを使用している。まるで、多摩の豊かな自然で森林浴しているかのようなこのジンだけのオリジナルな爽やかさが特徴だ。

おいしい水を守り、環境保全にもつながる

ビールやジンをはじめとする、おいしいドリンクをつくるためには、必ず水が必要。そして、おいしい水は森林がつくりだしている。つまり、おいしいドリンクを愉しむためには、山や森林が重要な役割を担っているのだ。
その一方で、東京の森林は多くの課題を抱えている。東京は今、林業の就業者が減ったことで森の手入れが滞り、優れた木が産出しにくい状況にある。背景には木材価格の低迷などの問題があるのだが、そのせいで若い森林が極端に減り、高齢の森林が増加。伐採・利用・植栽・保育という循環がストップし、豊かな森林が維持できなくなっているのだ。

「バス ラボ ジン」は、東京青梅産の「スギ」と「ヒノキ」、つまり東京の森林資源を活用することで、東京の森林の課題、ひいては水の課題について広く発信することに成功している。飲むことで、環境保全にもつながるクラフトジンは、クラウドファンディング運営サイトである「ふぁんドリ」にて購入可能。
なお、調達資金の使途は、新たな次のクラフトジンの開発資金とし、東京の水や森林を守る取り組みとして、支援金の一部は寄付されるという。飲むことで、東京の環境保全にもつながるクラフトジン。美味しい水をこの先もずっと愉しむ未来に想いを馳せ、東京の森林や水についても考えるきっかけとなりそうだ。

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