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「プチトマト」はすでにこの世に存在しないらしい

  • 2021.2.24
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[ちちんぷいぷい-毎日放送]2021年2月17日放送の「へえ~のコトノハ」のコーナーでは、同じものだと思いきや厳密には違う食べ物について調べていました。

日本言語文化学会会長石井隆之さんによると、「パスタ」とは「小麦粉をこねて作るイタリアの麺類の総称」で、「スパゲティ」は「パスタの一種で太さ2mm前後の細長い麺」のことだそう。

このように番組では、「厳密にはイコールではない食べ物」について、石井さんとスーパーの店内を巡りながら探していました。

 このトマトのこと、なんて呼んでる?

「つみれ」と「つくね」どう違う?

そこで見つけたのは「つみれ」と「つくね」。みなさんは違いがわかりますか?

石井さんによると「違いには『動詞』が関係しています」。「つみれ」は「つみいれる」=ひと口大に摘み取る(分ける)こと。一方「つくね」は「つくねる」=丸くこねる(しっかりと丸いもの)とのことでした。

つまり、丸くしないのが「つみれ」で、丸くしたのが「つくね」なのだとか。

「ミニトマト」と「プチトマト」の違いは?

「ミニトマト」「ミニ」は英語で、「プチトマト」の「プチ」はフランス語。どちらも「小さい」という意味です。

実は「ミニトマトは小さなトマトの総称で、「プチトマト」は昭和50年ごろ種苗メーカー「タキイ」が開発した小さなトマトの商品名でした。

「プチトマト」がこんなに広まった理由は、当時の団地ブームの中、「ベランダで簡単に栽培できるトマト」として大ヒットしたからだとか。

しかし、商品名「プチトマト」は現在「タキイ」で販売されておらず、世の中に「プチトマト」は存在しないそう。

番組ではさらに「サーモン」と「鮭」の違いも解説していました。

「鮭」はアニサキスなどの寄生虫をもつので生食NGですが、1986年にノルウェーで養殖された「生で食べられる鮭」が「サーモン」として日本上陸。

当時増え始めていた回転寿司の「目新しいメニュー」として大ヒット!一気に広まりました。

今まで「プチトマト」と普通に呼んでいました。スーパーに行ったら注目してみようと思います。

(ライター:まみ)

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