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鏡に映る自分の身体にOKサイン出せますか?

  • 2021.2.22
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「ええー、私ってこんな身体だったっけ?」――。試着室の鏡に映る自分を見て、愕然とした経験はないだろうか。

「もう試着室で自己嫌悪に陥りたくない」。そんな「試着室での複雑な女心」を一気に解決するために生まれた一冊がある。

J's Beauty代表・扇田純(おおぎだ じゅん)さんの本書『くびれ番長の 21日間で試着室でも自信が持てる私になる』(講談社の実用BOOK)だ。モデルも通う大人気スタジオ発「1日10分! 15の"美やせ筋"」トレーニングを一挙公開している。

真実の姿に直面する場所

福岡県出身の扇田さんは、1982年生まれ。モデル、ヨガインストラクターを経て、パーソナルトレーナーへ。2018年「ヨガ×筋トレ×マッサージ」を組み合わせた独自のメソッドを考案し、東京・恵比寿に「J's Beauty Studio」をオープン。健康的で女性らしい身体・マインド作りを得意とし、最速のトータルビューティーを提案している。

「女性にとって試着室は、(中略)偽りのない真実の姿に良くも悪くも直面する場所でもあります」

「前方、サイドにある至近距離の鏡。否が応でも自分を確認できるライティング」......。扇田さんでさえ、試着室を出てしまったことが幾度となくあるという。

そこで扇田さんは、「鏡の中の自分にOKサインが出せる身体」になるための最速のトレーニングを考案した。

理想のメリハリボディ

扇田さんは2年前に離婚。「心の傷を吹き飛ばす」ため、週2回のトレーニングに没頭したという。今ではパーソナルトレーナーとして、毎日多くの女性の身体を見ている。

そんな扇田さんが思う理想の身体とは、「適度な筋肉とともに、その人に合った体脂肪も備わっているメリハリボディ」。

メリハリボディへの近道は、筋トレで適度な筋肉をつけること。ただ、「鍛えるべき筋肉」と「鍛えなくてもいい筋肉」があるという。

本書では、数百ある筋肉のうち「どんな洋服も着こなせる美しい身体になるために絶対に鍛えてほしい15の筋肉」をピックアップ。

「1日10分からでOK! さぁ、メリハリボディに仕上げてくれる『15の美やせ筋』を鍛えて、ご自身の身体のラインをよりキレイに底上げしちゃいましょう」

太りにくく、やせやすい身体を作るには

本書は2つのCHAPTERで構成されている。

「CHAPTER1 みるみる身体のシルエットが変わる 美やせ筋15のトレーニング」では、筋肉にキャッチコピーをつけ、筋肉の知識、効果的な筋トレ法を紹介している。

■15の美やせ筋
大胸筋/僧帽筋/上腕三頭筋/三角筋/広背筋/脊柱起立筋/大臀筋/中臀筋/内転筋/大腿四頭筋/ハムストリングス/腸腰筋/腓腹筋/腹直筋/腹斜筋

たとえば「大腿四頭筋」。キャッチコピーは「食べても太らない 燃焼スピードをトップギアに」。

これは太ももの前側に位置する、面積の大きな筋肉。太りにくく、やせやすい身体を作るなら、ここのトレーニングがマスト。下半身ぽっちゃり、太りやすい、あまり運動をしない、免疫力が低い人に鍛えてほしい筋肉だという。

「CHAPTER2 女子あるあるシチュエーション別 8トレーニング」では、「勝負のとき」を後押しする、今すぐ始められるお手軽なトレーニングをセレクトしている。

■女子あるあるシチュエーション
デートの前の日/食べすぎた翌日/便秘続きでお腹が張り、気分がスッキリしない日/スキニーデニムをはく前の日/旅行で水着を着る1週間前/むくみが気になる日/女子会の前の日/キレイな人に会った日

もし筋トレをしていなければ

最後に「COLUMN 人間力が試されるこの時代を力強く、タフに生きていくために」から。

離婚後の1年はかなりダメージを受けていたものの、その経験のおかげでメンタルがより強くなったと、扇田さんは自身の逆境、それを乗り越えた心境にふれている。

「もし筋トレをしていなければ、あの状況に負けずに進んでいく強いパワーは生まれなかったと思います」

そして昨年の自粛期間中、日々の生き甲斐だったレッスンができなくなり、かけがえのない存在だった母の死にも遭ったという。

「今後も予想しないことが起きるかもしれません。そのときに柔軟に対応できる自分を備えていることが大切です。フィットネスはメンタルも強くしてくれます」

扇田さんが心の傷を吹き飛ばしたエピソードは、身体を動かすことは人生にもプラスに作用することを証明している。

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