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アラフォーの私が経験してきた「一回り年下」な彼氏との恋と本音。

  • 2021.2.24
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過去の恋愛を振り返ると、年下男性との恋がやたら多かった。姉御肌でもない私がどうして? 彼にとっては一回り年上の女性との恋愛。一回り以上年下の彼氏、そして、その年齢差って、そもそもどうなんだろう。年齢なんて関係ないって思いますか?

■付き合った男性は年下が8割

37歳になっていた。結婚紹介所からあっけなく離脱した私は、以前にように自由な恋愛・婚活に戻っていった。そういえば、なぜかはわからないけれど、お付き合いする人は年下の男性が多い。割合にして8:2くらいで年下ばかり。

年齢で選んでいるつもりはないが、ここまで偏っていると無意識化に選んでいることになるのだろうか。穏やかで優しい人とたくさん縁がある人も、不倫や浮気性の相手ばかり選ぶ人もどこか無意識化に選んでいる、または選ばれてしまうかのように。

異性として見たときに、明らかに年上の人から子ども扱いされるのは昔から好きではなかった。女性が男性からされて嬉しい行為のひとつに「頭をなでられる」という記事を読んだことがあるが、自分にとっては頭を触られないように、手が伸びてきたらふぃっと体を後ろに避けてしまうだろうと思う。逆に年下の男性が少し小生意気、とがっているぶんには「何かがんばってるなぁ。でもかわいいところもあるよね」と母性が強いのか、なぜか好意的にも思えてしまっていたので、自分の趣味嗜好も相成り、そういうご縁が多かったのだろう。

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■一回りも年下の彼氏ができたとき

とはいっても20代ではそこまで極端ではなく、年上・年下といっても1〜2歳離れている程度だった。

しかし30歳を超えたあたりから5歳下、さらに年齢が上がるにつれて、その幅は少しずつ開いていった。趣味やプライベートの友達も男女問わず年下が増えていった時期でもある。大人になれば同級生だけでなく年齢差のある知り合いが増えるのは自然なことだ。しかし、異性として意識する男性と飲みに行ったとき、相手が一回りも下=干支が一緒(!)と知ったときはさすがに多少驚いた。

しかし結果的に話も盛り上がって、正式にお付き合いすることになった。

■自慢の若い彼氏……でもすぐに疲弊した理由

ちなみに一回り下の彼氏(当時25歳)という若干のステータス(?)は一瞬心地良くもあったが、それも長くは続かなかった。どこかで彼の年齢や思考、行動に合わせて無理をしていたし、彼と同世代の女性の若さに焼きもちや劣等感を勝手に抱くという、何とも情けない気持ちになることもあった。

さらに細かいことを言うと「当時」「あの頃」の話がツーカーではないので、説明が必要なことも出てくる。たとえばテレビの話から始まり、当時流行っていたものやニュースもかみ合わない。友達なら問題ないことだけれど、彼氏となると毎回その話を知っているかどうかの確認作業はちょっと面倒だと思ったことは正直、ある。

さらに、そもそも私は姉御肌ではない。歴代彼氏には年下が多いといっても、特別しっかり者でもなく、自ら相手を引っぱることもない。そもそも引っぱる・引っぱられるというより、それなりに対等な関係が理想だと思っている。3歩後ろを歩くタイプではないが、3歩前を歩くタイプでもない。隣を歩きたい。

なぜか年下男性と縁が多いのは、相手にとって私がパッと見はスッとしたお姉さんに見えたのかもしれない。パッと見は。どこか我が道をいくタイプでもあるので頼もしく見えたのかも? たしかに年齢的には大人の女性には間違いないのだが、そこまで中身は仕上がっていなかった。

隣を歩きたい私に対し、相手は「年上のお姉さん感」を大いに期待していた様子。しかも、ちょっと気の強めなお姉さん。別れ際に「もっと怒ってほしかった」とぽつり言われたことは、いまでも覚えている。

■年下男性が年上女性に期待するものって?

世の中には年齢は関係ないと言う心優しい男性もいらっしゃるが、一般的には男性は若い女性を好むだろう。「美人な40歳と不美人な20歳がいたら、男性は20歳のほうを選びます」と結婚紹介所の人から聞かされたことがある。

あえてアラフォー女性と付き合うとなると、同じ歳や年下にはない何かを期待されてもおかしくない。知識や経験、落ち着きや器の大きさ、包容力など。これは恋人でなくとも男女問わず年上の友人に対していえることなのかもしれないが。結局のところ、年齢差しかり、お互いに相手に対する期待ばかりが強く、精神的にも自立できていなかった。理想としている付き合い方も相反するものだった。しかし当時はそこに気付かず、一回りも下の人はごめんだわ、と勝手にフタをしていた。

今でも年下の友達はそれなりにいる。このコラムを書いている最近も20代男性と飲みに行く機会が何度かあった。その中のひとりは15歳も下の男性だった。今夏には起業を目指しているだけあって知識も思考も大人びている。話題が尽きない。

しかしまだ20代ということもあって、大人びた意見とは別に、時折見せる無邪気な笑顔や、つい一生懸命しゃべりすぎている姿を見ると、あぁ、若者だなと思うこともあった。それでも一緒にいる時間は楽しかった。そもそも仕事の話に熱くなる男性は年齢問わず素敵だから。

■年齢は単なる数字。それに踊らされない私でいたい

結局のところ、年下だ、年上だなんて、勝手に年齢でくくってそれに縛られているのは自分自身なのかもしれない。いいなと思った男性が明らかに年下だとわかったときに、年齢を重ねれば重ねるほど引け目を感じることはやっぱりある。

アラフォー、結婚、出産……相手はよくても相手の親は受け入れてくれるのか、など一気に先々のことまで考えると俯いてしまう。でもそれって今日すぐに必要なことなのか? もちろん決断する時期はくるだろう。最悪の事態を予測しておいたほうが、余裕を持って覚悟ができるという考え方もある。

しかしいま、このふたりの時間を大事にせず、起きてもいない場面を想像し、必要以上に恐れているのはいかがなものか。そういう不安って相手にも伝わるし、そもそも楽しくない。

仮に年齢や子ども、相手の親などがネックで結婚に至らなかったとしても、それを乗り切れなかったわけで、そこまでの相手だったということ、バイバーイ♪ そう割りきれるくらいの自信で満ちあふれた自分でありたい。
そうは言っても私も感情の波があるので、自分への戒めを込めて。

あっ、忘れてた! いま私、彼氏募集中なんだった。

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