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春に旬を迎える「新玉ねぎ」で【免疫力UP】体内発酵を促進するレシピ

  • 2021.2.24
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長引くウイルス感染対策によって疲れやストレスが蓄積している方も少なくないと思います。そのままだと心身の不調にもつながりかねません。そこで今回は春先に旬を迎える「新玉ねぎ」に注目。“日本一の野菜ソムリエ”と称される・関宏美さん監修の、体内発酵※を促進しつつ免疫力UPに効果を期待できるレシピをチェックしてみましょう。

※体内発酵…大腸内で水溶性食物繊維などが善玉菌に発酵され、『短鎖脂肪酸(酪酸・酢酸・プロピオン酸の総称)』など有用物質が作り出されること

体内発酵を促進する水溶性食物繊維“イヌリン”に注目!

1月~5月の収穫で旬を迎える「新玉ねぎ」。通常の玉ねぎよりも甘くてみずみずしいのが特徴で、“ビタミンB群”や“カリウム”、血液サラサラ効果で有名な“硫化アリル”、そして腸内環境を整える効果を期待できる水溶性食物繊維“イヌリン”など美容と健康に嬉しい栄養素が豊富に含まれています。

春に旬を迎える「新玉ねぎ」で【免疫力UP】体内発酵を促進するレシピ

中でも“イヌリン”は発酵力の高い水溶性食物繊維として知られ、腸内で善玉菌のエサとなり免疫力向上、抗炎症作用、全身のエネルギー源、痩せ体質へ導くなどの様々な健康効果を発揮する『短鎖脂肪酸』というスーパー物質を生み出してくれる注目の成分です。それでは、そんな新玉ねぎを美味しくいただくべく、「新玉ねぎ+○○○」の組み合わせで免疫力UP効果を期待できるレシピを紹介します。

【免疫力UPレシピ】鮭と新玉ねぎのシート蒸し

免疫調整作用により体内で起こる炎症を抑制ビタミンDたっぷりの鮭と一緒に新玉ねぎをいただくレシピです。鮭1切(約100g)にはビタミンDが32㎍も含まれ、成人男女目安量5.5㎍/日の約5倍を摂ることができます。

春に旬を迎える「新玉ねぎ」で【免疫力UP】体内発酵を促進するレシピ

|材料| 1人分

生鮭 1切、新玉ねぎ 1/4個、ブロッコリー 1/5株、しめじ 1/5パック、にんじん(5mm厚の輪切り) 2枚、もやし 30グラム、塩・こしょう 少々

《タレ》新玉ねぎ おろし 大さじ2&刻み 大さじ1、塩麹 大さじ1、ミニトマト(ゼリー部分は除く) 1個、酢 大さじ1(半量にして、半量をレモン汁にしても可)

|作り方|

(1)新玉ねぎを薄切りにして10分程空気にさらし、生鮭の表面に塩・こしょうを振る。ブロッコリーを小房に切って、石突きを取ったしめじを小房に分け、にんじんを5mm厚の輪切りにし、もやしを食べやすい長さに切っておく

(2)クッキングシートを適当な長さに切り、(1)の新玉ねぎを中央にのせ、その上に鮭、ブロッコリー、にんじん、しめじを添えるように入れ、もやしを鮭の上にのせて上から軽く塩・こしょうする。両端をねじって包む

(3)(2)のクッキングシートの両端をねじって包んでフライパンに入れ、熱湯を1/4の高さまで注ぎ、蓋をして弱火で10分蒸す

(4)タレをつくり、(トマトはゼリー部分を除いて角切りにし、他の材料と一緒に混ぜる)、蒸し上がった鮭にかけていただく

|ポイント|

蒸し&おろしの新玉ねぎのW使いが味の決め手です。新玉ねぎは細かく切ったり、すりおろすことで辛味成分である“アリシン”が作られ、また空気にさらすことで“硫化アリル”に。血液の流れを良くするので血行改善につながります。

クッキングシートで包む蒸し焼き料理なので、新玉ねぎや鮭など使用する材料の栄養価も旨味も逃すこともなし。調理も簡単なので、ぜひトライしてみてくださいね。<レシピ監修:野菜ソムリエ上級プロ 関宏美さん>

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