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私と部屋 vol.63 日々の暮らしを彩る、ベストな香り。ルーツや旅先でのインスピレーションを添えて ー 山崎 史さん

  • 2021.2.25
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前回(私と部屋 vol.62)ご登場の忽那 洋平さん&幸希さんにご紹介いただいたのは、着付師 兼 外資系PRの山崎 史さん。
「和裁をやっていた祖母の影響で、着付け師になって8年ほど経ちます。現在は仕事の傍らアロマフォーミュレーターの見習いを勤め、学生としてアロマセラピーを勉強中。自宅で過ごす時間が増えたことで、自身が心地よく過ごすことや、気分転換に香りが活きることをより実感しています。」


史さんの暮らしの3カ条

1.香りで部屋を彩る

2.思い出のアイテムを日常生活に取り入れる

3.ビビッドカラーを差し色に遊ぶ

今の家に引っ越すタイミングで、着物を日常生活に溶け込む形でどのように見せられるか考えていた時に、東北沢のアンティーク屋さん・山本商店でこのガラスケースに出会いました。我が家を訪れた人の多くが、ここで一瞬立ち止まります。

部屋の収納が少ないので、基本的には見せる収納を心がけています。ただ見栄えのするものを選ぶだけでなく、ストーリーの強いもので部屋を彩り、当時の気持ちを思い返せるようにしています。

旅先で出会ったものを暮らしに取り入れるのも好きです。筆画で彩られているグラスは、京都旅行で訪れた割烹で出された梅酒を頼んだ際に出会った「ゆらゆら」と呼ばれるもの。真ん中には、バリ島のクラフトショップで見つけたパイナップル型のピック。カットフルーツを出す際などに用います。

玄関のドアを開けて一番最初に目にする場所には、上海のアートギャラリーで出会った椅子型の作品を。熱帯魚のタイルはオーストラリアのゴールドコーストで出会いました。下にはカンボジアのフリーマーケットで購入した象の香炉を置いています。

ベッドルームはリラックスできるよう、白や淡いグリーン、ブルーグリーンなどの寒色系でまとめています。家全体に日光が入りやすい間取りなので、光を受けながらも呼吸しやすいカラーリングを心がけています。

ベッド脇には、アメリカ留学中に出会った友人が描いてくれた私のイラストを飾っています。隣のキャンドルホルダーはポルトガルのシントラに訪れた際、ペーナ宮殿という場所で出会ったもの。

2019年夏からオーストラリア政府による発行認定のプロフェッショナルクリニカルアロマセラピストになるべく勉強しています。定期的に部屋の香りを変え、自分が本能的に欲する香りを組み合わせてディフューザーを選んでいます。

しっかりと骨筋から学ぶため、骨格模型が学びの友。ちなみに名前はジョージです(笑)。一輪挿しにはビビッドな花を選んだり、小物に赤を選んだりと、優しい色をベースにピリッとしたカラーを入れることをなんとなく意識しています。

アロマの勉強を始めて、香り(=嗅覚)が心、情緒と身体のバランスを整えることにどれほど大切な役割を担っているのかを日々感じます。30代になって一生続けていきたいと思える新たな分野に出会えたので、もっと自身を高めるべく楽しく学んでいます。

おふたりの紹介する次回のゲストは、平野みかほさんです!

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