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Wi-Fiルーターの絶対NGな設置場所5選

  • 2021.2.22
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インターネットの利用に必要不可欠なWi-Fi(無線LAN)。そのWi-Fiの電波を飛ばしてくれるのがWi-Fiルーターです。近年では自宅にもWi-Fiルーターを設置している人が大半でしょう。しかし、Wi-Fiルーターは置き場所によって電波の状態が悪くなるのをご存知でしょうか。そこで、Wi-FiルーターのNGな設置場所を5つ挙げていきます。

■1.部屋の隅

部屋の隅はWi-Fiルーターの設置場所としてはNGです。部屋の隅にWi-FiルーターがあるとWi-Fiの電波が届かない死角が生じやすくなり、場所によってはWi-Fiを使えないケースが頻発するからです。

加えて、窓際にWi-Fiルーターがあると電波が外に逃げやすくなり、さらにWi-Fiがつながりにくい状況になります。特に、窓からの直射日光が当たる場所にルーターを置くのは絶対にNG。Wi-Fiがつながりにくくなる上にルーターが壊れる恐れもあります。

■2.水回りのそば

洗面所やキッチンの流し台など、水回りのそばにWi-Fiルーターを置くのもNGです。

1つ目の理由は、湿気が多い場所であること。電子機器のWi-Fiルーターは湿気に弱いので、水回りを置き場所にするとルーターが故障する恐れがあります。もう一つの理由として、電波は水分が多い場所では弱まる性質があるため、通信が不安定になってしまう可能性があることです。

以上の理由から、水回りのそばにWi-Fiルーターを置くのは避けましょう。

■3.他の家電のそば

電波の干渉が起きやすい他の家電のそばも、Wi-Fiルーターの置き場所にふさわしくありません。

特に、電子レンジやIHクッキングヒーター、コードレス固定電話、Bluetooth機器のそばに置くのはNGです。それらの家電はWi-Fiルーターと同じ周波数を利用するため、そこから発する電波とWi-Fiルーターの電波が強く干渉しあって通信が不安定になる現象が起きやすくなります。

また、周波数が異なる電波が出る他の家電も電波の干渉がゼロではありません。Wi-Fiルーターは極力家電から離して置きましょう。

■4.床に置く

Wi-Fiルーターを床に置くと、電波が弱まる原因となります。その理由はWi-Fiルーターの電波の飛ばし方に起因しています。

Wi-Fiルーターは全方向に向けて弧を描くように電波を飛ばしますが、ルーターを床に置くと電波が床の断熱材に吸収されやすくなります。また、床に鉄筋が入っていれば電波が反射しやすくなります。いずれにしても電波が弱まる原因となってしまうのです。

それを防ぐためにも、Wi-Fiルーターは、床から1m以上の場所に置きましょう。

■5.障害物の多い場所に置く

Wi-Fiルーターの置き場所として適さない場所は他にもあります。Wi-Fiの電波が飛ぶのを妨げる障害物が多い場所です。

たとえば家具の間などの狭い空間や物が散乱して見通しが悪くなっている場所など。Wi-Fiの電波を阻害する障害物が多いと電波が弱まって不安定になり、通信状態が悪くなります。Wi-Fiルーターは障害物の少ない見通しのよい場所に置くのが正解です。

■NG場所を避けられない場合は中継機を設置する対策も

以上のNG場所を避けてWi-Fiルーターを置けばWi-Fiの電波が安定して通信状態も良くなります。とはいえ、部屋が狭い建物が多い日本で、その全てを避けてWi-Fiルーターを置くのは難しいかもしれません。

その場合は中継機を設置して通信状態を改善する対策もあります。そこは建物や部屋の状況に応じて柔軟に対応するといいでしょう。

文・大岩楓
元銀行員ライター。預金・為替業務に長く携わった経験をもとに、節約などの記事を多数執筆。現在はジャンルを広げて教育系の資格を生かした記事まで幅広く執筆。

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