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菅野美穂×浜辺美波「ウチの娘は、彼氏ができない!!」6話。入野くん(岡田健史)の完璧なケアがすごい

  • 2021.2.24
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熱で朦朧として事故を起こしそうになった漱石(川上洋平)は、編集長の小西(有田哲平)に助けられ事なきを得る。心配して駆けつけた碧(菅野美穂)との恋愛には「とりあえずフタ」をし、本来の関係である編集者と作家として新刊「真夏の空は、夢」の企画を進めることにする。6話は親子の愛の話であるらしいこの小説を碧が書き始められると同時に、現実の母娘である碧と空(浜辺美波)の関係は大きく揺れる回だった。

朝日新聞telling,(テリング)

O型からAB型は生まれない

空は入野(岡田健史)と二人で描いている漫画のキャラクター設定を考えている途中で、自分と母の血液型に疑問を持つ。O型からAB型は生まれないことを知った空は、確かめるために病院に検査をしに行く。ここで、悩みを聞き、病院に付き添い、AB型が確定して落ち込む空にずっと寄り添う入野の優しさがすごい。慰めて送り出した渉(東啓介)とのデートにも気が乗らず家に帰る気もせずに頼ってきた空にアパートの部屋を提供し、自分は漫画喫茶に泊まるという完璧なケアっぷり。さらに寂しくなって漫画喫茶まで追ってきて疲れて、無防備に眠る空をそっと横にさせる手つきなど、こうなるともう友人というより保護者の域だ。碧にもきちんと「お母さん僕がついています」と連絡を入れ安心させすらする。

いつもならば雲のようなベッドのある寝室で空が碧と並んでふわふわの布団に横になることで得ている安心感を、入野が肩代わりしているようにも思える。

朝日新聞telling,(テリング)

ゴンちゃん特製のスープ

対して「気持ちが溢れ出す!持たない!」というほどにときめきは感じている渉には頼れないことも顕著だった。
碧は渉との話をする空に「本当に渉先生のこと好きになったら、母ちゃんのことなんか忘れちゃうよ」と言ったが「母ちゃん」と対比しているのは渉ではなくて入野なのかもしれない。

碧は碧で空の出生の秘密を知っている「おだや」のゴンちゃん(沢村一樹)と俊一郎(中村雅俊)親子に頼る。ゴンちゃんは碧を気遣い、特製のスープを作って慰める。
碧と空の母娘の関係は揺れているが、周りにはフカフカの雲のように信頼のおける人たちがいて二人が深いところまで落ちないように支えている。
碧の書いている「真夏の空は、夢」は「天国とこの世の話なの。二つの違う世界のお話が同時進行で進んでいくの」という内容らしいが、二人がいるのはまだ雲の上、天国なのだろうか。

■オカヤイヅミのプロフィール
漫画家・イラストレーター。著書に『ものするひと』『いのまま 』など。趣味は自炊。

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